どんなに気をつけてピアノを弾いていても、だんだん腕がしびれてくるような、重くなってくるような、大根おろしをやっちゃった後みたいな、そんな感覚になってしまう事はありませんか?

今日は、腕の力を抜けている状態を知って、程よく脱力した状態でピアノをラクに弾けるコツを知っちゃいましょう!そしたらオクターブのトレモロだって跳躍だって怖いものなし!?

腕の力が抜けている状態を知ろう!

最初は気をつけているのに、ピアノを弾いているとつい!いろんな事に一生懸命になってしまってね。(譜読みとか歌い方とか呼吸とか、ペダルとか諸々)気づいたら、腕に力が入っていた!なんて時にあなたがきっと無意識のうちにするであろうこと。

それは腕を垂らして手首からブラブラブラ~ンっと振って力を抜くとか、肩を回したりとかかな?もちろん、それは良い事。

力が入ってるなぁと感じたらやると良い事

もしね、本当に力が入ってしまって腕がしんどくなってしまったら、回復させるためにやると良い事があります。

それは、腕の外側=3の指(中指)の延長線上の腕のラインを<筋肉を分割するように>少しずつ肩の方へ向かって指圧していくの。腕がラクになるのに効果がありますよ。これは、足がむくんだ時も同じです。

脱線ですが、足がむくんだ時は腕とは逆で、足の表ではなく裏側=ふくらはぎ側ですね。足首の上あたりから膝の裏側までの一直線上を、少しずつ、筋肉を分けるように指圧していきます。それを何度か繰り返してみましょう。お風呂に入りながらやると、もっと良いですね。これは、整体師でアロマ・オイル・マッサージ師である友人から、教わったことなんですよ。

過信しないこと!

腕ですが、上でお話したようにほぐしても、いざまた鍵盤に指を乗せて弾こうとすると、もうその構え方の時点で腕や上半身のあちらこちらに力が入ってしまう事が多い。あなたはどう? 

実は、力が入っている状態を自覚していない学習者さんは多いです。だから、あなたも「わたしは大丈夫!」と過信しませんように。ピアノを弾くのは、体が資本ですからね!

子供のピアノ学習者に見られる危ない傾向

もう20年も前から、子どもの学習者たちによく見られる現象があります。

それは、ピアノを弾きながら手首が落ちてしまう子が多いという事。特に、伸ばしている音や休符で、手首が完全に鍵盤の淵に<乗っかった>状態になってしまうの。これは、決してやってはいけないことです。何故なら、そこに(鍵盤の淵に)手が乗っているのですから、ピアノを自在に弾くための自由を自分で制限することになりますよ。

自分の脱力状態を知るためにやると良い事

ではまず腕の脱力状態を知るために、やってみましょう。

ピアノの鍵盤に指を乗せましょう、いつものように。そして、鍵盤に指が引っかかった状態でぶら下がる様にして、手首と下腕を落とします。イメージは、電車やバスのつり革につかまって(あ、酔っぱらった状態がいいかも?)足で体を支えきれないので、つり革につかまっている手に重心が全部乗っている状態。

ぶら~ん、だら~ん、ぼわ~んって、体が だらしなーく全身脱力している感じです。腕をその状態にさせるわけです。指先だけで鍵盤にしがみついて、ぶら~んって。それが、腕の力が抜けている状態です。

腕は脱力しきった状態でいるけれども、指先は緊張状態にあるというのが、この状態です。指先は指圧をする時の様に、つり革に指先だけでつかまっているのと同じですね。その指先の感覚を忘れないでください。その状態で、打鍵してみましょう。

腕は脱力、指先は緊張状態だとどんな音が出るのか?

腕は完全に脱力しきった状態でも、鍵盤に触れる指先だけは緊張状態にあると、強く意思を持った音が出ます。クレッシェンドやフォルテシモなどの音を出す際に、この指・腕の状態で打鍵する方法があるという事。もちろんこの限りではありません。

もしあなたが意思の強い音を出したいわけではなかったら、指先の緊張の度合いは変わりますし、自覚できるほどに緊張していない方が良い場合も多いことを忘れないでね。いつの時も方法は一つではありません。決めつけ・思い込みは危険です。

脱力脱力と騒ぐ前に、いかに(どんな風に)自分の腕や身体に、余計な力が入っているのか?まずは、その状態を知るところから始めましょう。

オクターブ・トレモロや跳躍での脱力してラクにピアノを弾く方法

大人のあなた、諦めちゃいけません!ピアノの練習を一生懸命になってやればやるほど、突き当たる怖い壁があります。それは、一生懸命が故、次第に体中に力が入ってしまう事。どんな曲でも、大変な事・大変なフレーズはあります。いわゆる大曲や難曲じゃなくてもね。

これからお話することは、正しく理解してもらえないと逆に力が入ってしまうので注意が必要です。

「3の指に意識を置いて弾く」と、力が入るのを防ぐ事が出来ます。

3の指に意識を置くとは?

「3の指に意識を置く」、それは3の指を使わないオクターブ・トレモロとか(1と5の指で弾く、8度の「ドドドドレレレレ」とか)オクターブやオクターブを超える重音での跳躍の場合です。

例えば、右手で高音側に飛ぶ場合、無意識のうちに意識が行っている所は、右手の5の指だと思います。つまり、手・腕の外側から「えいやっ!」と飛ぼうとしている。結果、着地点失敗したり・・・そうして腕は疲労三昧、大根おろし一丁上がり!な状態に。

でもね、その時に5の指ではなく、3の指に意識を持って跳躍なりトレモロをすると、非常にラクに弾くことが出来ますよ。その上、音もバタバタとした「忙しい音」を出しません。演奏する姿を客観的に見た感じも、指がバタつかず「難しいフレーズなんだな」という印象を与えないの。なおかつ、弾いてる本人ラク。そして、テンポを上げられるようになる。イイ事づくめ!です♪

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ある日のレッスンで、大人の女性にこれを伝授したところ、

「すっごいラクです~~!
 バタバタしないし、音を外さないし!
 しかも、これだったら、もう、いっくらでも
 テンポ上げられます!って感じがしますよ!」

と言っていました。ふっふっふ・・・良かったわ、わかって頂けて。と、これを文章だけで理解してもらうのは、無理があるかもしれません。
伝わらなかったら、ごめんなさい。

今日のピアノ動画*ショパン「即興曲第2番」Op.36

ティブレイクです。今日はフレデリック・ショパン様の「即興曲第2番」Op.36の練習版を。

脱力は力が入っている状態と、抜けた状態を自覚できないと難しいもの。不要な力を取っ払ってピアノを弾くのは、気持ちいいものですよ。

ピアノで脱力!腕の力が抜けている状態を知ってオクターブ・トレモロや跳躍もラクに弾こう!のまとめ

  • まずは腕の状態が抜けている状態を知っておこう!
  • 自分は大丈夫!という根拠のない自信でごまかすのはやめよう!
  • 腕が脱力していても指先は緊張状態なのか?その度合いもいろいろだと知っておこう
  • オクターブ・トレモロや跳躍をラクに弾くには3の指に意識をおくのがポイント

さぁ、まずは体にたまっている息をすっかり吐き出す所から始めましょう。それこそが究極の脱力。そしてゆっくり息を吸って吐いていく。深呼吸を繰り返して気持ちの良い空気で体を満たして、ピアノとハグしましょうか。

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