ピアノで弾くオクターブ・トレモロが続くフレーズは、無意識のうちに力が入ってしまいがちです。そして気張って気力だけで弾き切り、腕を傷める事が多いもの。曲の格好良さと腕のキツさを天秤にかけて、それを弾けている(と思い込んでいる)自分が格好いいだろう方を選んでしまうのだ。

ツライのは今だけ。すぐ大丈夫になるさ、と。あなたはピアノを弾いていて、そんな事を感じたことはありませんか?

ベートーヴェン「悲愴ソナタ」第1楽章から

でもね、力が入った状態で、コントロール出来ずで出てくるピアノの音はキツイの。聴いたらわかっちゃいます。そして何より、腕を傷めたら大変!

今日はそんなピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾く3つのコツをお話しましょう。

ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾くコツその1は、体の軸に気をつけろ!

というわけで、オクターブ・トレモロをラクに弾くコツその1!それは、体の軸を真っ直ぐにすること。

ただし「体の軸を真っ直ぐにすること」とは、背筋をピシッと伸ばしなさい、という意味ではありません。

  • 前傾しない
  • 左右どちらかの肩が上がってる(下がってる)事のないように
  • アゴを引く(頭を体の前に落とさない)

以上の点を、気をつけてみてくださいね。言われた時は気をつけられるのに、ものの8小節もすると、元に戻りやすい。なので、鏡を置くか自分の演奏姿を録画してあなたがどんなふうにピアノを弾いているのかを客観視することもオススメ!

ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾くコツその2は背中の肉だ!

さてオクターブ・トレモロをラクに弾くコツその2は、背中の肉を落とす!こと。

これはね、いつも生徒の体に触れながら説明するのですが、先日は「ほとんど日本に住んだことがない(ほぼ海外暮らしの)男子中学生」にも理解してもらえました。

「背筋を落とす」 と言うのですが、それよりも、「背中の肉を落とす」と言った方がわかりやすいようです。

あのね、温泉に入った時の上半身・背中・肩の感覚を想像してみて。思い出してみて。背中をこの時の状態に出来ると、肩から下の力は抜けています。そして、その状態になるためには、「ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾くコツその1」が必要だったの。

このコツその2が一番難しいかもしれません。まずは背筋が落ちている状態を自覚できるまでが、一つの壁かも。でもね、まず、それを自覚できないと「だから脱力出来てラク!」を感じて頂けません。

クマさんやパンダくんがでれ~っと無防備に座ってる、あの感じを想像して(^.^)

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ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾くコツその3は、肘がキモ!

最後です。オクターブ・トレモロをラクに弾く3つめのポイントは、肘!ひじ!!ヒジがキモ!!! 

脱力している状態の時、腕はダランと落ちています。はい、ピアノを弾きます!手を鍵盤に乗せて~♪すると、途端に力が入ってしまう方の多いこと。ただ手を鍵盤に乗せるだけで、腕は脱力のまま・・・ということは、肘は真っ直ぐに落ちているはずです。

もし、少しでも外側へヒジが出ているなら、力が入っていてヒジでエネルギーを止めている状態です。

  • 肘は落とす。
  • トレモロの音が動く時、外肘から腕を連れていかないコト。
    **移動はヒジの内側から。そして「1」の指から先導して動くという考えを、捨てるコト。
  • 音の移動を、上半身で引っ張らないコト。

実際にはもっと細かく意識をどこに置くか?という注意点があります。しかし、一度に受け取る情報量が多いと消化しきれないので、ココまでにしておきますね。レッスンでは漏れなく全てお伝えしていますよ。

もしレッスンに興味があるようでしたら、こちらのレッスンについてのページを御覧くださいね。

今日のピアノ動画*スクリャービン「2つの詩曲」Op.32

ティブレイクは、スクリャービン様の「2つの詩曲」Op.32。

私が初めてスクリャービンの作品で惹かれた曲です。

ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾く3つのコツのまとめ

  • ピアノでオクターブ・トレモロをラクに弾くコツ1は体の軸に気をつけること!
  • オクターブ・トレモロをラクに弾くコツ2は背中の肉・背筋に意識を置く事!
  • オクターブ・トレモロをラクに弾くコツ3はヒジの位置・動きに気をつけること!

意識の置きどころを少し変えるだけでも、うんと弾きやすくなったりその逆も。何でも固定観念にとらわれず柔軟にトライしてみたいですね!あなたのピアノ・ライフがもっと楽しくなりますように!

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