【ピアノ奏法】5の指で打鍵する音をキレイに出して弾く方法は、親指の付け根がポイント!
ピアノを弾いていると、頭の中ではキレイに音を紡いでいるつもり。
本当はキレイに響かせたいのに、うまくいかなかったり。
特に、右手で弾く和音の上の音のラインがメロディだと、大変です。
どうしても親指や中指で弾く音の方が出てしまう。
そんな5の指で弾く音のラインを、どうしたらキレイに表せるのか?今日はそんなお話ですよ。
5の指で弾く音を出したかったら、もっと強く打鍵すればいいの?
いやいや、もっとキレイに、ラクに音を出す方法があります。
ピアノの音の世界は奥が深いですね〜。
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ピアノで5の指の音を綺麗に浮き立たせる方法

画像の上声の4分音符ライン。2音ずつのスラーが付いていますね。
それぞれの1音目は、「5」の指で弾きます。
しかし、同時に内声で和音を弾かないといけません。
ここで欲しいのは、上声ライン。それはわかってるし、上声ラインをキレイに歌おうという気持ちはあるのだけど、上声の音が出てこないー!ムキー!(笑)
手の大小もありますが、手が小さめの小5ちゃん、親指側の手首を意識したら、綺麗な音が浮き立って出るようになりましたよ♪一体、彼女はどんな魔法にかけられたのでしょうか?
小さな手でもピアノで上声ラインをキレイに聴かせる魔法とは?
「5」の指でピアノを打鍵する時は、手の外側=「5」の指側で弾こう!としてもなかなか苦しいですよね。
その上、一過性の強くてあまり美しくない音しか出ません。困ったねぇ。
いや、それなら視点を変えればいいのです!
小指はね、親指の付け根の手首から生えている!と思い込んでみましょう。
つまり、「5」の指で打鍵する時は、親指側の手首から「弾きに行ってあげる=5の指の打鍵をサポートしてあげる」のです。
視点を変える魔法、是非あなたもかけてみてね。
5の指の音を綺麗に浮き立たせたかったら、親指側の手首を意識しよう!
ピアノを普通に弾くとこんな感じでしょうか。
これを、「5」の指打鍵を、親指の付け根の手首から助けてあげると↓のようになります。
これは決して、外ヒジから弾きに行っているのではありません。
まるで手首をクイッと内側から外側へ出すように、親指の付け根の手首(手首の内側)から、「5」の指の打鍵を助けるのです。
これが、「5」の指は親指側の手首から生えている、と思い込む術=魔法です。
是非、お試しくださいね。
今日のピアノ動画*ドビュッシー「2つのアラベスク」第2番
ティブレイクです。今日はドビュッシー様の「2つのアラベスク」から第2番をお送りします。
これは2018年9月のリサイタルから。
ドビュッシーの記念年だったので、オール・ドビュッシー・プログラムでした。
ピアノはスタインウェイ。
ピアノ奏法!5の指で打鍵する音をキレイに浮き立たせる方法のまとめ
- 小さな手でもピアノで5の指で打鍵する音はキレイに表す事ができる!
- 5の指でキレイに打鍵するには、小指は親指の付け根から生えている!と思い込む(意識する)のがコツ!
どんな事でも、見方・視点を変えるだけで驚くほど弾きやすくなったり、やりやすくなりますよね。
がんじがらめになっていないか、ちょっと見つめ直してみましょう。
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
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