ピアノで弾くアルペジオと言っても、そのアルペジオの音の動きはフレーズによって様々。あのアルペジオ・フレーズは問題なく弾けるのに、こっちのアルペジオ・フレーズはどうして弾きにくいんだろう?なんて思うことはありませんか?

ショパン「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章から

さて今日はそんなアルペジオをラクに弾く方法を考えてみましょう。

アルペジオで音を動かしたかったら腕の動きを止めないのがポイント

リスト「軽やかさ」から

問題は、画像の中の赤で○をしている所のお話です。

まず右手から。和音を下の音から上に向かって、その和音をくずして弾く「アルペジオ」。こんなアルペジオは、最高音を打鍵したら、それで終わりにしないのがポイント。何故なら、最高音に達した所で腕の動きを止めてしまうと、音が止まってしまうから。

理由はもう1点あります。それは、腕の動きを止めてしまうと次の音への準備ができないということ。

こんな場合のアルペジオは、ピアノ上で横移動するのではなく、回転を使いましょう。上下左右の回転です。

アルペジオの打鍵と、その次の音の打鍵への「動作」を分けない。これがポイント。

左手の休符も、同じことですよ。トリルを弾き終わっての休符。その休符の後、同じ音のトリルから始まります。同じ場所だからといって、そこで「止まったまま待機」しないのがコツ。音を宙に舞わせてあげてね。そのために、腕の動きを止めてはならないの。

優雅に、優雅に。音がピアノから放たれて、舞っているのを想像してね。

アルペジオは指先だけではなく腕の付け根から使うと推進力が出る!

ショパン「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章から

第1拍の和音装飾音、これは両手が内側から外側へと、音が動きますね。だから、打鍵は装飾音打鍵から、装飾音が掛かる和音に向けて、手首・肘・上腕 全てを内側から外側へ、水泳で腕を前から後方へ「水をかく」時のように、迷わず思い切り!

無意識のうちに、指先・手先だけで打鍵しがち。だって、すぐにまた、元のポジションに戻ってこないといけないから。でもね、腕を使うか否かで、出てくる音は、全然違うよ。

腕を内側から使うと、豊かに響く音が出ます。その上、音の行方がわかりやすく推進力が出てくる。

試しにね、ただその場に立って、腕をグルングルンと回してご覧♪空気を伝っていく感覚、そして推進力を感じられると思うよ。是非、やってみてね。

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今日のピアノ動画*リスト「軽やかさ」

ティブレイクは、リスト様の「3つの演奏会用練習曲」から第2曲”軽やかさ”。

姉弟子が弾いているのを聴いて惚れちゃった曲です。リスト様の「3つの演奏会用練習曲」では第3曲の”ため息”が一般的には一番人気かと思いますが、私は”軽やかさ”が好き♪

ピアノでアルペジオをラクに弾く2つのコツのまとめ

  • アルペジオで音を動かしたかったら、どんな所でも腕の動きを止めないのがコツ
  • ピアノでアルペジオを弾く時は、指先だけでどうにかしようとせず、腕の付け根から弾くのがコツ

さぁ、いろいろ実際に試してみてくださいね。文章だけで伝わるとは思っていません。でも、実践してみなければ何も始まりませんよ。あなたのピアノ人生が更に豊かになりますように!

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