ピアノを弾く人なら誰でも一度は「脱力」について考えたり、弾いていると次第に手や腕がつらくなった経験があるのではないでしょうか?

ピアノを弾くんだから、しょうがないよねって思っていませんか?音数の多い大曲なんだから、ある程度は仕方ないよねって。いやいや、でも体を壊しちゃ意味ないでしょ。もうちょっとラクにピアノを弾く方法はあるはずですよ!諦めないで。思い込まないでね。

脱!縦の動き!ピアノは回転を使うとラクに弾ける!

上の画像の、こんな右手の16分音符の動き。無意識かもしれないけれど、「指を動かそう」とすると1音ずつ、打鍵は縦(上下)の動きになってしまいます。

1音ずつ縦の動きの打鍵になると、各音の発音は元気が良いけれど、各音の主張が激しくなってしまうの。すると、音と音の横の繋がりが薄くなります。打鍵の動作も1音ごとと多くなりますから、もしこんな動きが多くなったらあなたの手は簡単に疲れてしまいます。

音は横へ、前へと流れて行くもの。軍隊の行進ではないのでね。せめて、スラー1つの中は、1つの流れ・1つの動きで。

最初の「ミー」打鍵で手を落としたら、続く音の方向へ腕の内側から回転させていけばいいのです。「ミーレファミソ」まで、内側から外側上方向へ。そこから円の上の軌道で(反時計回りのように)内側に降りてくる回転で、「そふぁみれ」をナゾってくる、そんな感じで弾いてみましょう。

これを生徒さんに体感してもらったら、なんと「あら!その次の”ドレミレード”が、とっても弾きやすくなりました♪」と。

それまでの打鍵だと、地面(鍵盤の底)を踏みしめているような感じなので「ドレミレード」を弾くために「立ち上がる」ような感覚になって、ちょっと弾きづらさがあったのでしょうね。

腕の回転を使って弾けば、「そふぁみれ」で降りてきてもそのまま止まることなく、また内側から外側へ円を描きながら「ドレミレード」と弾けるから、ね。

「なんかな〜、繋がりが薄い気がするな〜」と感じたら、縦の動きになっていないか、見てみましょ。回転させてみたらどうかしら?と、やってみてね。

ピアノのオクターブの動きも、腕の回転を使うのがポイント

こんな右手のオクターブ和音の動き。外側の音で、「れーーみど」。

「れ」から「み」へ上がるのに、その「み」から次は、「ど」へ降ります。和音の中にも音があって、それはずっと「そ」。中の音が同じという事は、その音を軸にして動けばいいので安定しそうですよ。しかし、気をつけないとその中の音に引っ張られてしまいます。無意識のうちに、鍵盤に執着してしまうのです。しがみ付いてしまう。

「れーーみ」と隣の鍵盤に移るだけなら問題には ならないでしょう。ところが、そこから三度降りなければならない。しかも、短い音価です。
気持ち焦ります。行かねば!に、なりがち。だから、指を・手を・腕をぐいっと引っ張ってしまうのね。

引っ張る・押すなど、鍵盤に執着して打鍵すると、音の響きの伸びが失われます。勿体無いでしょ。じゃあ、どうしたらいいのか?

腕の回転を使うのよ。

「れ」から「み」に向けて、内側から外側へと、下から上へと、円を描くように腕を回転させながら弾いていきます。「み」から「ど」へは、そのまま回転を止めずに、右上から左側へ円を描いて降りて行きながら、弾く。急ぐ必要も、ありません。

似たような動きに出会ったら、是非お試し下さいね。

今日のピアノ動画*ショパン「前奏曲」Op.28-13

ティブレイクです。今日はショパン様の「プレリュード」 Op.28-13。

寒い日だったので半纏を着て弾いています。着物じゃないですよ〜(笑)。

ピアノは縦の動きをやめて回転を使う事でオクターブも脱力してラクに弾くコツ!のまとめ

  • ピアノをラクに弾くコツは、縦の動きをやめること!
  • オクターブも腕の回転を使う事でラクに弾ける!

ピアノを弾く上での脱力は、「鍵盤に執着しない」のがコツです。「ちゃんと弾かねば」を取っ払いましょう。

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