音と音が繋がる弾き方とは?ピアノでスラーの弾き方を考える

2020年4月5日

ピアノを弾く上で、技術的にとても難しい奏法はいろいろあります。
ものすごく音がいっぱいあって、しかもテンポが速くて、どんなに練習しても弾けるようにならない!キー!っていうフレーズも。
しかし、意外と身近なところに、さほど難しいと思われていないピアノの奏法に、難しいものがあるんですよね。

その代表が「スラー」。「レガートで弾く」とも言います。

スラーもレガートも、その意味は「音と音(の響き)をつなげて弾く」という事。
例えばピアノで、5本の指を親指から小指に向かって順番に「ドレミファソ」と弾いてみましょう。
ただ弾くだけ(音を鳴らすだけ)なら、そう難しい事ではありません。

でもその「ドレミファソ」には、楽譜では音符の上にスラーがついていて、レガートで弾きなさいという指示があるとしたら?
あなたはどうやって弾くでしょうか?
何を意識したらスラーはきれいに弾けるのかな?

今日は「ピアノで弾くスラー、どうしたらきれいになる?」そんな事を考えてみましょう。

ピアノを弾いていて何だか繋がっていないと感じたら、指づかい考察!

この画像では、3小節にわたってスラーが続いているのですが、なぜか切れてしまいがち。

小節が変わるところで音が切れる。
スラーで弾ききれないのは、何か原因があります。
その原因について考えてみましょう。

この画像の場合、右手のスラーの中で音が切れてしまう原因として、左手の動きに右手がつられてしまう事も考えられますよ。
では、どうして左手の動きに右手がつられてしまうのか?
左手につられると、右手で弾くスラーの中の音が途中で切れてしまうのは何故?

それはね、その音の動きが音階だから。
ではどうして音階の動きが続くと、スラーが切れてしまうのかなぁ?
と考えてみると、何か思いつきませんか?

音階の弾き方には、基本(規則)があります。
そう、それは指使い。
音階の指使いには、規則がありますよね。
指使いの規則は、「きれいに音が紡がれるように」と考えられています。
だけどそんな音階の指使いも、「別にいいんじゃね?」と放置されがちなの。
まぁ、きれいに音が鳴ればいいんじゃない?っていう声も聞こえてきそうですが(笑)。

そうはいってもね、音階のフレーズをピアノで弾く時、いつも基本の指使いだとは限りませんよ。

上のフレーズのように、素直に上昇するだけ・下降するだけではなく、音の動きにひねりが入っていると、どこかで指の使い方を調整しなければなりません。

だから、自分ではピアノで音階がちゃんと弾けているつもりでいても、何かがおかしい?ということが起こっちゃうんですよね。
それを見つけるためにも、いつも自分が出す音には敏感に、小さなことでも疑問を持つ癖をつける事をおすすめします!

そして、思い込みを手放す。
ちゃんと楽譜を読んでピアノを弾いているつもりなのに、勘違いしてたというのも、よくあることですね。

ピアノを弾いていて、何だか音が繋がってない感じ?と思ったら、指使いをもう一度、見直して考えてみましょう。

ピアノでスラーを弾く時は、手前へ引かず上げて奥へがポイント

上の画像のように(右手)、装飾音が付いた上でスラーが付いているフレーズ、つまりピアノでレガートで弾きなさいという指示。
また、左手の和音でスラー、レガートで弾くとなると途端に息が止まって苦しくなってしまいます。

なぜこのようなフレーズを弾く時、あなたはピアノの鍵盤に「しがみついて」「息をする事を、忘れてしまう」のでしょう?

さぁ、トランポリンのように、柔らかいソファーのように、沈む弾力を感じたら、自然に逆らわないで、上がってこよう。
手を、指を手前へ引いてしまわず、上げて、奥へと。

息は吸ったら、吐こう。吸って吐く、そしてまた吸って吐く。その繰り返し。

動きも呼吸も、ずっと回っていくもの。手の動きもね。

ピアノ動画*ベートーヴェン「悲愴ソナタ」第2楽章

ティブレイクは、ベートーヴェン様の「悲愴ソナタ」から第2楽章をお送りします。

ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」は3楽章から成りますが、どの楽章も多くのピアノ弾きに愛されていますよね。
あなたはどの楽章がお好き?

ピアノでスラーの弾き方を考える。音と音が繋がる弾き方とは?のまとめ

  • ピアノでスラーの指示があってもつながっていないなぁと感じたら、指使いをもう一度考えてみよう!
  • ピアノでスラーを弾く時の手腕の動きは、手前に引かず奥へ、そして上げてみよう!

ピアノで音をつなげて弾くなんて、簡単じゃん!指を順番に使って弾けばいいじゃん!って思っていませんか?もっとよくあなたが出す音に敏感になってみましょう。せっかくピアノを弾くんだもの。少しでもきれいに美しく弾けたら嬉しいですよね♪

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