ピアノで跳躍と言うと、何だかとても難しいテクニックのように感じてしまうでしょうか?

でも、実際は大した跳躍のようには見えない音の動きでも、それまでとの手指の広げ方・音程の開き方が変わるだけで、ものすごく弾きにくいと感じたり、音を外しがちになったりと難題として降り掛かってきます。

いやーもう!やめてぇええーーー!みたいな。

でもね、どんなに大変で弾けないよっ!と感じてしまう跳躍だって、見方次第・考え方・捉え方次第でうんと弾きやすくなりますよ。

ピアノでの跳躍は急がないのがポイント

シューベルト「即興曲第4番」Op.90-4から

画像の上の段=右手、3連符での動きですが、拍頭の「4分音符でもある音」だけで言うと以下のようになっています。

  • ミーラーソー|ファーレーシー|シーラーラー|ラーソーソー
  • ミーラーソー|ファーファーレー|レードードー|ドーシーシー

と、このようにね。ファーレーのところと、ファーファー(オクターブ上)の所の音程が開いていますよ。音程が開くと弾きにくいです。焦りますよね。そして音がジャンプして切れたり雑になります。問題にするほど大した音程の開きではないようにも思えるのですが、こういう所が「跳躍大変!」になるトコロですよ。

音程が開いている所の捉え方(グルーピングの方法)

こんな所はね、こう捉えてみましょうか。

  • 「ミーラーソー|ファー」「レーシー|シー。。。」
  • 「ミーラーソー|ファー」「ファーレー|レー。。。」

音の進行、同じ方を向いている音同士でグループ分けをするのです。そうすると自然だし、弾きやすい、分かりやすくなります。

何より音程が開いているというのは、自分の喉を使って声を出すことを想像して欲しい。カンタンな事ではないよね。

音程が開いている時は大事に。音の向きが同じものでグループ分けするとわかりやすいですよ。

跳躍の具合をイメージしてみよう

ピアニシモから徐々にクレッシェンドして盛り上がってきました!その終盤です。なんとフォルテシモ!

この画像の次の音が頂点。ここまでは両手共に8分音符で動いてきましたが、このようになりました。さぁ、左手は1拍ずつ跳躍ですよ。

このような跳躍では、「音をとること」に意識がいきがちです。でもね、音が鳴ればいいというものではないでしょ。どうせ弾くなら、素敵な音にしましょ♪それぞれの打鍵を大事にね。

打鍵のイメージは、トランポリン。トランポリンってね、ジャンプして落ちて来て、足がトランポリンに触れたらすぐまたジャンプじゃないよね?一度、足が(体が)トランポリンに、にょにょにょ~んって沈むでしょ?そしてその反動で体がまた上がっていく。

それと同じよ~~!その時の足や体の関節って、直立不動みたいにはなってないよね?この左手、低音の打鍵をする時はね、手首やヒジの関節を柔軟に使ってね。力入れて固めないの。柔らかくして。打鍵で一度手は沈むの。手首を使ってね。

でも、沈んだ所で止めないのね。動きを止めないで、沈んだら上がって来る。これ、一連の動作だよ。そうするとね、音も、ちゃーんと、ゆるやかにバウンスして上がっていくよ。綺麗に響いていくよ。

この画像のような跳躍は、まるでトランポリンのように、腕の関節を柔軟に使うと素敵な響きが出てくるよ。

今日のピアノ動画*ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ」Op.10-2第1楽章

ティブレイクは、ベートーヴェン様の「ソナタ第6番」Op.10-2の第1楽章です。

ベートーヴェンのソナタはどれも好きですが、この1曲は思い出深いソナタの一つです。いろんな光景が蘇ります。懐かしいなぁ。

ピアノで跳躍をキレイに聴かせる方法のまとめ

  • ピアノでの跳躍は、場所(音程)が離れているから急がなきゃ!と焦るのをやめてみよう
  • 実はその音程の開きは大したコトではない、という事を知っておこう!
  • 音程が開いている所の動きは、音の動きをグルーピングすることでラクに弾ける!
  • その跳躍は、どんな動きをするのかイメージを明確にするのがラクに弾くコツ!

跳躍は急がなくていい。跳躍こそ大事に時間をとると、暖かさや包容力が生まれますよ♪

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