ピアノで音程が離れている時や和音続きで限りなくレガートで弾く方法
何だかうまく弾けない。何回ピアノの練習をしても、うまく弾けないの。私はレガートで弾いているつもりなのに、レガートに聴こえない?あなたには、そんな経験はありませんか?

どうしたら、ピアノであなたが思うようにキレイに弾けるようになるのか?それはね、ちょっとした意識の差で変わってくる事なんですよ。今日はそんなお話を致しましょう。
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音程が離れていてうまく弾けない時は、もう一度指使いを考えてみよう!

注目したいのは、画像の右手です。「ファ#ソ」から第2拍の「ミ」へ、つながらないの。
つなげて弾いているつもりなのに、切れてしまう。それは生徒ちゃんの体がまだ小さくて、手も小さいからかしら?
うん、確かにそうね。でもね、体と手が小さいから仕方のない事なのかなぁ?もしかしたら、指使いを1つ変えるだけでも、何かが変わるかもしれません。
「ファ#ソ」を「2→3」の指で弾いて、その次に「ソ」から6度も上の「ミ」を「5」で弾く。それは大人の先生だってキビシーよ。アイタタタって手が悲鳴をあげちゃうわ。指サケール!
ねぇ、楽譜に指使いは書いてないかしら?楽譜にはなんて書いてある?と生徒ちゃんに聞いてみると、
「あー!21だ!」とオメメを丸くして答えてくれました♪
そうだよね。楽譜には指使いの指示は、そう書いてあるよね。それがわかったね。じゃあそれで弾いてみてごらん?ほら、ラクでしょ?弾きやすいよね?しかも、きれいに繋がるでしょ。
もしあなたが「あれれ~?なんだかうまく弾けないなぁ」って思ったらね、もう一度、指使いのチェックをしてみましょう。指使いが書かれていなかったら、どの指使いで弾いたらキレイかな?って考えてみようね。
ピアノで和音を限りなくレガートで弾く方法

ピアノで和音をレガートで弾くのは、難しいこと。ペダルを使う方法もありますが、最初は基本を押さえたいですね。
和音でのレガートの弾き方は、実は単音でのレガート奏法と変わりません。ただ、ちょっとだけ気を付けることがあります。
上の画像例のように、1つめ(ラとド)と2つめ(ファとラ)の和音に同じ音(ラ)が入っていると「同音連打」になります。するとレガートはかなり厳しいと感じがち。でもね、それこそ単音ではないのでカバーできますよ。
じゃあどうやったらいいかをお話しましょう。きっとあなたもそう習ったかもしれませんね。もしかしたら忘れていただけかも?
- 1つ目の「ラとド」の和音を「3と5」の指でとる
- 2つ目の「ファとラ」の和音は「1と3」の指でとる
このような指使いで弾くでしょう。そして「ドーラー」と聴きたい・聴かせたいのですよね。では1つ目の和音から2つ目の和音へ移る時に、次のことを気を付けてみましょう。
- 「ラとド」を弾いたら、先に「ラ(3)」の指を上げる。
- 次の「ファとラ」の打鍵の準備をする時、決して「ド(5)」は離鍵しない。
- 「ファとラ」を打鍵するまでは、「ド(5)」から指を離さない。
指先というよりは、指の腹が鍵盤に触れているのを感じられると良いですね。
前後で一瞬、重なる「時」がある。それがレガートです。
このように指で重ねる方法もあるし、響きで重ねる方法もある。どちらにしても大事なのは、あなたがあなたの耳を使って聴き届ける事です。ちゃんと音と音が(響きが)つながっているかな?ってね。
ペダルを使ってレガートにする事も覚えますが、ここで基本のこの弾き方を身につけなければ、一生、ペダルなしで和音のレガートを弾く事はできないでしょう。
今日のピアノ動画*シューマン「見知らぬ国」
ティブレイクです。今日の動画は、シューマン様の「子供の情景」から第1曲”見知らぬ国”。
見知らぬ国、行ったことのない知らない国・見知らぬ人たちがいる所って、想像の世界が膨らみますよね。あなたが行ってみたい「行ったことのない知らない国」はどこかしら?
音程が離れていてうまく弾けない時や和音を限りなくレガートで弾くコツのまとめ
- 音程が離れていてうまく弾けない時は、指使いを再考しよう!
- 和音のレガートは、指の腹が鍵盤に触れているのを感じよう!
どんな時も、あなたの指とあなたの耳は、鍵盤と響きと仲良しです♪
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
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