ピアノ奏法

アルペジオのスピードやとらえ方を考えて、もっとラクに弾けるようにしちゃおう!

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アルペジオとは、和音を分散させて弾くこと。このアルペジオが、さして難しくなさそうなのに意外と弾きにくいものが多いのはどうしてなんだろう?

どうしてなんだろう?

どうして?どうして?

「弾きにくいよね」とか「あれ、また音まちがえちゃった」で済ませてしまうと、いつまでたってもクリアできません。

今日は、アルペジオのスピードやとらえ方を考えて、ぜひ!もっとラクに弾けるようにしちゃいましょう!

アルペジオのスピードを考える

ブラームス「間奏曲」Op.118-2から

ブラームス「間奏曲」Op.118-2から

画像の右手のアルペジオを見てみましょう。

2分音符の「ファ#」と10度上の「ラ」。これだけを見ると、大した事ではなさそうですよね。

ここでまず考えたいことは、この「ファ#」と「ラ」では、どちらの音を「聴きたい」「聴かせたい」のか?と言うこと。

それがあなたの中にないうちは、今あなた自身がどう弾いているかは、抽象的すぎて把握しづらいでしょう。

ではざっくり、上の「ラ」をより聴きたい、と言う事でお話を進めますね。
(本当はまず、ここまでをあなた自身に考えてほしいの)

ではね、上の「ラ」を聴かせる、聴かせたいと思ってるのに、
あなたが思っているようには「ラ」が聞こえないのは、どうしてだと思いますか?

と、投げかけておいて、答えちゃいますね。

それは、「ラ」はその直前に弾く「ファ」からは、手を広げただけでは届かないでしょ。(届く人もいます)

左手の8分音符も跳躍する音程で、不安だから。
だから、目的の音「右手のラ」への着地を、急いてしまうのです。無意識のうちにね。
この「無意識」って奴が、厄介です。

だって無意識なのです。あなたがわざとやってるわけではないでしょ。
じゃあね、「ラ」の前の音は、どのように響いているかしら?
それをあなたは、聴き届けられたのでしょうか?

もし聴き届けられたとしたら、あなたはきっと気付いたでしょう。
「ラ」の前の、10度下の「ファ#」打鍵を、踏み台のようにキックして弾いていないかしら?
無意識でアクセント、付いていませんでしたか?

この画像の所だけを切り取って見た場合、このアルペジオを「ファ#〜ラ」への弾き方のスピードを、どんな塩梅にしたら気持ちいいのか?キレイなのか?を考えてみましょう。

どんな塩梅で弾くのがキレイなのかは、その曲・フレーズによって変わってくるでしょう。

でも、考えてみましょう。この2分音符和音に付いているアルペジオだったら、どのくらいのスピードで弾いたら気持ちいいかしら?と。

それは、何を基本にしたらいいのか?

それはもうね、あなたの「美意識」です。
あなたが「あ、これ、キレイ、美しい」と思える塩梅、ニュアンス、タイミングを大事にして欲しいですね。

だから、自分が出す音を聴き続けるのは、とてもとても、大事なことなのです。

アルペジオのとらえ方

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

この右手のトレモロは16分音符。
均等にうまく弾けない、なんだか指がちゃんと動いてくれない。と悩んでいませんか?

では、どうしたらいいのでしょう?

  ↓

  • 手を左右にブルブル振るようにして弾いてみる
  • 指を動かして弾こう、という意識を取り払う

それだけで格段に弾きやすく、均等になりますよ。ぜひ試してみてね。

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

お次の画像は、左手がタイで2小節伸びる低音オクターブ重音、右手はアルペジオですね。

このようなフレーズは、右手のアルペジオに意識がいって、左手の音は打鍵後すぐに忘れられがちです。

でもね、左手の音は「2小節伸びている意味」があるはず。

ペダルで残せば良いや。ではなくてね。確かにペダルを使って響きを残すのは、奏法の一つです。
でもね、その前に「これはどんな意志の音なのか?」を考えると、弾いて(打鍵して)終わりにはならないんじゃない?

そもそも、どんな打鍵をしたらいいのだろう?
ってね、考えてみましょ♪

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章から

上がって行くアルペジオは、1拍単位でとらえないようにしましょう。

  • 「みそどみ」
  • 「そどみそ」
  • 「どみそど」

というように、音の方向が同じ音の並びでとらえて弾くとラクに弾けますよ。
そして、それぞれの最高音に向かって行く、という気持ちで弾いてみましょう。

降りて行くアルペジオは、1拍で一つの動きになっています。

  • 「みどそみ」
  • 「どそみど」
  • 「そみどそ」...

というように、1拍にある音の全てが同じ方へ向かって動いていますよね。

こんな動きの時は、それぞれの1音目の打鍵を「踏み台」のようにとらえてみましょう。
1音目の打鍵で立ち上がる。
そのまま、手を回転させながら弾いて行く

お試しくださいね!

ピアノ動画*ベートーヴェン「月光ソナタ」第2・第3楽章

ティブレイクは、ベートーヴェン様の「月光ソナタ」第2楽章と第3楽章をお送りします。

アルペジオをラクに弾くポイントのまとめ

  • アルペジオのスピードを考えてみよう!いつも同じでなくていい!
  • アルペジオは、音の方向が同じものでとらえるとラクに弾ける!

こちらの記事もご参考までに。

ピアノでアルペジオを綺麗に弾く3つのポイント

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