ピアノのペダルの踏み方にはポイントがある事を知っておこう!

2020年2月10日

ピアノのペダルの踏み方が、どうもしっくりしない、濁っているのが気になるとか、なんだかタイミングが良くないような気がするなどと感じたことは、ありませんか?

ピアノの弾き方にはいろいろこだわって、習ったり調べたりしますよね。
だけど、ペダルの踏み方については、何故かちゃんと習う機会がない事が多いよう。
かくいう筆者も、子供の頃の先生方から教わった記憶はありません。

ピアノのペダル
ピアノのペダル

ピアノのペダルの踏み方は1つではありません。幾つも踏み方があります。
ペダルには「ペダリングのテクニック」があるのに、ちゃんと教えてもらう機会は、あまりないのではないでしょうか?

ピアノのペダルは「耳で踏む」。
まずあなたの「耳」を鍛えていく必要があります。

では、今日はペダルの踏み方に焦点をあて、ポイントをお話ししましょう。

ピアノのペダルを踏むタイミングに気をつけよう!

チャイコフスキー「ノクターン」から
チャイコフスキー「ノクターン」から

1拍ごとにハーモニーが変わるこの画像のようなフレーズでは、ピアノのペダルの踏み方には非常に気を付けなければなりません。

ペダルの踏み替えをしているつもりでいても、前の響きが混ざってしまうことがあります。
ペダルの踏み替えで前の響きが混ざってしまうのは、ペダルの踏み替えが甘いか、ペダルを踏み替えるタイミングが早いから。

前の響きが混ざってしまうということは、とんでもなく濁った音が響き渡るということ。
この画像のように、1拍ごとにペダルを踏み替える必要があるフレーズでは、その濁った響きがどんどん重なっていきます。
それは恐ろしい響きに。

恐ろしい響きになってもピアノを弾いている人(ペダルの踏み替えをしている本人)の耳が育っていないと、響きが濁っていることに気がつきません。

ペダルの踏み方によっては、響きが濁って汚くなるケースの他にも、ペダルの踏み方次第で別の問題が起こります。
それは、1拍ごとに、かくっかくっと音が(響きが)ブツ切れになってしまうこと。

ピアノのペダルで響きがブツ切れになる場合の対処法

ペダルを踏んでいるのに、音が(響きが)ブツ切れになってしまう場合は、どうしたらいいのでしょうか?

そんなペダルの踏み方については、レッスン中ピアノの下にもぐり込んで、生徒の足に触れ、生徒の足を持って「この感覚で!」と、ペダルを踏み替えるタイミングやペダルを踏む深さについて、生徒たちに体感してもらっています。
昨日はこの例の生徒の他にも、小4ちゃんのレッスンでも、彼女の足に触れて「耳で」理解してもらいました。

この画像の例では「打鍵の後にペダルを踏む」こと。
音が変わってペダルを踏み替える時には、次の音の打鍵をするまでは、それまで踏んでいるペダルを上げないことです。

ピアノのペダルは「耳で踏む」、これが最大のポイントです。

ペダルの踏み方ってどうするの?を解消しよう!

ピアノを習っていると、そのうち「ペダル」を踏む(使う)事になります。
ピアノのペダル、はて、どうやって踏むのかな?
ピアノの弾き方は習っても、ペダルの踏み方までちゃんと習っているでしょうか?(習ったでしょうか?)

ペダルの踏み方も、いろいろあるんですよ。
ペダルの技術は、耳も鍛えながらで、決して易しい事ではありません。
細かい事は(タイミング含め)先生に手取り足取り教えてもらうのがベストですが、なかなかレッスンでペダリングまで教えて頂く機会がないでしょう。
それなら自分でも練習するのに役に立つ本がありますよ。

ピアノのペダルの踏み方おすすめ本

ピアノのペダルの踏み方にも練習が必要。
その練習のために幾つかの良書が出ています。それらをご紹介しますね。

堀江真理子編著 ペダル・テクニック

時代様式・作曲家・音型・音域の高低・ハーモニー・アーティキュレーションなどさまざまな角度から、踏むタイミングや踏み込む深さなどを含めあらゆるペダル・テクニックを研究している本。

この本には「基礎編」と「応用編」があります。

基礎編では、

  • レガートペダルの練習
  • 非和声音を含む旋律でのペダルの練習
  • バスの動きを生かしたペダリングの練習
  • 浅く素早い動きのペダリングの練習
  • メロディを歌わせるためのペダルの練習
  • 曲想にあったペダルの踏み方
  • シフトペダルを使った音色作り

その他、アップライト・ピアノでのペダルの構造や、ペダルの歴史などの話もあります。
(アップライトピアノとグランドピアノのペダルは、ちょっと使い方や効果が違うということも知っておきましょうね)

この本には写真や譜例を用いて わかりやすく書かれていますのでオススメですよ。

応用編では基礎編より、少し上級のペダル技術を学ぶ事になります。

「作品の時代や様式の違いによるペダルの踏み方」「音の高さ」や「アーティキュレーションの違い」によるペダルの踏み分け方。
そして、あまり使われる事のない、グランドピアノの真ん中のソステヌート・ペダルの使い方についても学べます。

「ちょっとペダルの踏み方に付いても知っておきたいな」とか
「もう一度、理解したいな」と思われたら、これらの本はとても参考になりますよ。

ピアノを歌わせる ペダリングの技法 「いつ踏むか」ではなく「どう踏むか」

ヘルムート ブラウス氏の著書で、市田儀一郎氏と朝山奈津子氏による翻訳。
「ペダルをいつ踏むか」と言うタイミングについては語られることが多いですが、「どう踏むか」と言う点に踏み込んでいる著書はなかなかありません。

ピアノのペダルは「いつ踏むか」も大事ですが、「どう踏むか」と言うことについても考える時が来たのではないでしょうか?

今日のピアノ動画*ショパン「ノクターン」Op.9-2

ティブレイクは、ショパン様の「ノクターン」Op.9-2。

ショパンのノクターンの代表格の作品。
あまりに多くの人に愛される理由は、言わずもがなでしょうか。

ピアノのペダルの記号・踏み方と使い方・タイミングについて

知識を入れたらそれでおしまいにせず、是非何度も実践して身につけましょう。
実践していくことで、あなたのピアノ演奏力はどんどんアップしますよ。

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

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