ピアノを弾くための手は無理をしなくても広がる!オクターブ以上も夢じゃない!

2020年5月6日

ピアノを学んでいくと、ある時期「オクターブ(8度音程の幅)」が届く届かないという「手の状態」に悩まされるでしょう。
これは子供に限らず大人でもね。あなたはそんな経験はありませんか?

人によって差はありますが、小2くらいから「オクターブが届くようになるまで、あとどのくらい?」と待ち構えるようになります。
この手の「広がる広がらない」問題は、身体の大きさや手の大きさは関係ないんですよ。
私の過去の生徒では身体の小さな5歳の子でもオクターブが届く子はいました。
8歳で届くようになった子もいましたし、10歳になって・11歳になって届くようになった子も。

じゃあどうしたら無理しないで手が広がるようになるのかを、文章で説明できるかどうかはわかりません。
でも、ご参考まで、先日のレッスンで起こったことをお話しますね。

ピアノでオクターブが届かなくて諦めていた

モーツァルト「トルコ行進曲」から

小6のMちゃん、ずっとオクターブが届かなくて、弾きたい曲も諦めていました。
オクターブがラクに届くようになってから、と。ちゃんとオリジナルで弾いたほうがいいからって。

それでも我慢の限界になった小5のある日、念願のモーツァルト「トルコ行進曲」に着手し始めました。
それでもオクターブは届かないので、オクターブは単音で。ただし彼女と約束したことがあります。
それは「無理なくオクターブが届くようになったら、もう一度この曲と向き合う」ということでした。

そうして一度、モーツァルトの「トルコ行進曲」はお終いにしたのです。それから半年...

ふわっと跳躍をしていたら手が広がった!

ビゼー「ハバネラ」から

小6になったMちゃんは、先月からこの画像の曲・ビゼー作曲「ハバネラ」の練習を始めました。
上の画像のとおりですが、左手はオクターブを超える動きをします。
「レ」から始まって10度上の「ファ」へ。
その途中に「レ」から5度上の「ラ」を挟むとはいえ、手を広げて「オクターブ超え」の動きをするのは、真面目に考えすぎるととても大変な事になります。

でもね、このフレーズをよく見て下さい。「れ ら ふぁ ら」の動きはレガートではありません。
アーティキュレーションをよく見ましょう。

アーティキュレーションを見直して音の動きをイメージする

第1音の「れ」はスタッカート。
響きのイメージは人それぞれ自由に持ったらいいと思いますが、ここはピアニシモで始まる低音のスタッカートですから、鍵盤に固執せず軽やかに音が舞い上がるイメージはどうでしょう?
そう言うと、蚊の鳴くような音になってしまう?

でも拍頭のベースだということも気にかけたいところ。ではコントラバスで弾く音をイメージしたらどうかしら?

そうして第1音「れ」の響きの中で手は自由になり、続く「らふぁ」へ「ふわり」と舞っていくように。
自由に、です。

こんな練習を続けているうちに、小6のMちゃんはオクターブどころかオクターブ超えの「9度」が届くようになっていました。

ピアノを弾く上で広がる手を作るには

手を、まるで意地を張るように突っ張って広げようとすると、逆に力が入って固まってしまいます。
でもね、自由に手に羽が生えているかのように舞うことを意識すると、てのひらの筋肉が使われ育ち、広がるようになります。
もちろんこれも個人差がありますよ。

でもね、私自身が30代後半で10度まで届くようになったのを経験しています。
だから、大人だって幾つになったって、手は広がるようになるのです。
諦めないで。だけど頑張らない・固執しないでね。

今日のピアノ動画*バッハ「シチリアーノ(シシリエンヌ)」

ティブレイクは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ様の「シチリアーノ」。

バッハ様のこの「シチリアーノ」は、そもそもフルートのための作品で、こちらはケンプ様の編曲です。

ピアノで広がる手を作る重要なポイントのまとめ

  • 手を突っ張って広げようと意地にならない
  • 頑張らない
  • 鍵盤に固執・執着しない
  • 音の響きが上がっていくように、打鍵の動作も上がっていくことをイメージする

広がる手を持つことは、ピアノを弾く人なら誰もが欲しいものだと思います。
そもそも手を広げるという意識がなくても、オクターブらくらく届いちゃう体格の良い男性なら話は別かもしれませんが。

特に女性は視野が狭くなりがちで、「こうしたらいい」と一度思うと、それに固執して、ずっとそればかりやりがちではありませんか? 
もっと思考も手の動きも打鍵の動作も全てを自由に、柔軟にしてみましょうね。
広がる手は柔軟な筋肉がもたらしてくれますよ。

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