ピアノで移動と跳躍をキレイに弾く3つのポイント

2021年7月4日

ピアノを弾いていて、突然音程が開く「跳躍」や、ポジション移動が出てくると、ちょっとヒヤッとすること、ありませんか?

もちろん、事前にしっかりと楽譜を読み込んでおけばクリア出来る事ばかり。

でもみんながみんな、最初からじっくり楽譜を読み込んで理解できるとは限りません。

だから、知っておきましょう。跳躍や移動は、何に気をつければ良いのか?というポイントを。

移動は準備をすばやく済ませておく事で確実性が増す

バーナム・ピアノ・テクニックから
バーナム・ピアノ・テクニックから

画像のような2音間スラーの弾き方は、

  • 1音目で「落とす」
  • そこで動きを止めず、2音目に向かっていく
  • そのまま2音目の打鍵で手を「上げる(抜く)」

ここまでの動きは、ひとつですよ。
つまり、1音目で「落とした」ところで動きを一度止めないのがポイントです。

止めずにそのまま2音目に向かって上がっていく。円を書くようにね。

問題はここから。
この場合はオクターブ(八度音程)の2音間スラーになっていますよ。

右手の指番号でお話ししますね。
「ド(1)」から1オクターブ上の「ド(5)」は、手を広げて弾きます。

高い「ド(5)」を弾いた瞬間に、「1」の指を「5」の指に寄せる。

2音目と3音目は同じ高さの音ですが、2音目から3音目へは、指を変えないとその次を弾く事ができません。

  • 1音~2音目は「手を開いて用意」
  • 2音~3音目は「指を寄せて用意」
  • 3音~4音目は「手を開いて用意」...

この繰り返しです。

ポイントは、手を開いたままで移動しないということ。

打鍵の用意が早めに出来ていれば、ぶれませんよ。

音域移動は、前もって「素早く」用意する例

モシュコフスキのエチュードから
モシュコフスキのエチュードから

次は、画像の右手のお話。

「・ファソ ソファソ ソファソ ソファソ」と、音域を移動していきます。

初めの「ファソ」は、多分に「2→1」の指使いにするでしょう。

そして次の1オクターブ上の「ソファソ」の指使いは、その次がまた1オクターブ上がることを考慮して、「5→2(もしくは3か4)→1」となります。

下の写真は「・ファソ」を弾いているところ。

「・ファソ」を弾いているところ
「・ファソ」を弾いているところ

この「ソ」を「1」の指で弾いてから、よいしょっと、次の1オクターブ上の「ソ」に、手を開いて「5」の指を持っていくのでは、遅いんです。
賭けに出ているようなもの。命中率は一か八か。

だから、「ファソ」の「ファ」を弾いた時に、もうあなたの「てのひら」は、「伸びるでー!」が出来る状態に。
(てのひらの筋肉が「今から伸びまっせ〜!」と、ワクワクして狙ってる感じで♪)

そして「ファソ」の「ソ」を「1」の指で弾くと同時に、もう「てのひら」は「一瞬で伸びる運動」をしていて、

「てのひら」は「一瞬で伸びる運動」を
「てのひら」は「一瞬で伸びる運動」を

上の画像のようになっている、という塩梅です。

これは、音域移動(跳躍含め)に限らない事。
次の音への準備は、そこに来てからではなく、「その前に」しておく。

ちょっと頭の片隅にでも、引っ掛けておいて下さいね。

寄せて伸ばして、体はワンピースで出来ている!

バーナム・ピアノ・テクニックから
バーナム・ピアノ・テクニックから

伸びをすると、体中の関節が開いて、少し体が大きくなったような感じがしませんか?

高い所にあるものを取る時、
ちょっと遠くにあるものを取る時、
またはその逆。

高い所にモノを置く時、
ちょっと遠くにモノを置く時、
体を伸ばして、ちょっと大事にしますよね?

2拍目の「ド」に「1」の指を置いて、次のオクターブ離れた「ド」は「5」の指でとる。

それは、ただその指番号で弾けばいいというものではなくて、
体が伸びをする時と同じように、手も(てのひらに各指も)伸びをしてご覧。

そうしたら、何気なく弾くのでは届かない音程でも、届く?届きそう?
届かなくても、ジャンプしなくて弾けるよ。

ジャンプして弾くのと、ギリギリまで伸ばしていくのでは、違うよ。

体は伸ばしてあげると、ラクになっていきます。
手も同じですよ。

バーナム・ピアノ・テクニックから
バーナム・ピアノ・テクニックから

次は応用版です。

3拍目の音を「5」の指でとったら、その後、全ての音を「一本指」で弾くのでは、このような練習曲を弾く意味はありません(バッサリ)。

寄せて伸ばして!寄せて伸ばして!
体はワンピース(ひとつながり)ですよ。

手だって同じこと。
だけどね、手の場合は意識しないと、手指そのものは繋がっていても
(バラバラ事件にはならなくても)、音がバラバラ大事件に。

そして、手指の筋肉は必要な使われ方をせず、柔軟に育ちません。

手が大きくなっても、指は長くなっても、オクターブはつかみにくい・届かない、という手になってしまいます。

なぜ、その指使いなんだろう?と考えてみることも、時には大事ですよ。

音が跳ぶ時こそ!最後までこらえて大事に

湯山昭「バウムクーヘン」から
湯山昭「バウムクーヘン」から

赤丸で印を付けた所に注目してね。
その次の小節からレイヤーが変わります。
(段階が上がっていく)

音程は、そんなに離れているわけではありません。
ただ、ポジションを改めて弾く事になりますね。

すると、ちょっと気を付けないと、その赤丸の音が、悲しい結末に....

湯山昭「バウムクーヘン」から
湯山昭「バウムクーヘン」から

こんなところもね。

大事にしてあげようね。最後までね。

ピアノ動画*ポンキエッリ「時の踊り」

ティブレイクは、ポンキエッリ作曲の「時の踊り」。

バレエも素敵なので、興味があったら是非検索してご覧くださいね。

移動と跳躍をキレイに弾くポイントまとめ

  • 移動は準備を早く済ませる事で確実性が増す
  • 体はワンピース!手指も全て繋がっていることを忘れない
  • 音が跳ぶ時は、最後まで大事にする意識を持つ

ピアノは指先だけで弾くものじゃない。実は全身がつながっていて、全身の動きは連動しています。

あなたが弾きにくいと感じる時、あなたの体のどこかの部位で動きが分断されているかもしれません。

深呼吸して、もっと自由に!

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

 
 

 

 

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