ピアノを弾いていると、もはやどんなフレーズが弾きやすくて、どんなフレーズやシチュエーションが弾きにくいのか、わからなくなるかのように頭が混乱してしまうことはありませんか?

リスト「パガニーニの主題による変奏曲」から

さぁ。そんな、モヤモヤするフレーズを、あなたは放置する?それとも、この際、徹底的に追求してみますか?今日はそんなあなた様のヒントになれば、というお話をお送りします。

ピアノでの音階フレーズは弾きやすいからこそ気を使おう!

ショパン「バラード第1番」から

上の画像で言うならば、右手は全てが音階の動きになっていますね。「ふぁーみーれー」と2度ずつ順序よく下降する動きは音階、8分3連符の「どれど」も2度上がって2度降りての音階、「しどれみ」も音階。

こんな音階フレーズの中で気をつけたい事・気をつけられたらきっともっと素敵になるよ!というポイントがあります。

こんな音階フレーズでは、可哀想な目に遭い易いのが、4分音符で下降する「ふぁーみーれー」。どうしてこの「ふぁーみーれー」が可哀想なのは何故でしょう?

  • このフレーズの中で一番音価が長いから弾きやすい
  • 音が降りていくから弾きやすい
  • その後には音価が短くて「向かっていく」フレーズがあるから、気持ち無視されやすい

というわけです。「弾きやすい」から可哀想って一体?と思うでしょうか。実際に弾きやすいところでは、それらの音を紡いで(弾いて)いく最中、気にかけてあげることは少ないと思います。意識が薄いとでも言いましょうか。

音価が長くなる所で気をつけるとあなたのピアノが素敵になる理由

音価が長いということは、それぞれの「音と音の間」があるということ。音が響いて行く空間があるんです。それなのに、弾きやすいからと、気にも留めないで弾いてしまう(ただ音を並べてしまう)なんて、もったいないわ!

あなたがピアノを弾く時に、音価が長くなって動いていくところこそ、大事に大事に、音をつなげていきたい。そうすることで、あなたが弾くピアノ(演奏)は、他の誰かとは違うステキな空間と響きを出す輝きを生み出しますよ。

もう一度、ポイントをお伝えしますよ!

  • 弾き易いところこそ、簡単に弾かない
  • 弾き易いところこそ、安易に弾かない
  • 弾き易いところこそ、気をつかってあげよう!

忘れないでね♪

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ピアノで装飾音が変なリズムにならないようにするためには?

ピアノを弾いていて、装飾音が出てきましたよ。さぁ、そんな時、あなたの頭の中では楽譜に書かれているような音の動きをイメージ出来ているのにも関わらず、なんだかどこかに偏ってしまったかのような変なリズムになってしまっているとしたら?

それはね、やっぱり「呼吸と捉え方」次第というか、それが原因なんです!

上の画像のメロディは「しっどっれっみっ|ふぁっみっふぁっそっ~」ですよね。だけど、そこに装飾音が入ると、

「しっどっれっみっ|ふぁそふぁっみっふぁっそっ~」となりますよ。この装飾音がもしも1音のみで、ふぁっ」となるなら、問題はないかもしれません。だーけーど!装飾音は2音あるのです。「ふぁそ」という装飾音が8分音符「ファ」に付きますよ。

するとこんな問題が。途端にリズムが崩れてしまい、8分音符「ファ」の次の「ミ」と合わせて、「ファソファミ」という16分音符になりがちなんです。

では、それを回避するにはどうしたらいいのでしょうか?

装飾音が変なリズムにならないようにするためのコツとは?

ピアノで弾く装飾音が変なリズムにならないようにするためのコツ・キーポイントとは、まさに!「呼吸」

メロディ自体は(装飾音を抜きにして)「しっどっれっみっ|ふぁっみっふぁっそっ~」。これを「しっどっれっみっ」と「ふぁっみっふぁっそっ」の二つに分けて”捉える”。これがコツです。

つまり、二つ目の「ふぁっみっふぁっそっ」に入る前に、ほんの一呼吸入れる・吸い直すと解決しますよ。言い換えれば、「しっどっれっみっ」と「ふぁっみっふぁっそっ」を「別物」=「別フレーズ」と考えて、二つ目の「ふぁっみっふぁっそ」へは、「改めて入り直す」と考えてみましょう

ふふふ、コツはそれだけでーっす。何事も、視点を変えるだけで、随分変わる/弾き易くなるものですよ。

ピアノでの複数の音の動きは、会話を想像してみよう!

リスト「パガニーニの主題による変奏曲」から

オジさんの会話を想像してみて?

画像の左手は、一人で飛んでるわけじゃないよ。二人のオジさんが会話してるって想像してごらん。右手は嵐。。。とか言うと、以前、アイドルの嵐を想像してキョトンとした生徒がいたっけ。あの子もこの曲をレッスンしていたなぁ。。。おっと、失礼。でもね、あなたの音楽力を上げる最大の武器は、「想像力を上げること」「イメージ(想像)の世界に入っちゃうこと!」ですよ。

ピアノで弾きやすい所や装飾音が入る所での危険を回避する方法のまとめ

  • ピアノの音階フレーズでは、音価の長い音の動きに気を配るのが、音の響き・広がりをふくらませるコツだ!
  • ピアノで装飾音が変なリズムにならないようにするコツは、呼吸を考え意識すること!
  • ピアノで複数の音の動きは、様々な登場人物の会話を想像するのが表現をふくらませるコツ!

どうやって弾いたって音は出るし、譜読みがある程度出来て指がそこそこ動けば、「っぽい演奏」は出来ちゃうのがピアノです。それだって悪くはありませんよ。それであなたが幸せならいいんです。だけど、もしもあなたが、もっと今よりステキに弾きたいと思うなら、改良の余地はたくさん!まずはこの記事を実践してみましょう♪

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