装飾音とは書いて字の如く「装いに飾りをつける音」。女性の耳元を揺らすイヤリングのように、キラッと光るものだったり上品に揺れるものだったり。

でも人を飾るのはイヤリングだけではないでしょ。ネックレスも指輪もブレスレットやアンクレットもあります。それらは全て違うものだし、イヤリング一種を見ても、その形やきらめき方は様々。同じじゃないよね。一人の人が同じイヤリングを身につけるのであっても、その時に合わせる服や化粧の仕方でも、その見え方は変わるわ。

さぁ、今日はそんな装飾音、いつも同じじゃないんじゃない?rit.リタルダンドの渦中に装飾音があったらどうしよう?と、フレーズの中でグルーピングする方法について考えていきますよ。

rit.リタルダンドでの装飾音の弾き方

リスト「軽やかさ」から

この画像の、前の小節に「rit. 」リタルダンドの表示があります。リタルダンドだけじゃなく、「smorz. 」スモルツァンドの指示も。

こんな所にある「装飾音」は、たとえば、良いテンポの元気なフレーズに登場する「装飾音」とはちょっと違います。違うというか、同じに弾かない方がいいんじゃないかな?

しかも、装飾音が付いている音の次の音/この付点8分音符には、「フェルマータ」まで付いているのですから。

リタルダンドの指示があるという事は、だんだん遅く。音の動きが緩やかになっていく中で、装飾音だけが急回転するように弾いたらどう感じるでしょうか?

だから、装飾音の弾き方も一つの固定の「こうあるべき」ではありません。シチュエーションやニュアンス、あなたがその状況で感じること、心地良いなと思える感覚を大事にして下さいね。

フレーズの中でグルーピングしてピアノを弾きやすくする方法

リスト「軽やかさ」から

これで1小節。音あり過ぎよね。

こんなに音があると、音の洪水に埋もれて大事な歌の方向性が わかりにく(涙)。

そんな時には、1フレーズの中でグループ分けしてあげるとイイですよ。左手のグルーピングは、縦に赤線を引いた通りです。

リスト「軽やかさ」から

こちらも同様。ご参考まで。

今日のピアノ動画*リスト「軽やかさ」

ティブレイクは、フランツ・リストさまの「3つの演奏会用練習曲」から第2曲の”軽やかさ”。

この曲も演奏する機会の多い作品。これは2011年の東日本大震災の後、香港に住む外国の方が「日本のために」と立ち上がってチャリティ・リサイタルを開催して下さった時のプログラムから。

ピアノでrit.での装飾音の弾き方とフレーズの中でのグルーピングの方法のまとめ

  • 装飾音の弾き方は一つじゃない!
  • ピアノでの装飾音は、シチュエーションを考えてニュアンスを大事にするのがコツ!
  • 音数が多いフレーズでは、音の動きの方向を見てグルーピングすると弾きやすくなる!
  • ピアノと楽譜に向き合って、必死に指を動かしたり、指の/音の動きを覚えることだけに必死にならないでね。

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