ピアノで速いフレーズや跳躍をラクに弾く3つのポイント教えます!

2021年1月22日

ピアノを弾けるというのは、なんて幸せなことなのでしょう。

ピアノに触れている時間があるだけで、精神的にも落ち着きますよね。

そうは言っても、どうせ弾くなら少しでも上手に弾きたい。少しでも上手になりたいと思うのは普通の感情でしょう。

少しでもキレイに弾こうと思うと、小さな壁はいっぱい目の前に表れます。ちょっと音を外したり、間違えて音を覚えてしまったり、指使いがいい加減だったり...

速いパッセージを弾くのは、弾ければ気持ちいいけれど、うまく指が動かないとパニックになりやすいですよね。跳躍も同じこと。どうして跳躍って怖いのかしら?跳躍を怖がらず、ラクに、なるべく外さずに弾けるようになる方法ってあるのかしら?

そんな、あなたのお悩みを解決すべく、速いフレーズや跳躍をラクに弾く3つのポイントをお伝えします!

ピアノで速いフレーズを弾く時に頭がパニックになるのを防ぐには?

もしもピューマに遭遇したら?
もしもピューマに遭遇したら?

こんなメッセージを頂いたことがあります。

速い部分になると、どうしても緊張して、
頭もパニック状態で弾いてしまうので
息苦しい演奏になってしまいますよ。

どんなに片手ずつの練習や超ゆっくり練習を重ねても、両手で合わせテンポを上げた途端に、っぎゃーーーーーー!な状態に、なるもの。

大丈夫。あなただけじゃありません。私だって数え切れないほど経験しています。

脳の状態とか人の心理はすごいですね。
「そんな場面がやってくる!間もなく訪れる!」と思うだけで、一気に心拍数が上がります。
そしてあっという間にストレス過多になり、押しつぶされそうになる。

なぜ、そんな時に人はパニック状態」になって「息苦しい演奏になってしまう」のか?

それはね、自分で自分を追いつめている、悪い自己暗示にかけて、見事にその悪い暗示に「かかってしまった」からです。でも、これが「普通の人の状態」ですよ。あなたがおかしいわけじゃ、ありません。そうなるのが、当たり前とも言えます。

それはどうしてか?というとね、普段の練習からして、時限爆弾を抱えているような状態だから。

まず、あなた自身がターーーーーー!」と思ってしまう所に一番大きな問題/原因があります。
いや、原因はそもそも、その問題点を練習時に潰し切っていないから。あ、イタタ? 😛

あなたにとっての問題の個所は、それはそれは丹念に部分練習や片手練習を重ねているでしょう。両手で合わせても「ゆっくり」から。それを続けていれば、絶対に壁は越えられます。とは言っても、人はロボットじゃないので、気持ちに大きく左右されますよね。

どんなに丹念に練習を重ねて来ても、その問題の部分がやってくる!と思うだけで、「もうすぐ、あの苦手なセクションだ!」と思ってしまう事自体が、予期せぬ事です。そんな事、思わずにいられたら、もしかしたら、余裕で弾ききれるかもしれないのに!

でも、「キター!」と思ってしまうのは,避けられません。では、それを逆手に取りましょう

  • 「キター!」と思ったら、まず、両の肩をやや後方へ落とすように。
    (どんなに忙しくてしんどい感じの速いパッセージが始まる!という時でも)
  • そして、鎖骨下筋の力が「抜ける~」「抜ける~~~」と意識しましょう。

すると、「脇の下」に開放感ができて、腕がしなやかに・ラクに使えるようになりますよ。

大きなポイントは、決して鍵盤に向かって闘いに行かないことです。

ちょっと客観的に自分の手の動きを見ちゃう感じで、一歩引いているような、そんな感じの体勢作りをしましょう。過呼吸しないようにね。腕は軽く軽く!

たとえ、フォルテシモで16分音符の跳躍フレーズであっても、リラックス~!を意識してね。
この感覚、一度マスターできたらダイジョブ!。いつどこでも応用できますよ。

ピアノでの跳躍は、手元を見ないで感覚(間隔)でつかむ!

バーナム・ピアノ・テクニックから
バーナム・ピアノ・テクニックから

オクターブが届かないのに、こんな練習曲はどうしたらいいの?

7度は届くのだけれど、8度(オクターブ)はもう少し!という小学生ちゃんはいっぱいいます。大人だって誰でも余裕で弾けるわけじゃないでしょう。

これが片手だけならまだ良いのだけど、両手共に動くとなると「どこ見ていいかわかんなーい!」

右手を見ていたら左手がずれる。
左手を見ていたら、右手がずれる(泣)。

そんな時にはどうしたらいいのか?

まず、手は広げておきましょう。ただし無理に突っ張らないようにね。自然と広げる。7度が届くなら、手は常に7度の幅を保っておく。

7度から8度って、鍵盤一つ横にずれるだけ。

それなら、手首をクイッと使うだけで十分ですよ。スタッカートだからと言って、飛ぶ必要はないの。スタッカートもケース・バイ・ケース。

飛ばなくても、軽いスタッカートにしたいなら、指先の打鍵→離鍵という動作を素早くすればいいだけ。だからね、これはほんの少しの横移動で済むの。

というわけで跳躍の練習法は、「手元を見ないで弾く練習をすること」

まずは片手ずつ。感覚(間隔)がつかめたら、両手で。と言ったら「目をつぶってひく!」と楽譜に書き入れたMちゃん♪は翌週、見事に両手で手元を見ないで外さず弾けるようになってきました。

弾きにくいとか、弾けないという時は大抵、余計な動作が多いか、頑張りすぎ(必死になりすぎ)ているの。

あなたも動きすぎていませんか?もう一度、自分がどんなふうに弾いているのか、客観視してみましょう。無駄な動きがあるなら、省く。そして8度の動き(移動幅)を感覚(間隔)で覚えるようにしましょうね。

ピアノで音程が開く時は簡単そうに弾かないのがポイント

グリーグ「ピアノ協奏曲」から
グリーグ「ピアノ協奏曲」から

今回の「開きのある音程」とは、この画像のような場合。(右手も左手もね)それまでの動きがあって、この後どうなるか?という流れを見るのが一番大事。

この場合はそれまで少しずつ盛り上げてきて、ココに来た!ここ、盛り上がるところです。そして次の小節は同じように三度和音の
半音階下降が続きますが、落ち着いていく。そして次の美しいフレーズが始まるのです。

一つの山場です、ココ。もしも山登りをしていたら、あるいは何かに向かって頑張って向かっていたらと想像してみてね。あなたはその目的地を目前に、感無量のような気持ちになるのではないかしら?それも人それぞれかもしれませんが。

もし、あなたがこのようなフレーズを、実際に声に出して歌うとしたらどうでしょう?こんなに音程の開きがある突然の開きは、音程をとるのは簡単じゃないですよね。それなりに準備をするでしょう。

それと同じこと。たとえ弾くのが難しくなくても、簡単そうには弾かないのがポイント。もちろん、ふさわしい呼吸も忘れずに。

ピアノ動画*リスト「メフィスト・ワルツ」第1番

ティブレイクは、リスト様の「メフィスト・ワルツ」第1番を。

ピアノはスタインウェイ。紀尾井町サロンホールでのリサイタルでした。

ピアノで速いフレーズや跳躍をラクに弾く3つのポイントまとめ

  • キター!と思ったら逆手に取ろう!鍵盤に向かって闘いにいかないのがポイント
  • 跳躍の練習法は、手元を見ないで間隔(感覚)で覚えるようにすること
  • 音程が開く時は、簡単そうに弾かない、その音程の距離を感じるのがポイント

こちらの記事もご参考までに。

ピアノで跳躍移動をラクにするコツとアルペジオをラクに弾くコツ

ピアノでの跳躍をキレイに弾く方法

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