ピアノを脱力で体をラクにして弾くには背中がポイント!
ピアノを弾く上で、切っても切り離せない問題が「脱力」。
しかし脱力とは言っても、全ての力を抜いてしまったら、決して軽くはないピアノの鍵盤を打鍵することすら、出来なくなってしまいます。
ではどのくらいの塩梅で、体のどこの部位を脱力するのか?というのが重要なポイント。
では実際に、体のどの部位を意識すると体をラクに使えて無駄な力を抜く=脱力でピアノを弾けるのか?
お話して参ります。
Contents
ピアノは背中の羽を広げて弾くのがポイントだ!
さぁ、あなたの背中に羽がついていることを想像してみましょうか。
その羽を、大きく広げて羽ばたこう!飛び立とうとするところを是非、想像してみて♪
実際に「飛び立つ」という所を想像するのは、もしかしたら難しいかもしれません。
でも、あなたの背中に「もしも、羽根があったら」と想像するのは、出来るんじゃないでしょうか?
ただ、「あなたの背中に羽がある」「その羽を広げようとする」という想像をするだけで十分。
ただ想像するだけで、あなたの上半身の力は解放されます。
その上、あなたの精神まで解放されて、豊かで幸せに包まれるのです。
「自由」です。自由になれるの。その状態でピアノを弾いてみてね!
きっと、何かが違うという事を体感できたらもう大丈夫!あなたも私も、とっても自由なの。
【ピアノを弾く=表現する】ということは、誰か・何か(鍵盤?)に縛られる必要はありません。
私は私ですし、あなたはあなた。
「自分」を信じて、「自分」を大事にして、「自分」を労わって、「自分」を愛してあげるだけでいいんだよ。
あなた自身をあなたが大事にして信じてあげられれば、心も体もすっかりラクになります。
背中の羽を広げてピアノを弾くことこそ脱力へのポイント
背中に羽が生えている、と想像できると、良い事が二つ。
一つは「幸せ感」が得られるということ。
心が満たされていると、自然と頬は緩み、体の力みが取れます。
息を止めていたり、不安に駆られる事はありません。
もう一つの良い事は、「姿勢」。
「姿勢を良くして!」とか、「力を抜いて….」と言われると、体は逆の事をしたがります。
ん?また姿勢が悪かったか!と思うと今度はシャキーン!と背筋を伸ばし過ぎる。
背中(背骨)が真っ直ぐの状態だという事は、実は不自然なのです。
背中を真っ直ぐにしたつもりが、胸が反っている。
息をちょっと吐いた状態がいいですよ。
前傾しすぎず、体を反らずにね。
こんな時も「背中に羽が生えている」ことを想像してみましょう。
すると力は抜けて、柔らかく上半身を使えるようになりますよ。
是非「背中に羽」を 想像してみて下さいね♪
ラクに体を使ってピアノを弾くコツ、キーワードは「ワンピース」
ピアノを弾くのは「指先だけの仕事」じゃありません。
もちろん、ピアノの鍵盤に触れるのは「指先」です。
「指先の点や面」だ。
しかし、その指先だけを意識して打鍵を続けていると、あなたは次第に腕のだるさや首筋の凝り、肩周りの気だるさや眼球の奥に疲れを感じるでしょう。
では、意識を変えてみましょうか。
あなたの指は手首に繋がり、そしてそれは肘まで繋がっています。
でも肘までで終わりではなく、あなたの指は肩まで繋がっている。
もっと言うと、背中までね。
でも、ひとまずは肩の付け根から指先までが、ワンピースだ!
と意識するのがピアノを弾く上での脱力のポイントです。
だってね、実際のところ、指先から背中までは繋がっているのですから。
どうして手首から先だけ、もしくは指の関節から先だけに、意識を向けてしまうようになったのでしょうか?
しんどくなるのは、指先ではないのに。
上の画像のように、あなたには、背中から指までつながる「羽」が生えていることを、強くイメージしてね。
バカみたいって思うかしら?でもね、これをイメージできるかどうかが、あなたがピアノを弾く上でちょうど良い塩梅で脱力するのに、大きなポイントですよ。
忘れないで。ラクに体を使ってピアノを弾くコツ、それは
私の腕は、ワンピース!
って強くイメージすること。
今日のピアノ動画*フォーレ「ドリー組曲」から”ミ・ア・ウ”
ティブレイクは、フォーレ様のピアノ連弾のために作られた「ドリー組曲」から”ミ・ア・ウ”をピアノ・ソロで。
大好きな曲です。誰かと一緒に弾く連弾版も、1人で弾くピアノ・ソロ版も好き。
でもやっぱり誰かと一緒に弾く連弾の方が嬉しいかな♪
ピアノを脱力で体をラクにして弾くには背中がポイント!のまとめ
- 脱力でピアノを弾くポイントは、背中に羽が生えていると意識すること!
- 背中に生えた羽が広がるところを想像するだけで、不要な力は抜ける!
- あなたの指先から背中までつながっているワンピースだということをもう一度意識してみよう!
自分の体なのに、自分の指なのに、どうして思うように自由に動かないのでしょうね?本当に不思議。
でも、自分の(あなたの)体なのですから、ちゃんとあなた自身が構って意識してあげましょ。
あなたの音を柔らかく豊かにするために。
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
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