ペダルをどう踏むときれいな音が出るのか?ピアノはペダルで耳を育てよう!

ピアノを弾くのは楽しいけど、難しいこともいっぱいありますよね。

なかでも、ペダルを使うようになると、なんだか大人になったような気分になって嬉しいと感じたことはないでしょうか?

そうは言っても、ペダルも踏めばいいというものでもないんですよね。

3本あるピアノのペダルのうち、今日は、一番良く使われるであろう右側のダンパーペダルをどう踏むと綺麗な音が響くのか?について、お話していきますよ。

綺麗に音を響かせるペダルの使い方とは?

ペダルを綺麗に踏むには?
ペダルを綺麗に踏むには?

ペダルは、踏み方一つで綺麗にも響けば、汚く濁ってしまう事もありますよね。
ペダルの踏み方も、1種類ではないんです。
ペダルにも、細かなニュアンスが必要になるの。
だから、「ペダルは耳で踏む」などと言われるんですね。

さて、上の画像の場合を考えてみましょう。

どちらの小節でも、第1拍でペダルを入れます。
しかし、問題はその「入れ方(踏み方)」。

打鍵と同時に踏むのも、悪くはありません。
そう、「悪くは、ない」のね。

でもね、もっと綺麗に響かせる事が出来ます。
それは、打鍵した後、少し後にペダルを踏む事。

ポイントは、ペダルを踏まない「素の美しい音」を、まず響かせる(聴く)コト。

そうしてから、「静かに」ペダルを踏んでみましょう。
決して、ペダルに足(靴)が当たる音を出さないようにね。
勢いよく踏むと、ペダルが「ボッコン!」と音を発するので、気をつけましょ。

綺麗?綺麗に響いてる?
って、あなたが出す音をよく聴いてね。

ペダルを踏むタイミングを考えてみよう

ペダルを踏む、という課題が出たので、楽譜に指示のある所で、ペダルを踏めるように練習してきた生徒さん。

ペダルを自由に踏めるようになると、それまでとは景色が変わるでしょう。
そうなるまでは、「ペダルを踏む(入れる)」と言うのは、生徒さんにとっては結構な一大事件です。
大きな、大変なコトなんですよね。
一つ、負担が増える感じです。

だから、「ペダルを踏めるようになる」と言うのは、一つのハードル越えなんですよね。

さて。
その最初のハードルを越えられたらね、響きに意識を持っていきたいですね。

ペダルは、綺麗に響かせる事を助けるモノ。

本当はね、綺麗に響かないなら、ペダルは入れない方がいい。
けれど、最初から綺麗になんて踏めなくていいんです。
だってね、最初からタイミングばっちりで綺麗に踏める人なんて、いませんから。

少しずつ、気をつけていければいいんです。
まずは「踏む」「踏んでみる」事が挑戦だったのだからね。

その最初の挑戦を突破したら、次はね、聴いてみましょう。
私が出している音は、綺麗かしら?
綺麗な響きになっているかなぁ?
 濁っていない?

濁ってるって、どんな状態?どんな響きになっているのかな?
濁っていなかったら、どんな響きになっているんだろう?

と想像してみてね。

ペダルを踏む記号って、楽譜によって、ちょっと書き方が違います。

とっても親切に書かれているものもありますが、大抵は楽譜のレイアウト、小節の配分とかで、あんまりうまく書かれていません(ペダル記号がここぞ!の位置に置かれていない)。

だけど、見る方は「そこにペダルの指示が書かれているから」と、そのタイミングで踏もうと頑張っちゃうのね。

打鍵と同時にペダルを踏むと、前の音の響きを拾ってしまうから、濁ってしまうんです。

前の音を拾わないタイミングを、探してみよう!

ペダルのタイミングは、自分でいろいろ試して、耳で聴いて感覚を知るところからですよ。

ペダルで耳を育てよう!

ベートーヴェン「悲愴ソナタ」から
ベートーヴェン「悲愴ソナタ」から

ペダルを踏む/使う、というのは、あまり易しい事ではないと思います。

ペダルを自在に使える人にとっては、「難しいもの」という感覚はないでしょう。
でもね、ペダルの使い方をちゃんと教えられなかった人や、
自分の耳で「聴く」事が、出来ていない人(出来てると思い込んでいるだけの人)や、
本当に自分勝手に踏んで、嬉々としているペダル初心者さんにとっては、決して易しいものではありません。

実際、私はレッスンでペダルの踏み方を教える時は、ピアノの下に潜って、生徒たちの足に触れ、タイミングの違いを体感してもらっています。

小さいうちからコンペに出ているような学習者さんや、出させているお教室では、最初からペダルの踏み方には注意を払っているでしょう。

ペダルを踏むコトについては、とにかく「耳」が鍵です。

上の画像に、ペダルを踏む記号を書き入れていますが、私が踏むのはこの通りではありません。
今、ここでお話しするのも、あの通りではないので、ペダルの印は無視してくださいね。

曲は何でもいいのですが、このように和音続きだったり、和音がどんどん動いていくものが良いです。
何故なら、和音が変わるたびに響きが変わるので、ペダルを踏みかえる良い訓練になるから。

どんなタイミングで踏みかえると、前の響きと混ざることなく、綺麗に響くのだろうか?
ペダルの雑音が入ったりしないで、踏みかえる事が出来るのか?
と、兎にも角にも、「耳」で聴くしか、ありません。
こうやっていくと、あなたの「聴く耳」は育ちますよ。

ポイントは、打鍵と同時にペダルを踏まない。
発音した後に、踏む。

あのね、よくね、こういうのあるでしょ。
右手はスタッカートのフレーズだけれど、左手はレガートという動き。
それと、ちょっと似た感覚です。

打鍵すると同時に、それまで踏んでいたペダルを上げる。
ただし、それまでペダルで繋げていた響きがぷっつり切れる空間を作らない。
 そのタイミングで上げる。

タイミングが問題なので、ペダルを上げたら即座にまた踏まなければ!と思う必要もありません。
少し後で構わないの。

ただし、それぞれの音の長さの問題があるので(リズム・音価)そのタイミングは、それぞれで異なります。
これらは本当に、「耳」が頼り。

ペダルは、響きを美しくする事も出来ますが、響きを台無しにする事も、簡単なコト。

さぁ、耳を澄ませて、あなた自身の感覚を大事にしましょう。

今日のピアノ動画*リスト「愛の夢」

ティブレイクは、リスト作曲「愛の夢」第3番をお送りします。

東京リブロホールにて、2017年のリサイタルから。

ペダルをどう踏むのか?まとめ

  • 綺麗に音を響かせるペダルの使い方とは、打鍵の少し後に踏むこと
  • ペダルを踏むタイミングをどうすると綺麗に響くのか?いろいろやってみよう
  • ペダルをうまく使えているかどうかは、あなたの耳が頼り!

さぁ、あなたが出す音をよく聴いて、あなたの耳を育て、ペダリングも上達しちゃいましょう!

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