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最強なピアノ暗譜の方法5つ教えます!

この記事は約10分で読めます。

ピアノを弾くのは大好きなんだけど、人前で暗譜で演奏するのって、怖くありませんか?

暗譜に困らない人もいますが、多くのピアノ弾きは暗譜と闘ってきたことでしょう。なんとなく練習を重ねていれば覚えてしまっていた子供時代の記憶力が懐かしい・・・なんて言ってる場合じゃありませんよね。

そんなこんなで今も昔も「暗譜」についての質問をよくいただきます。

バッハ作品の暗譜は特に大変...

ずいぶん前に、メールマガジンでも2回ほど記事にしましたので、昔からメルマガをお読みくださっている方々には重複しちゃいますが、ご容赦くださいませ。

では、最強とも言えるピアノの暗譜5つの方法をお話してまいります。

最強なピアノ暗譜の方法その1、イメージ暗譜法

「イメージ暗譜法」とは、どうしても練習ができない時にも有効な練習法です。「イメージ暗譜法」なら、どこにいてもできますよ。

そう、移動中のバスや電車の中でも、また家にいて時間はあるのにピアノが弾けない状況の時でも、
布団に入って寝入るまでの間とか(そのまま値落ちしたとしても)、有効です。

「イメージ暗譜法」は、楽譜を見てでもできます。でもね、もしも曲が頭に入っているなら楽譜無しでもできますよ。

イメージ暗譜法のやり方

では「イメージ暗譜法」、一体どうやるの?といいますと、

とにかく、頭の中でその曲を鳴らすこと

実際にステージで暗譜で弾く時、私はいろんな物・事柄が「イメージ」として目の前に現れます。私が数種類の暗譜法を組み合わせる、という暗譜強化法を始めるまでは、この「イメージ」での暗譜が主でした。

私のイメージの多くは、楽譜の各ページを写真に撮ったように、脳に焼き付けられるというもの。暗譜で演奏する時、今自分がその曲のどこを演奏しているか?というのが、まるで楽譜を見て演奏している時と同じ状態になるんです。だから、目の前に楽譜が宙に浮かんでいるように「見えて」いました。

演奏を進めて行くと、それがどんどん横へ、そして下へとスクロールしていくような感じです。まるで実物の楽譜を目で追っているように。ですから、ページをめくる所も自分の中ではリアルですよ。

速読の一種でもこのように、各ページを写真に撮ったイメージとして脳に焼き付けていく、というのがあったと思います。

イメージには、この他にもありますよ。たとえばレッスンで先生に「ココはセピア色の空気の中で」などと言われた事があると、そのフレーズにさしかかると自分の視界がセピア色になる。

先生に言われた事でなくても、自分でこのフレーズはこんなイメージ、こんな登場人物がどんな服を着て、どんな表情をして何をしている、とイメージするとします。するとそのフレーズに差し掛かると、そのイメージが目の前に現れますよ。だから、イメージはいっぱい持つ事をオススメします。

私の場合、「この曲はハッピー♪ハッピー♪な気持ちで踊りだす」などと師匠が仰りながらレッスン室で踊りだして私を大笑いさせた事があれば、その曲を弾き始める前には必ず、ステージでも目の前に師匠がおどけで踊りだされた様が再現されていました。

こういうイメージを持つというのは、曲に、その作品の中に「入りやすい」ので、集中力もついてきますよ。すなわち、ステージ上での緊張材料も減ります。

再現するイメージが多いと、他の事を考えたり、突然ステージで怖さに襲われるスキがなくなりますよ。

最強なピアノ暗譜の方法その2、片手暗譜法

「いろんな種類のイメージを強く持つイメージ暗譜法」の次に私が試みて、今も実践しているのが、
こちらの「片手暗譜」です。これぞ最強なピアノ暗譜法の一つと言えましょう。

子供たちは、練習をしていればいつの間にか暗譜できているというケースが殆ど。私の子供時代も そうでした。

本番で「暗譜が落ちてしまう」経験を一度しないと暗譜の仕方について、真剣に考え直すことはないのかもしれません。なぜなら、暗譜について真剣に考える必要性を感じないから。暗譜に困っていないからですよね。

私は幸運にも、本番で落ちてしまった経験があります。本番で落ちるのは大抵、左手です。

右手は主旋律を担う事が多いですよね。そして人の耳は、低音域よりも高音域を聴き取る習性を持っていますから、右手は覚えやすいのです。

ちょっとやってみて。楽譜を見ないで、もしくは目を閉じて、今あなたが弾いている曲を頭の中で鳴らしてみよう!

どうかしら?聴こえて来るのは、右手で奏でる音が多くありませんか?

暗譜できた!よし、完璧!とか、いくらか「暗譜できたかな~?」な状態になった時に、「じゃ、左手だけで弾いてみましょう!」と言われて、それができるかな?試してみてね。

これね、意外と難しいの。ひょっとしたら、最初のポジションすらわからないかもしれませんよ。

片手ずつの暗譜は、めっちゃ意志が強くないとできません。片手ずつ暗譜するのは、気が遠くなるような事だから。

片手ずつ暗譜のやり方

では片手ずつの暗譜ですが、一度に全部やるのはとても無理です。あ、言っちゃった(笑)。

じゃあどうやるのか?ですが、私の場合はまず、本番までの日数(週)を計算します。

そして、本番の二ヶ月前には用意が整っている事を前提にしますよ。
(暗譜するだけじゃ済みませんよね。曲そのものを練って仕上げるという作業もありますから)

なので、まずは日数を計算して「今週はココまでは絶対に暗譜する!」という範囲を決めるわけです。例えば、

「今日一日かけて、絶対に4小節は暗譜する!」

ということを一週間続けます。7日×4小節なら、28小節ですね。でも、きっちり順調に覚えきれるわけではありません。難しい(覚えにくい・掴みにくい)和音がある小節などは、本当に覚えるのが大変!

だからね、一週間を4小節×5日計算にするわけです。(毎日時間を割けない人は、一週間を4小節×4日計算とか3日計算にしてもOK❗)

一週間の7日間毎日練習できるなら、残りの2日間は「補強」や「総点検」のために使ってみましょう。

具合が悪くて練習できない日があるかもしれない事をも考慮して、日程(日数)・日割りの計算をしましょうね。コツは最初から無理な計画をたてないこと!

こうして、片手ずつの暗譜をしていきますよ。この方法を実行する様になっただけでも、大分暗譜は強くなり、本番も怖くなくなりました。

この「片手ずつ暗譜法」を実行して初めて挑んだステージでは、指が震えました。指が違う鍵盤を捉えそうにも。そして、指の震えを気持ちでコントロールできなくなりました。

でも!気づいたら本番は終わっていて、私の手は間違いなく正しい音を掴みきっていたんです。演奏を終えてからそのことを知り、それが一つの自信につながりました。

私の暗譜法その2「片手ずつの暗譜法」でした。気になる方はお試しくださいね。

最強なピアノ暗譜の方法その3、1小節おきの暗譜

「1小節おきの暗譜」とはそのまんま。1小節おきに弾くというもの。

1小節おき暗譜のやり方

では、1小節おき暗譜のやり方とは?についていきますよ。

  • 1小節目を弾いたら2小節目は弾かずに頭の中で音を鳴らす
  • 3小節目を弾いたら4小節目は弾かずに頭の中で音を鳴らす

と、奇数小節だけを弾いて行きます続けざまに1小節目→3小節目、ではないですよ。

※ 1小節弾いたら、2小節目は頭の中で鳴らしてから3小節目を弾く、という事。

そして次はその逆で、偶数小節だけを弾いて行く、という方法です。

これは、かなり!ツライですよ。苦しい。弾いていると、拍感がわからなくなっていくかもしれません。

4分の4拍子の曲だとしましょう。すると弾くのは常に1小節=4拍ですよね。それなのに、自分が一体「何拍分弾いたのか?」がわからなくなっちゃうんですよ~!いかにいつも、自分に拍感がないまま弾いているか?という事を思い知らされます。

ツライ地道な作業ですが、拍感を鍛えるためにも有効ですよ。

最強なピアノ暗譜の方法その4、各小節第1音(拍)だけの暗譜

さぁ、最強のピアノ暗譜法その4は、「各小節の”第1拍の音のみ”を弾く!」

なぜそれをやるか?と言うとね、それは、「1小節おきの暗譜法」とも通じますよ。

もしも!ステージで暗譜落ちしてしまった時、各小節の第1拍を覚えていれば必ず、次の小節の第1拍で復帰する事ができるからです。

その場合、暗譜落ちしてしまった所からの拍節感は崩さず復帰!が原則。つまり、もしもある小節の第2拍を弾いたところで頭が真っ白になったら・・・(4分の4拍子の曲だとして、という前提で)第3拍ならびに第4拍では何も弾けないかもしれない。

そんな時でも、同じ時の(拍の)流れで次の(小節の)第1拍に到達する時には、次の小節の第1拍の音を確実に鳴らせる様にするため!なのです。

「2. 片手ずつの暗譜」も、ココで生きて来ますよ。右手は生きていても、左手だけが暗譜落ちしてしまう事は、よくあること。

それでも、各小節の第1拍がどうなるのか?ということが体に・脳に叩き込まれていれば、それまでの数拍分は右手のみでつながざるを得なかったとしても、次の小節の第1拍で必ず左手を復帰させる事ができます。

「3. 1小節おきの暗譜をする」事も、同じ意味で有効。とにかく、最悪にも暗譜落ちしてしまった場合でも、時の(拍の)流れを変えずに次の小節の第一拍に入る時には必ず戻る!戻れる!

そのために、これらの暗譜をしておく事によって、安心度・確実度が増しますよ。

最強なピアノ暗譜の方法その5、目をつぶって弾く練習

「目をつぶって弾く練習」は、「跳躍」を含むフレーズの練習にも有効です。

つまり、腕にその動きの幅(感覚であり間隔でもある)を覚え込ませる/叩き込むわけですよ。別に、目をつぶらなくてもいいんです。上を見ながらでも、横を見ながらでも。ただしコツは、鍵盤は見ないということ

正しい鍵盤にヒットする事もあればヒットしない事もある、でしょう。ヒットしない場合、何故か?
その原因をさぐる。腕の開きが大きすぎるのか?足りないのか?大きすぎるにしても足りないにしても、それは 「どのくらいなのか?」ということを、失敗した時にぐに!考えてみる

そうすると、失敗する原因が見えてくるでしょう。そうしたら、それを(腕の動きを)どのくらい、どのように調整したら、正しくヒットできるのか?という事を、執拗に鍵盤を見ないでやってみましょう

正しくヒットできたらば、

「その時の腕の状態は(開き具合は)どのくらいだったのか?」

と言う事を考え/思い起こし、そして、それをとにかく!何回もやって脳と腕に<刷り込み>していきますよ。

その箇所だけやって出来たなら、それで満足せずに、その少し前のフレーズから弾き始めてみる。それで成功するか否か?を見極めてみましょう。失敗率が多ければ、振り出しに戻ってやりなおす。考え直しましょう。その繰り返しです。

この練習を重ねていれば、本番(ステージ)で頭が真っ白になってしまっても、脳であーだこーだと考える前に、とっさに腕が正しい場所へ移動/反応するようになりますよ。

もちろん、頭の中は真っ白になってしまっているのですから血の気が失せる想いをするでしょう。それでも、大丈夫!

ココまでやったなら、絶対に!あなたの手は正しい音を掴みに飛んでいっていますから。だからね、「ココまでやっているのだから大丈夫!」という自信が持てる状態になっていれば、たとえ一瞬真っ白になっても、

「ダイジョブ!ダイジョブだから!音楽を止めない!流れを止めない!」という事に意識を働かせられるでしょう。

もしも、一瞬パニックになったら「音楽!音楽!歌!歌う!」強く自分に言い聞かせる!という事です。それが大事。それが出来れば、大丈夫ですよ!

今日のピアノ動画*バッハ「半音階的ファンタジー&フーガ」

ティブレイクは、私がここまで書いてきた最強なピアノ暗譜法を実践しようと決意するきっかけとなったバッハ「半音階的ファンタジー&フーガ」です。

Chromatic Fantasy & Fugue by J.S.Bach

初めてこの曲を人前で弾いた時に、フーガの最後で左手が1ページ近く落ちましてね。右手だけで弾き続けた苦い思い出。お陰で今があります。

最強なピアノ暗譜の方法5つのまとめ

  • 最強なピアノ暗譜法その1は、イメージで覚える方法
  • 最強なピアノ暗譜法その2は、片手ずつの暗譜を極めること!
  • 最強なピアノ暗譜法その3は、1小節おきに弾く暗譜だ
  • 最強なピアノ暗譜法その4は、各小節の第1音だけを弾く方法
  • 最強なピアノ暗譜法その5は、目をつぶって弾く練習法だ

この最強なピアノ暗譜法を5つ全部やるのはなかなかしんどいものです。でも、あなたが今までやっていないものを1つでも取り入れることが出来たら、不安は払拭できるでしょう。

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