ピアノで拍子感のある演奏にする4つのポイントで流れを良くしよう!

2021年2月9日

あなたはピアノを弾いていて、何拍子の曲を弾いているのかわからなくなることはありませんか?

あるいは「何拍子の曲を弾いているか、わかってる?」などと先生に聞かれてハッとした経験はないかしら。

拍子を理解していないと、拍子感は出ないし、休符やちょっと違う音価になったりすると途端にぎこちない演奏になってしまいます。でもそうなってしまう人は、気にしていないから気づかないのね。あなたは大丈夫?

拍子を理解して拍子感を出せれば、あなたの演奏には推進力が出て、もっと流れが良くなりますよ。

今日は、拍子感のある演奏にするための4つのポイントをお話します!

音価の違う音になった時の数え方・感じ方=拍子感に注意!

16分音符が続くフレーズから8分音符や4分音符へ変わったり、8分3連音符フレーズから連符ではない普通の8分音符に変わる、時々あります。こんな風に、音価の違う動きになった時には、拍子感が一気に崩れやすいの。

拍子感が崩れると、まさに「拍子抜け」しちゃって、聞いているとガクッと椅子からずり落ちるような感覚に。これは、誰もがそうなるというわけではありません。

そうなりやすい人は、どんな曲でもどんなフレーズでも陥りやすく、
そうならない人は、どんな曲でもそんな事にはなりません。

例えば、8分3連音符フレーズと16分音符、つまり「3対4」の合わせ方が(代表例は「幻想即興曲」)。感覚的にパッとつかめて弾けてしまう人と、考えても考えても、なかなか合わせられない人がいるのと同じ。

だけど、「3対4」の合わせ方とは違ってこの画像のような場合は、どうしてもわからなかったら、メトロノームに合わせてみればいいのです。

それまで、3連符で動いていたのだから、【1拍=4分音符=8分3連符(三つ)】なので、画像に書き込みがあるように数えてみても、いいでしょう。

何事においても共通する事ですが、「ん?おかしいな?」と思ったり注意されたなら、その部分の練習を適当に流さないのがポイントです。

適当にやって上手になる(矯正される)事は、ありません。

方向性と推進力と、拍子感を出す方法

この画像のように、右手は16分音符のジグザグの動き。左手は8分音符でスタッカートでジグザグに...という動きが続くと、方向感を失いやすいです。

拍子感も、分かりにくくなりやすい。その上、テンポも安定しにくいという三重苦。

それを防ぐには、

  • どこへ向かって行くのか?(方向性)を理解して、
  • そのために何が必要なのか?
  • 向かって行く所が拍を刻んでいる(拍感)

という事を理解して、そこへ向かって行きましょう。すると、推進力が出てきますよ。でもね、走ってしまわないよう、テンポは安定させてね。

画像に湾曲矢印を書き入れた所を、感じてみましょう。矢印が示している音が、「向かい所」です。

矢印の書き始めの音に「乗る」。そして、矢印が示している音に、向かう。

「乗る」→「向かう」をするには、呼吸も必要になりますよ。

これを感じるのが難しかったら、矢印が付いている所をわざと「レガートで」弾いてみると、分かりやすいでしょう。その呼吸でね。

拍子感がないと、今、何拍目を弾いているのか(聴いているのか)何拍子なのか、わからなくなって収拾つかなくなりますよ。

ノリ方を変えてみよう

ショパン「幻想即興曲」から
ショパン「幻想即興曲」から

この曲の場合、右手の16分音符4音に対して、左手は8分音符を3音「合わせる」と言う感覚を掴むのが、最初の試練でしょう。

どうして試練なのかと言うと、私自身、小学生の時の先生に「これを合わせるのは難しいのよね」と言われた記憶が根を深く張っているから。

でもね、難しい人には難しいし、そうじゃない人もいるわけで、頭でわかっても感覚に繋がらなかったりね。

4対3ですから、双方の音がピタッと合う所と合わない所(合ったらおかしい所)があります。だから、まずは「合う所」がズレないよう、そこに「乗って」合わせて弾く練習をするでしょう。

それでうまい塩梅で合うようになったら「やったね!」です。ただし、問題はココから。

「合う所」に乗っていると、4拍子感覚になりますね。でもね、この曲は2分の2拍子なのです。もう一度言いますよ、「2拍子」なの♬それなら、1小節の中で4ヶ所も乗りどころがあると4拍子になってしまうでしょ。ちょっとまずいですよね。

だから、まず、ちゃんと2拍子にしましょう。左手のベース音にだけ乗るような感覚でね。

それが出来たら次。

次は、乗りどころを更に少なくします。1小節で1ヶ所、1小節の頭だけに。それが出来たら、もっと長い小節=1フレーズにする。このように試みて行くと、流れが良くなっていきますよ。

ちょっと「乗り方」「乗りどころ」を変えてみると、また違う世界が見えてくる!

6/8拍子の拍子感とは

ブルクミュラー「かえりみち」から
ブルクミュラー「かえりみち」から

8分の6拍子は、8分音符を1拍として、1小節に6拍 数えます。と、「拍子記号」の最初のお勉強で習うでしょう。

でもね、実際の拍子感は、6拍子ではありませんね。2拍子ですよ。8分音符三つ=付点4分音符一つを1拍と感じて、1小節は2拍子で感じて弾いていきます。これが8分の6拍子。

理解の仕方や その具合は人それぞれですが、これはちゃんとわかるまで・体感出来るまで、指導者はアプローチし続ける必要があります。

3/8拍子や6/8拍子で理解出来ずにいると、9/16拍子や12/16拍子、2/2拍子でさえ、拍子感を正しく・きちんと理解出来ません。拍子感がもやもやした、わかりにくい演奏になってしまいます。

「推進力」を出すにも、拍子感の理解は必要。

1音1音、縦割りになってしまうのも、拍子・拍子感を理解するだけで、解消できますよ。

ピアノ動画*シューマン「ピアノソナタ第2番」Op.22 第2楽章

ティブレイクは、6/8拍子の曲を。シューマン作曲「ピアノソナタ第2番」Op.22の第2楽章をお送りします。

ピアノはファツィオリでした。

拍子感を出して流れをよくしよう!のまとめ

  • 音価が変わった時の数え方・感じ方に気をつけよう
  • 推進力・拍子感を出すには方向性を理解して呼吸を忘れないこと
  • 拍子を理解して、ノリどころを変えてみる
  • 6/8拍子は2拍子である事を忘れない

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