バッハ「平均律第2巻第8番」フーガを練習するポイント

2021年9月12日

ピアノを学ぶなら避けては通れないのが、「音楽の父」と呼ばれるドイツの作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ様の作品。

バッハの作品は難しいと感じる人達が多いのも事実。
でも、バッハの作品の美しさに惹かれてやまない人たちが多いのも、また事実です。

バッハの作品をどう学び、どう演奏するか?

これは一言で表せる事ではありません。
指導者の数だけ、演奏者の数だけ方法があり、正解があるとも言えます。

自分で考える事が出来る人たちもいるけれど、そこまでは難しいと感じる人達も多いでしょう。

というわけで、今日はヨハン・ゼバスティアン・バッハ様の「平均律第2巻第8番」フーガの練習ポイントを、解説します。
バッハ「平均律第2巻第8番」プレリュードを練習するポイントはこちら。

弱起か強起か?

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ出だし
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ出だし

出だしの「・れれれ」。
同じ音が続きますが、これらを同じに弾かない事を考えてみましょう。
全て違う意味・性格・方向性があると考えてみたら、きっと同じ打鍵にはなりません。

さて、この曲は強起の曲なのでしょうか?

いいえ、弱起の曲ですよね。

だから、強起の曲に聴こえないように注意が必要です。

  • 一つ目の「レ」で出ない
  • 二つ目の「レ」は拍頭なので、そこに乗る

この主題の弾き方は、今後出てくる時も全て同じように考えてみましょう。

「いぇい!主題が出てきたー!」って、第一音から主張しないようにね。

各音、一音ずつで終わってしまわないように。

「・れれれどれみー|れそーー・・・」が、
「・れ、れ、れ、ど、れ、み、はぁ・・」みたいにならないよう気をつけましょう。

音にはいろんな種類があります。

  • 前へ進む音
  • 上へいく音
  • 横に広がる音
  • 落ちていく音

この1小節目も、「・れれれ」は前へ進んでく音。
そして「どれみー」は上がって行く音ですよね?

あなたがそう感じられるなら、そのように弾きましょうね。
それぞれの音の繋がりを、きちんと弾く・聴かせる。

音色を変えるために打鍵を考える

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ7小節目
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ7小節目

7小節目で、ベースに主題が出てきたところの打鍵について。

主題「・れれれどれみー」の「れれれ」は4の指で打鍵するでしょうか。
その時、同じ左手で弾くテナーは、別の指で弾きますよね。

4の指の付け根の、てのひらの筋肉に緊張感を持たせてみましょう。
※ 力を入れるのではありませんよ。

そして4の指は鍵盤に吸い付いた状態にして。

それでも、テナーを弾く指の第三関節はリラックスさせましょう。
それらの指の付け根のてのひらの筋肉も、緊張を解いた状態にしておくこと。

そうすると、主題だけを浮き上がらせてテナーの音色を変えられますよ。

ちょっと大変ですが、試行錯誤してみてね。

16分音符2音の弾き方

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ7小節目
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ7小節目

例えばこの7~8小節目

4拍目後半からの内声「そら|しー」のように上昇する場合は、道筋(ターゲット)を示す弾き方をしましょう。
下降の場合は逆で、決して飛び出ていかない。レスにしていく。

予感させる弾き方

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ14小節目から
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ14小節目から

15小節目のベースに、主題が出てきます。

その前の動きで既に「お?来るな?」と予感させる弾き方をしてみましょう。
主題の前の8分音符フレーズを弾いている時点で、主題が聴こえるような感覚です。

そのためには、呼吸を考えてみましょう。

緊張感のある音を出すには?

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ21小節目
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ21小節目

ここのソプラノに出てくる主題は、今までとは違う格別のもの。

「レ#」で始まる主題には、緊張感にみなぎっています。
この打鍵は「上へ」ではなく、まっすぐ前へ

打鍵は低い位置から。
手の甲は低く保ってね。

伸びている「間」を感じる

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ31小節目から
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ31小節目から

赤→している「ラ#」は、長く伸ばす音だというだけではありません。
シンコペーションになっています。
ということは、伸びている間に訪れる「第一拍」を、きちんと感じさせましょう。

「らーー|あぁーそふぁそーー」というように。

休符は休憩じゃない

バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ41小節目から
バッハ「平均律第2巻第8番」フーガ41小節目から

ベースに主題が出るところ、他の声部は休符がいっぱいあります。

休符は、ただの「休憩」ではありません。

一音一音の間の空間を「聴く」ことに意識を置いてみましょう。

休符には意味がある。
次の音へ向って行くという意味が。

忘れないでね。

ピアノ動画*バッハ「平均律第2巻第8番」

ティブレイクは、お題のバッハ作曲「平均律第2巻第8番」をお送りします。

また改めて弾きたくなりました。

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