ピアノを弾くのは好きなのだけれど、時々「どう弾いたら良いかわからない」とか「何をどう感じたら良いのかわからない」なんていう事はありませんか?

私達は普段から、無意識のうちに様々なことを感じているでしょう。でも無意識だったり毎日感じる事だったりすると、特別「感じ」ないのかもしれません。でも朝起きた時の気持ちも、似ているようで毎朝微妙に違うのではないでしょうか?

ピアノで何かの作品を弾く時も、同じことです。一つの作品でも感じ方は色々だし、毎日同じように感じて弾く必要もありません。でもその前に、どう感じたら良いのか?そして仕上げに向けてテンポを上げていく時に気をつけたい大事なことをお話しますね。

ピアノで曲を「感じる」3つのポイント

曲は弾いてナンボ、指を動かしてナンボではありません。「感じて」ナンボです。では、何を感じるのか?感じたら(感じられたら)いいのか?「感じる」3つのポイントとは…

  1. (今、発音した)音と(次に発音する)音の空間を感じる
  2. 拍を感じる。(拍子感。何故その拍子なの?今どの拍に向かっているのか?)
  3. フレーズの切れ目を感じる(フレーズの切れ目は「息を吸う」ポイント。息を吸うのは、実際に自分自身が息を吸うことでもあり、それに腕が連動して、実際の打鍵に呼吸を盛り込むことでもある。)

短いですが、以上。ご参考までに、是非感じてみて下さいね!

ピアノでテンポを上げていく時に大事な2つの事

 「ゆっくり練習」から、どうやって「インテンポ」へ上げていったらいいのだろう?

ゆっくり練習する事は、いろんな気づきを得られますから、とても大事です。しかし、テンポを上げる練習も意識してしていかなければ、テンポを上げるのは難しい。作曲家が指定しているテンポがあれば、なおのことインテンポに近づけたいですよね。

メトロノームで少しずつテンポ(感)を上げて行く、その事に指も脳も慣らして行くという事も必要でしょう。しかし、そうやって少しずつテンポを上げて行っても、ある時、壁に突き当たってしまう事があるかもしれません。それは

どうしても、これ以上はテンポが上げられない!という壁。もし、そうなった時に、考える事は二つです。

  1. その時の、あなたのテンポは「まだ遅すぎるのか?」
  2. あなたが弾ける限りの速さで弾いても、あなたが言いたい事は、十分に表現できているのか?

その曲の速さは、ほとんどの場合、作曲家自身によって曲の最初に速度の音楽記号で指示されています。例えば Allegro とか Moderato とか Adagio とか Lento とか。それら一つの言葉をメトロノームで見ても、結構、幅がありますよね。うーん、一体どこに合わせればいいねん?と、なります。そして、プロのピアニストのCDや、YouTubeなどの音源を聴いてしまうでしょう。

それは格好良くて素敵だけれども、「ごわ~っ!超豪速球だ~~~!」→・・・どぼーん・・・・全然違う曲みたいだ・・・と、落ち込む。

でもね、プロの演奏CDを「目標」にしてはいけません。いけないというか、目標にする必要は、ないんじゃない?特に念を押して言いたいのは、プロの演奏の「速さ」を目標にしてはいけない、ということです。もちろん、そんなプロのピアニストのCDや演奏会での演奏を聴いて、わ~!素敵!と憧れて弾こうとするのは良いと思いますよ。

だけど、あなたが弾くのは、あなたが感じて表現すること。「あなたが」です。他者のモノマネをするわけじゃ、ないでしょ?

あなたのその曲の表現・音楽をする、そこが大事なところです。それを踏まえた上でテンポを上げる。メトロノームを頼りに、少しずつテンポを上げる練習をしたとしましょう。しかし、「これ以上はなかなかテンポが上げられない!」という壁のようなものに当たったらどうする?

テンポを上げる壁にあたった時にすると良い事

これ以上はテンポが上げられない!という壁にあたったら、是非歌ってみましょう。何を歌うかって?その曲のメロディを歌うんですよ。

何故なら、歌う=あなたがその曲でどう歌いたいか、と言う事を明確にするから。

そして、もう一つ重要な事は、歌うには呼吸が欠かせないという事。1フレーズを一息で歌い切らねばなりません。しかし実際にピアノを弾く時には声を出す必要がないため、呼吸を意識していない事の方が多いです。

そのためにしっくりこないとか、聴いていて何か違和感を覚えるような演奏になる事が。それは、あなた自身が「一息に歌う」事を意識していないからだと思います。実際に声に出して一つのフレーズを一息で、歌いたいように歌う事ができれば、それがあなたにとっての最適なテンポ。

テンポだけは実際にプロのピアニストのような豪速球まで上げられても、そこに音楽がなければ、歌がなければ、何の意味も持ちませんよね。ぜひ、忘れないでいて欲しいコトです。

今日のピアノ動画*リスト「森のざわめき」

さてティブレイク。フランツ・リスト様の「2つの演奏会用練習曲」の第1曲”森のざわめき”、昔は”森のささやき”とも訳されていました。この曲、人生何度目の本番かわかりませんが久々にこの曲の本番を前にした練習模様です。練習模様ですよ、あ、2回言っちゃいました(笑)

憧れの先輩が弾いていたからなのか、この曲を弾いていたから憧れの先輩になったのか、今となってはもうあやふやすぎますが、でも、その先輩が弾いていた、というのは事実。何が人を虜に・夢中にさせるきっかけとなるか、わかりませんね。あなたのきっかけは、なあに?

ピアノで曲を「感じる」3つのポイントとテンポを上げていく時に大事な2つの事のまとめ

  • ピアノで曲を感じるポイント1は「音と音の空間を感じる」事
  • ピアノで曲を感じるポイント2は「拍を感じる」事。どこに向かって行くのかを。
  • ピアノで曲を感じるポイント3は「フレーズの切れ目を感じる」事
  • テンポを上げていく時に大事な事1は「本当に今のテンポが遅すぎるのか?」を見直す
  • テンポを上げていく時に大事な事2は「そのテンポで十分に歌えているのか?」を知ること

そして、いずれも最大のポイントは「呼吸」です。どんな時も、あなたが自然に呼吸が出来る状態で音楽になっているのか?見つめ直してみましょう。それが大きなヒントになりますよ。

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