ピアノ演奏の引き出しを増やすためにアクセントにも種類がある事を考えよう!

2021年2月4日

アクセントの記号(>)を見ると、つい強気に出てしまいませんか?

アクセントとは「その音を強く」という意味だと習ったでしょう。
「その音を強く」と言っても、果たしてそれはどのくらいの強さなのかなぁ?と考え始めたら弾けなくなってしまった経験は、あなたにもありませんか?

あなたは「アクセント」の指示を見ると、どんな風に弾くかしら?

今日は、「アクセント」の弾き方について考えていきましょう。
あなたの演奏の引き出しが増えますように。

ピアノで弾いても痛くないアクセントを考えよう

画像の右手(上の段)です。
スタッカートが続いた後に伸ばす音やアクセントは、動きを止めないように気をつけたいトコロ。
そこで動きが止まってしまうと、

  • 音が硬くなる
  • 音が止まる(伸びて行かず、落ちて終わる)

そうなっては、もったいないですよね。
アクセントの意味は「その音を強く」と習ったでしょう。
でもね、アクセントが付けられた音って、強ければいいのかしら?
強いって、どんな強さなのかな?
その「強さ」は、どんな風に/どっちの方へ、音が伸びていくのだろう?
ちょっと考えてみましょう。

「アクセント=その音を強く」と、機械的に覚えないのがポイントです。

  • トンカチで打ち付けたような音は、本当に欲しい音なのかな?
  • 「伸びやかなアクセント」は、凛とした意志を感じないだろうか?

自分の心と耳に、どんな音が欲しいのか?
どんなアクセントが相応しくて音楽になるのか?
いっぱい問いかけて、いっぱい試してみましょう。

もし、あなたが声に出して歌うとしたら、喉のあたりや頭・上半身などは、どんな状態だろう?
それを腕を使って再現してみる。
「てのひら」は「喉」と同じですよ。

伸びやかなアクセントが欲しかったら、打鍵で動きを止めないこと。

アクセントは肩甲骨の内側から弾いてみよう

ドビュッシー「ゴリウォーグのケークウォーク」から
ドビュッシー「ゴリウォーグのケークウォーク」から

赤○を付けた所に注目!

第1拍から第2拍へ行く時に、どちらの拍もフォルテシモでアクセントだと思うと、一生懸命頑張ってエイヤー!って弾きに行ってしまいます。

一生懸命になって弾くと身体中ガチガチになってしまいますから、鍵盤への執着度も、ものすごい事になってしまいますよ。

腕で弾こう!と思わないでね。
肩甲骨を意識してみましょう。

あなたの背中に二つの肩甲骨があります。
その肩甲骨の内側から外側に向かって開く。それを強くイメージしてみて。
そうしたら、ほら、肩甲骨を内側から広げる感覚がわかるでしょうか?

その要領で、打鍵してみてね。

もう、あなたの肩から二の腕から肘も手首も、全てが要らない力は抜けていて、まさに羽根状態になります。
すると、弾みのある、いい音が出ますよ。

第1拍の打鍵から、動きを改めないでそのまま、第2拍を打鍵しに(腕のあらゆる部分の内側から)行く。
第2拍を打鍵したら、そのまま、肘が上がって抜けていく...くらいの感覚でいいのです。

それは、動作が大げさなのではなく、無駄なく一つの動きをすれば、そうなるだけなのだから。

背中の羽根、肩甲骨をゆるゆるとね♪

今日のピアノ動画*ドビュッシー「ゴリウォーグのケークウォーク」

ティブレイクは、ドビュッシー様の「子供の領分」から第6曲”ゴリウォーグのケークウォーク”をお送りします。

ピアノはスタインウェイ。今はない東京西麻布のセントレホールにて。

ピアノで弾くアクセントを考える!のまとめ

  • アクセントの意味は「その音を強く」と習いますが、「その音を大事に」と捉えてみるだけで、トゲがなくなる!
  • アクセントの意味は「その音を強く」だけれど、どんな強さなのかを考えてみよう!
  • 伸びやかなアクセントが欲しかったら、ピアノ打鍵の動きを止めないこと

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