心と体を楽にしてピアノを弾くピアノレッスン受付中❗

10月11月のピアノ・レッスンは、コロナを考慮して1日3名限定。お日にちは応相談!

ご希望の方はこちらをクリックして詳細ページをご覧ください。

オンラインや動画でレッスンも❗

フォーレ「舟歌第4番」Op.44をもっと美しく弾くための練習のポイント

この記事は約7分で読めます。

フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレと言ったら、あなたはどんな作品を思い浮かべるでしょうか?

「シチリアーノ(シシリエンヌ)」Op.78ト短調や、ピアノ連弾の「ドリー組曲」などは、発表会や演奏会でもよく取り上げられる作品ですね。

フランスの作曲家フォーレ

今日はそのフォーレの「舟歌第4番」Op.44を取り上げて、もっと美しく弾くためのヒントをお伝えしちゃいます!

フォーレの「舟歌第4番」Op.44とは

フランスの作曲家、ガブリエル・ユルバン・フォーレ(1845-1924)は、フランスを代表する作曲家の一人です。

フォーレは同じフランスの作曲家、カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)にピアノと作曲を師事しました。

フォーレは「舟歌」を13曲生み出しています。

「舟歌」とは、8分の6拍子や8分の12拍子のリズムに乗ってゆったりとメロディが繰り返される作品。まるで舟に揺られている様や水面のきらめき・波の動きまでが体感できるような作品であるところが「舟歌」と言うにふさわしい。

フォーレの「舟歌第4番」Op.44変イ長調は、1886年に作曲されました。

この曲は、「スーパーピアノレッスン」というNHKが放映していた番組の、第4期「フランス音楽の光彩」(2006年4月〜7月放送)で、フランスのピアニスト、ミシェル・ベロフを講師に迎えたシリーズでも取り上げられました。ベロフ先生のレッスン模様が記憶に残っている方もいるでしょう。

ベロフ先生の「スーパーピアノレッスン」で取り上げられたことで、一気にピアノを愛する多くの人達に身近な作品となったのではないでしょうか。

音価が変わった時は体内時計が変わりやすい?

フォーレ「舟歌第4番」から

とってもステキな舟歌。私はフォーレの舟歌の中でも、この第4番が大好きです。いつか、この曲を誰か生徒が弾いてくれたら嬉しいな♪と思っていたころ、この舟歌第4番を弾いてくれた生徒ちゃんがようやく表れたのです!(嬉☆)

さて、舟歌と言えば8分の6拍子。8分の6拍子=2拍子感覚で数えます(とらえます)よ。2拍子でとらえるということは、1拍に16分音符が6個、8分音符なら3個入ることになります。

このような曲に限りませんが、音価が短い(速い)音符の後に出てくる、音価が長い(伸ばす)音符が現れる時は危険が。つまり、短い音価の後の長い音価になった時、途端に「待てない(伸ばせない)」のか?体内時計が狂って、テンポが上がりがちなんです。

自覚がないかもしれませんが、今までたくさんの生徒さんたちに教えてきて、この傾向にある人は非常に多い。

8分の6拍子は「2拍子感覚」でとらえますが、あなたが「テンポが変わってるよ!」と注意を受けた事があるなら、次のことに気をつけてみましょう。

  • 8分音符=1として、「1.2.3.4.5.6.」と常に数えて
  • または8分音符の速さにメトロノームを合わせて

練習してみること。これを強くオススメします!

多声は歌の行方に気をつけるのがコツ

フォーレ「舟歌第4番」から

問題は、画像の右手にありますよ。

上声(ソプラノ)は「らーそふぁみれ」と、歌ってきます。ではその後、その歌はどのようになるでしょうか?

「らーそふぁみれ|ししらそふぁみ」?いや、そうではありません。

「らーそふぁみれ|しーーどーー」となりますよ。

画像の2小節目から、内声で「・しらそふぁみ|~」という「もう一人」の歌が始まっているでしょ。それを忘れないでね。

多声フレーズは、それぞれの歌の行方に気をつけよう!

スポンサーリンク

内声に歌がある時は、内声だけを取り出して練習するのがポイント!

フォーレ「舟歌第4番」から

このフレーズのメロディはどこにあるのでしょう?

メロディは、両手で弾く外側の音ではなく、内側(内声)にありますよ。

♪ミードシドラ|ミーーレーシ...♪

そのメロディは、右手でも左手でも取ります。この曲ではなくても、代表的なのは、リストの「愛の夢」の冒頭のセクションにも同じように内側にメロディがありますよ。

こんな時、「わかってる」つもりなんです。でもね、「内声のメロディだけを取り出して弾いてごらん♪」とうながすと、意外に見落としている(勘違いしている)ことに気づくでしょう。

もし、勘違いしていなかったとしてもね、メロディだけを取り出さずに、いつも全てを一緒に弾いて練習しているとね、

  • 「その歌の抑揚がどうあるべきか?」とか
  • 「その歌はどこから始まって、どこに向かって行って、どこで終わるのか?」

ということの理解が薄く(甘く)なりがちなんです。

だからこそ、このような内側にメロディがあるフレーズでは、絶対に!そのメロディだけを取り出して練習するのが、上達の近道ですよ。絶対的にオススメ!

大事な人の声を聴き続けよう!

フォーレ「舟歌第4番」から

低音から駆け上がってくる音の波も大事です。

しかし、ここで一番大事な事は、右手で弾く和音の高音、それまでの歌の終わりの音だ。その音は、打鍵したら終わりではありませんよ。

いつまでもいつまでも、その響きを聴いてみましょう。
その響きの「残り香」=「残響」を、最後の最後まで味わってみましょう。

ねぇ、あなたが大事な人と別れる時、その人の姿が見えなくなるまで、声が聴こえなくなるまで、目で耳で感覚でその人を追う・見守るように、ね。もし、あなたがそういう事をしないなら、そんなドラマや映画のシーンを思い出してみてね。

伏線が張られていないか探ってみよう!

フォーレ「舟歌第4番」から

こんなフレーズ、あなたはどこに歌があると思いますか?

さぁ、考えてみましょう。じっくり楽譜を読んでみましょう。ピアノを弾いて音を出さなくてもいいから、出てくる音を想像してみましょうね。

ではこの後、どうなるのか?見てみますよ。こうなります↓

フォーレ「舟歌第4番」から

こうなるんです♪それが何か?って感じ?いやいや、そのままスルーしたらもったいないわ!いきますよ。

こちらは、一枚目の画像と共通点があります。それを探せたらステキ!

画像の一枚目の方が、強く意識しなくても、その「歌」は表しやすいでしょう。実は伏線を張っています。その結果、二枚目の画像になる。ヒントは「左手」です♪って投げますよ。レッスンではね。

少し考えてもらいます。でも、ここでは教えちゃいましょう。

もう一度画像を出しますよ。1枚目から。

フォーレ「舟歌第4番」から

左手(画像の下段)に注目してね。16分音符の動きが4つ。全て16分音符が3つですね。

共通点は他にも。3音の16分音符の2〜3音目の音が「ミラ」というのが同じでしょ。

言い換えれば全ての1音目が変化しています。その上!全ての1音目には、テヌート(ー)が付いていますよ。その音をつなげると、

  • ラ→ミ→ド→シ

という動きになっています。では、2枚目の画像をもう一度出してみましょう。

フォーレ「舟歌第4番」から

左手の和音、1つ目から4つ目までに共通音がありますね。「ミとラ」。それぞれの和音の最低音に動きがあります。それが

  • ラ→ミ→ド→シ(→ラ)

となっています。ほら!1枚目の画像のテヌート音と同じでしょ?もう気づいたかな。1枚目の画像では、「ラミラ」「ミミラ」などと16分音符で動いていますが、2枚めの画像では、同じ音が和音になっていますよね。

つまり、響き(ハーモニー)は同じだということです。

こういうところに着目できるようになると、それぞれの変化を味わって楽しんで弾くことができるようになりますよ。

謎解き?パズルをするように考えていく面白さを、あなたにも感じてもらえると嬉しいです♪

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

心と体をラクにする東京ピアノレッスン
心と体をラクにするピアノレッスンを東京で開催。埼玉・千葉・神奈川もご相談に応じます。
オンライン/動画レッスンのご案内
ピアニストでピアノ講師の荒井千裕によるオンライン・ピアノ・レッスン/動画deピアノ・レッスンのご案内
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました