ピアノは本当に楽しいけれど、速い音符が続くと弾きにくかったり、両手がずれたりしませんか?

どうして速い音符は弾きにくくなったりずれたりするんだろう?もしかして指遣いも関係するのかな?今日はそんな事を考えてみますよ。

16分音符の5指音階をキレイに弾く方法

ブルクミュラー「アラベスク」から

こちらは子供たちが大好きな一曲。小学校低学年くらいで、クラスに1人くらいはこの曲を弾ける子が登場。するとまるでヒーローかヒロインかのようにその子に群がって、その子が弾くこのブルクミュラー作曲の「アラベスク」を見よう見まねで弾けるようにしてしまう子どもたち。

レッスンに来ると「どうだ!」と言わんばかりの得意顔で剛速球で弾いて見せてくれる。そんな子どもたちを何人見てきたでしょうか?あなたのお教室の生徒さんたちにもいませんか?あなたのお子さんや周りの子供達にこんな子はいませんでした?ふふふ。

さて、この16分音符の「ミレドシラ」は、全て白鍵の音。しかも5音なので、両手とも指くぐりなしで一気に弾けますね。そう、「一気に」弾きたいんじゃないかしら。一気に両手の粒を揃えて軽く。ではどうしたら良いのか?

この「ミレドシラ」は、打鍵を始める前に5音に5指を乗せて、用意しておきましょう。そして息を素早く吸ったら、吐きながら一息に弾きます。

ポイントは、5音の打鍵の動きは「5回」ではなく、5音で「1回」の動きである事。呼吸を止めないでね。大事だからもう1回言いますよ。1音ずつ弾きに「行かない」でね。

ピアノは「今の弾きやすさ」ではなく「次を弾きやすくするため」に指遣いを考えるのがコツ

モーツァルト「二台ピアノのためのソナタ」第1楽章から

画像の左手に注目してみましょう。

始めの2音は同じ「シ」ですね。同じじゃーん!と同じ指を使うのはカンタン。でも、次の音はどう動いて行くのかしら?というのを見てみましょう。すると、同じ2音を同じ指で弾くので良いのかしら?と考えられないかしら?

もし、その2音が同じ「シ」だからと同じ指で弾いたら、その後の動きには大きく無駄が出てしまいます。

同じ音が続くのだからこそ、指替えは難しくありませんよね。同じ音が続くから同じ指で弾くという方がラクだと思うかもしれません。でも、その後がバタバタしてしまうのなら、何も良い事はありませんよね。同じ音なら指を変えるのは大変じゃないのですから、変えてみるのは一つの手法です。

だから指使いは「次の音を弾くための準備がしやすいかどうか?」を考えて決めよう!

音階フレーズも同じ事です。黒鍵に「1」の指がいってしまうというのは、指遣いを考えず安易に弾いてしまうから。「それでも弾ける」と言うのは、ただの思いこみです。弾くだけの意味で言えば、弾けているでしょう。でもそれが果たして音楽的なのか?美しい響きなのか?

「1」の指が黒鍵へいくというのは、それだけ前後運動・上下運動が加わるので、動きに無駄が出ます。こういう事を考慮して、あなたにふさわしい指遣いを、あなたがその作品と対峙して決めていきましょう。

今日のピアノ動画*ドビュッシー「水の反映」

ティブレイク、今日はドビュッシー様の「映像第1集」から第1曲”水の反映”をお送りします。

小さな少年がね、コンペティションで美しく奏でていたのです。彼の名前は「Mozar」と言いました。

後に彼も我が師匠の弟子である事を知りました。あの頃は、自分が恋い焦がれた師匠のピアノの世界であったから、その師匠の弟子だと知らなくてもその人の演奏に魅力を感じてしまったのは、彼らもまた師匠の世界に惹きつけられていたからかも、しれません。

ピアノで速い音符も準備と呼吸で弾きやすくなる!指遣いは「次を弾きやすくするため」に考える

  • 16分音符の5指音階をキレイに弾く方法は、打鍵を始める前に5音全てに用意しておくこと!
  • 5音の打鍵の動きは5音で1つの動きであるのがポイント!
  • 5音の打鍵は一息で一気に一つの動きで弾く!
  • ピアノの指遣いは、今ではなく次の弾きやすさを1番に考えるのがコツ!

眼の前の面倒くさい事から目を背けないで、本当に欲する事を忘れないでね。

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