隣り合う音を交互に弾くトリルや二つの音を交互に弾くトレモロは、ピアノで弾くのは難しくなさそう。な気がするのにね。どうしてあれ?って不思議に思うくらい弾きにくくなるのでしょう?

メンデルスゾーン「ロンド・カプリチオーソ」から

弾きにくいとか弾きやすいとか言う以前に、楽譜を見た印象として「楽譜が黒い!」かどうかも、心理的に受ける印象は大きく違うでしょう。音価の短い音符がいっぱい並ぶ楽譜や和音(重音)ばかりの楽譜は黒々していてなんか、楽譜を見ただけで圧倒されちゃいますよね。

そんな圧倒されちゃった時点で息が詰まりそうなトリル。って感じるということはもう既に「ラクに弾ける」状況から遠のいていないかしら?ちょっと落ち着いて、見直してみましょう。

ピアノでのトリルの弾き方

モーツァルト「ソナタ」K.545第1楽章から

ピアノでのトリルは(も)、頑張らない。この画像の左手部(下段)で言うと「ドレドレドレドレ」だけど、「ドレドレドレドレ」とは弾きません。って、これで伝わったら文字力すごい!w

そうね、例えばケーキを作っていて、お菓子を作っていて、クリームを塗った上に「ちょん」、と小さなフルーツを乗せるように。

クリームが、ぐちゃっとならないように、ふわっと、ちょん と。その感じが1音目の「ド」。だとすると、「レドレドレドレ」のような感じ。「ど」で沈み切らず、その後の音たちも落とさずに。腕は上げていく、或いは脇の下が広がっていくと、想像して。

ポイントは、頑張らないコト。これ重要。

ピアノで弾く三度和音トリルの指遣いを考える

メンデルスゾーン「ロンド・カプリチオーソ」から

こんな、三度音程の和音のトリル、イヤですねぇ(笑)。何がイヤってこれ、3小節続くのですよ。これを見て、先へ進めるのをやめた、という生徒さんの気持ち、その時の表情が、目に見えるようです。

指遣いの指示がありますよ。「ソとシ」を「1と4」、「ファ#とラ」を「2と3」で。これは弾きにくいと感じる人が多いのは、無理はないと思います。だって「3と4」の指は、寄り添っていて支え合っていますから。それを分離して交互に動かすと言うのは、かなり大変です。

もちろん、人によって違いますから、それ全然難しくないし、という方だって、いると思いますよ。ちなみに私は「3と4」を交互に連続で使うのは、しんどいです。絶対使わないわけではありませんが、使わない事は多い。

そんな私が使ってる指遣いは、「ソとシ」が「1と5」で、「ファ#とラ」は「2と4」です。でも、時に途中で「ファ#とラ」を「2と3」に替える事もあります。

トリルやトレモロは、それが長く続くなら、途中で使う指を替えるのは、アリよ。

と、生徒ちゃんに伝えたら、突破口が見えたような、晴れやかな表情になられ、安堵。先へ進められそう!次回はまた新しいお悩みも出てくるでしょうが、一つずつ一緒に紐解いて行きましょ。大丈夫!これを読んでおられるあなたもね。

トリルは頑張らないのがコツ!

バッハ「インヴェンション第7番」から

トリルは、いっぱい入れよう(弾こう)としなくて、いい。トリルは、このフレーズのメインなのだろうか?歌は、どこにあるのだろう?って、考えてみよか。トリルは、技レースじゃ、ないからね。マシンガンのように、頑張って打鍵しなくて、いいんだよ。

歌を、聴いてみようか。そうしたら、トリルも頑張らないで弾けるよ。

今日のピアノ動画*ラヴェル「ボロディン風に」

ティブレイクは、ラヴェルさまの「ボロディン風に(ボロディンのスタイルで)」。

今日はどんなピアノを弾いてみましょうか。新たな挑戦もいいし、寄り添ってきた音楽と戯れるのもいいよね。今日のあなたに心地良い音楽を!

ピアノでトリルを頑張らずにラクに弾く方法のまとめ

  • ピアノでトリルをキレイに弾くのは頑張らないのがコツ
  • ピアノで弾くトリル(和音のトリル)は指遣いを固定する必要はない!
  • トリルはスピード競争ではないことを覚えておこう
  • トリルは主たるメロディなのか彩りを添えるものなのか?考えてみよう

ピアノを弾く上でのどんな問題にも共通するのは「頑張りすぎない」コトと「固定観念を取り払う」コトですよ。

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

無料メールマガジンのご案内

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が、あなただけにお送りする無料メールマガジンです。

ピアノ練習法・打鍵・体の使い方や精神コントロールについて、ここだけのお役立ち情報をお届けしていますので、是非登録してみてくださいね。

メールアドレス

配信停止は、いつでもできます
迷惑メールは一切配信されませんので、ご安心くださいね

powered by まぐまぐ!
スポンサーリンク