「こういう感情を表したい」とかいう事を、最初から最後まで全て意識しているのでしょうか?というご質問をいただきました。

そうね、ピアノを弾く時、イメージすること・イメージを深めることなど、音に(音楽に)自分の感情を重ねるのは表現力を増す重要な事です。

では今日は、ピアノを弾く上で何をどうやってイメージするのか?どうやって頭を使って練習したらいいのか、一緒に考えてみましょう。

頭を使うピアノの練習?

頭を使うピアノの練習とは、一体どこまでどんな風に頭を使ったら良いのでしょうか?以前頂いたご質問からご紹介しましょう。

「頭を使った練習」、楽譜を見てフレーズのつながりをチェックしたり、記号の指示を確認したりという事を行うと思うのですが、こういう作業の中でちひろさんの場合は曲の中で「ここはこういうイメージである」とか「こういう感情を表したい」とかいう事を、最初から最後まで全て意識しているのでしょうか。

私の場合、要所要所では行っているものの、それ以外のところはなんとなく感覚オンリーで弾いてしまっているなと。

それから音色変化を意識的に行いたい場合、音色変化という事が頭に先走ってなんとなく音色のイメージはあるものの、この辺がなかなか上手くいかないのですが、どうしたら良いのでしょうか?

私の場合をお話しますね。

ピアノは最初から最後まで全てを意識して弾くのか?

「最初から最後まで全て意識しているのか?」という問いに対しての答えは、ノー。

最初の譜読みの時点では、全てを意識するのは無理です。何故なら私は一度に全てを読み取って全てを想像してそれを即座に音に反映することが出来るほどの力を持ち合わせていないから。でも、多くのピアノ弾きはそうだと思いますから、繰り返して楽譜と向き合う必要があります。

「ハッ!」とさせられる(気付きを得る)きっかけは、師匠のレッスンを受ける事が大きかったですね。しかし、そうではなくても、楽譜を見直したり他者の演奏に偶然に触れた際に「あれれっ?」と気づかされる事があります。

一つ、何かきっかけ/発見があると、「もしかして、他にもまだあるのでは?」と執拗に楽譜をにらみ、読む。そうね、読み解くというのが相応しいでしょう。小さなピースのパズルを合わせるように、あの音とこの音のつながりは何だろう?と探ってみる。

そうして、それまで気づかなかった音の繋がりなどを発見できると、ニタ~リと(笑)。

最初から最後まで全てを意識して弾くことも、あります。それはその音楽に入り込んでいる時。入り込んでいても音ミスをする事はありますよ。そんな時はドキッとするものですが、ドキッとした次の瞬間はもう、次に紡ぎ出す音に集中しています。集中しているというのを言い換えると、次の音に聴き入っているというのが正しいかも。

この、音楽に入り込んで、全てを意識してピアノを弾く時が多いのですが、時に「敢えて何も意識しないでその時の感じることに素直になって、その時の感情に任せて弾く」ことも。

どちらが正しいとかどちらが間違いとかではないでしょう。ただ、いつも「こう弾きたい」と思うなら、全てをこう弾く・このように弾きたい・という意識する事を決めておくのは良いかもしれませんね。

スポンサーリンク

ピアノで弾き表したい事への意識についてわからない時は

意識しなくても、「ココはこういう風に弾きたい」とか「ココはこういうイメージで弾こう」とか、あなたもあるのではないでしょうか?私も、あります。

でも、どんなにその曲が好きでも、いざ自分がその曲と対峙した時、どうしてこうなるの?どう弾いたらいいかわからない、という不可解なフレーズにも遭遇するでしょう。

先日、大人の生徒のレッスンでもそういう反応がありましたが、一つヒントをポンと投げかけてみたら「あ!そういう事だったんですね!」と、納得して頂けたようでした。

このように、どう弾いたら・どう表現したらいいかわからないという事を紐解いてくださるのが師匠であり、レッスンだと思います。だから、レッスンを受けるって、大事で必要な事だと思うんですね。

独学でも研鑽を積んで前へ進んで行かれる方々も多くいらっしゃいます。素晴らしいですよね。自力での労力はすごいものです。計り知れない。

でもね、可能ならば、信頼できる教師がいるならば、レッスンは受けた方がいい。1年に1回でもいいから。独学には限界があります。

それは、あなた/私が持っている知識・技量・表現法他、それを超えるものを得る事はできないという限界。

頭を使うピアノの練習のポイント

はじめに頂いたご質問の中の「感覚オンリーで弾いてしまっている」部分があると気づかれたのは、素晴らしい!だってココ、なかなか気づけない点だと思いますよ。

気づかれたのでしたら、感覚のみで弾いてしまう事への違和感を覚えられたでしょう?さあ、では、考える時間です。頭を使うピアノの練習のポイントをお伝えしますよ。

感覚オンリーで弾いていたその部分、

  • どんな気持ち(感情)?
  • どんな色?どんなニオイ?
  • 前後のフレーズとの接点は何?

考えても考えてもわからなかったら、その時は、レッスンでお師匠様に問う時です。

もう一つ。「音色変化」をしたい、イメージはあるのにうまくいかない・・そんな時は、イメージだけでは実際の打鍵から、そのイメージ通りの音を出す事は難しいです。でも、そこに「イメージ」が強くあるという事は、素晴らしい事。

まず、イメージがなければ、何を表したいのか?というものがそもそもないという事になります。だから意識して生み出すのは難しい。

では、どうやったら、そのイメージ通りの音を打鍵できるのか?というハナシになります。が、これは非常に細かい事で、とても文章では綴れません。本当に申し訳ないのですが、コレはレッスンで手取り足取り状態でなければ、私はあなたに伝える事は出来ません。

今日のピアノ動画*バッハ作曲「平均律第一巻第1番」

ティブレイクは、バッハ様の「平均律クラヴィーア第一巻第1番」をお送りします。

プレリュードはよく知られているでしょう。プレリュードだけで弾かれることもありますが、この美しい音の流れ・響きの移り変わりは心を清めてくれるようですね。

どう弾いていいかわからない時に頭を使うピアノ練習法のまとめ

  • ピアノを弾く時、曲の最初から最後まで意識して弾くこともある。問題は何を意識するのか?
  • 敢えて意識しないと決め、自分の感覚に耳を澄ませて従うのもおすすめ
  • どう表して良いのかどうしてもわからない時こそレッスンを受ける時
  • 意識する時も感覚を重視する時も大事なのは、細分化して自分に問うてみること!

もし、あなたにお師匠様がいらっしゃるなら、是非ともあなたが描いている「その音色のイメージ」を話してみましょう。そして、その音色を出すにはどうしたらいいのか?を伺ってみて下さいね。

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

無料メールマガジンのご案内

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が、あなただけにお送りする無料メールマガジンです。

ピアノ練習法・打鍵・体の使い方や精神コントロールについて、ここだけのお役立ち情報をお届けしていますので、是非登録してみてくださいね。

メールアドレス

配信停止は、いつでもできます
迷惑メールは一切配信されませんので、ご安心くださいね

powered by まぐまぐ!
スポンサーリンク