フォルテシモはフォルテだと思え!立ち止まって考えよ!
ふと思い立って、長いこと書いてきたブログ記事を、遡って見ていました。
そうしたら、師匠に言われたメモが出てきたので、シェアしますね。
フォルテシモはフォルテだと思え!

当時レッスンを受けていた、シューマン「謝肉祭」の楽譜。
改めて食い入るように見ていたら、こんな書き込みが。
フォルテシモはフォルテだと思え!
自分で書き込んでいますが、もちろん師匠のお言葉。
シューマン「謝肉祭」のレッスンでは、私のオリジナル楽譜を師匠にお渡ししてレッスン中、私の楽譜に直接に書き込みをして頂いていました。
私は、数ページに渡る曲などを譜めくりせずに見やすいようにコピーした物を使い、後から師匠の注意事項を書き込むわけです。
リスト「森のざわめき」のレッスンでも「トリプル・フォルテ」が出て来る所で
トリプル・フォルテの出だしから そんなに音量出してたら!
最後まで出し切り続けられないよ!
出だしは(アンタの感覚での)メゾ・フォルテくらいから始めて!
と言われたのでした。
それを思い起こし、この画像を見て、思わずプププっと。
私は師匠から「もっともっと~~~!もっと(音量)出して~~~!」と言われた事はないのです。
むしろその逆ばかり。
「もっともっと静かに…もっと抑えて…」
あなたはフォルテやフォルテシモを見ると、途端にグワーッとエネルギーを出し切るように弾いていませんか?
フォルテやフォルテシモ、クレッシェンドの指示を見た瞬間に、熱くなっていませんか?
最初から熱くなっていると、そこから更に盛り上げていくのは難しい。
気持ちは少し抑えめで。
どこが一番盛り上がるところなのか?もう一度楽譜を見直してみましょうか。
あれ?おかしいな?と思ったら
もう1つの、師匠のお言葉。
ゆっくり練習をしている時に
?おかしいな?と思ったら、
必ずそこで立ち止まって考えること。
正しい音色が出せるまで、決してスルーしないこと。
これは、いつも肝に銘じていたいですね。
自分自身が感じる「なんかおかしい」は、当たっています。
だから、スルーしない。気のせいなんかじゃないから。
そして、あなた自身がスルーしてしまうコトは、聴いている人にはバレバレです。
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