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ピアノでアルペジオを楽に弾くポイントを知っておくと手も広がるようになる?

この記事は約6分で読めます。

自由に外に出られないそんな時こそ、ピアノと向き合う時!おうちにピアノがあればどかんとピアノと向き合えるし、おうちにピアノがない人だって、楽譜を広げて弾き方について考えることだってできちゃう!時間がある(時間が出来た)事を大いに喜ぼう!

というわけで、今日は、ピアノでアルペジオを楽に弾くポイントや、速いフレーズを楽に弾く方法についてお話して参ります!

ピアノでの速いフレーズは、ノリどころを作るとイイ

画像のように、16分音符で音階が続くフレーズやアルペジオ・フレーズをピアノで弾く時は、無意識のうちに走りやすい。それでも、もう一方の手で拍を刻む音が入る場合は、まだ良いのでしょう。でも片手だけで奏でる時や、両手で同じように動く時は、拍意識が低下しやすいのね。

もちろん、人によって違いますよ。こんなフレーズをピアノで弾く時に、指が走りやすい人であっても、いつも必ず走るとは限りません。しかし、いつも走ってしまう人もいます。筆者は「いつも走ってしまう人」でした。今も気をつけないと走ってしまうのは簡単なことです。

もしあなたが速いフレーズをピアノで弾く時に、「なんかブレてる気がする」「なんか走ってる?」と感じたら、そのフレーズのどこかに「ノリどころ」を作ってみましょう。

例えば上の画像の場合ですと、印が入っているのですが、右手の16分音符で上昇→下降という動きの中で、頂上に上るというところに「ノリどころ」を入れると弾きやすくなります。音で言えば「ミファ」のところ。(次の小節なら「レミ」)

何故かと言うと、あくまでこのフレーズの場合ですが、その「ノリどころ」には、左手で拍を刻む音がありません。だから弾くあなた自身がここで拍を感じられないと、走りやすくなるの。

だから、拍を感じる意味も含めて乗ってみる。それだけで弾きやすく、自然に流れやすくなりますよ。

オクターブは、届かなくてもジャンプの必要はない

画像の右手の動きを見てみましょう。「ソシミレシソ」から、1オクターブ上の「ソ」への音の開きは、スラー付きですよ。

まだオクターブが届かない小さな手で、これを繋げて弾くのは、厳しいことです。でもね、手がオクターブは届かないから、ジャンプして弾いたらいいじゃないって言うのは、どうでしょうか?もう少し、何か考えられないかしら。安易に飛んで弾いてしまうとね、飛び癖がついてしまいます。

飛びグセがつくとね、手が大きくなっても「つなげてキレイに弾こう」という意識を持って弾くのはやさしい事ではなくなるでしょう。もっと言えば、広がる手にはならないかもしれません。手そのものが大きくなったとしてもね。

そう、「広がる手」は作るものです。

手が小さいから、体が小さいからと、諦めないで。もちろん、無理は禁物ですよ。変なトレーニングはお勧めしません。

しかし、歳を重ねれば体が大きくなるように、必ずしも手が大きくなるわけではないのです。

どんなに体が小さな子でも、手が小さくても、広がる手を持っていれば/広がる手を作れば、オクターブは届くようになります。

逆に、体が大きくなっても、大きな手を持っても、広がる手に育っていなければ、オクターブは届かないのです。

だから、「届かないから→ジャンプする」という方法は、あなたの思考から手放しましょうね。

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ピアノを楽に弾くために、広がる手の作り方

う〜〜〜ん!と、体を伸ばすストレッチをするように、「てのひら」を内側から広げる。

この時、手が反らないように気をつけてね。そうしたら多分、7度くらいはあなたの手は広がるでしょう。そしたらね、オクターブはもうその隣だもの。近づいて来ましたよ❢

手を広げた後は、隣の鍵盤にスライドするだけ。横滑りですよ。決して、ジャンプはしないこと。

こうやって、ストレッチするように「てのひら」を広げてみましょう。

そして、音階やアルペジオなどでの指またぎや指くぐりで、キュッとて指を窄める。そんな動きを、意識してやるようにする。

ただしやりすぎないこと。何でも過ぎたるは及ばざるが如し。

てのひらの広げ方も、キュッとすぼめるやり方も、自己流でやるのは危険です。必ず、先生に正しいやり方を教えて頂きましょう。

そんな事を、私はレッスンにいらしてくださる方々に丁寧に教えています。「文章だけ」で伝えられるものには限りがあることは、忘れないで下さいね。

上のように意識して手を使っていると、次第に必要な筋肉は育っていき、広がる手は作られます。諦めないで、投げ出さないで(ジャンプするという単純なところへ行かないで)、頑張りましょ。「頑張って弾く」んじゃなくて、「意識する、ということを頑張る」のです。

ちなみに私はそれまでオクターブは普通に届くけれど、9度はちょっとつらいかな、という手の広がり状態だったのが、40を前にして緩やかなテンポの曲なら10度が届くようになりました。その頃、生涯の師匠といえるエレノア・ウォン先生に出会い、教えて頂けたお陰です。

エレノア先生は、体の各部位をどのように使うと効率的で効果的に演奏出来るか?いかに体を楽に使ってピアノを弾くことが出来るかを、丁寧に何度も、私の体に染み入るまで根気よく教えてくださいました。

今の私は、エレノア先生から教わってきた事を、レッスンにいらしてくださる皆さんに還元しています。教わったことを伝承する。心も体も楽に使ってピアノを弾けるようになる人が、一人でも増えたらとても嬉しいです。

長いアルペジオ・フレーズをピアノで効果的に弾くポイント

画像のように、上昇下降するアルペジオの長いフレーズをピアノで弾く場合、ちょっとした事をするだけで、演奏効果が増しますよ。特に、クライマックスに向かって行く場合は、とっても効果的です。

さぁ、上の画像のように「フォルテ」で下降アルペジオが始まりましたよ。そして…

今度は上昇していきますね。このような場合は、最低音の打鍵直後に一度、音量を落としてみましょう。

一度音量を落とした上で、それからアルペジオの終わりに向けて、クレッシェンドをかけていくのです。

上昇するフレーズが長い場合は、クレッシェンドをかけるのはフレーズの終わりの方で。(始めから猛烈に頑張らないのがポイント。)

もし、あなたが弾いている曲の中にこのようなアルペジオ・フレーズがあったら、試してみて下さいね。

今日のピアノ動画*ファースト「ショーパン・ブギ」

ティブレイクは、ファースト作曲の「ショーパン・ブギ」。ファースト作曲と言うべきか、ショパン様の「小犬のワルツ」のブギ・バージョンですね。

Showpan Boogie by Chopin = Furst

これは、2017年のリサイタルのアンコールで弾いたもの。嬉しくて楽しくて、それこそめっちゃ走ってます(笑)。上の本文でお話してきた「速いフレーズの弾き方」の、めちゃ悪い例です(爆)。

ピアノでアルペジオを楽に弾くポイントを知っておくと手も広がるようになる?のまとめ

  • ピアノでの速いフレーズは、どこかにノリどころを作るだけで弾きやすくなる!
  • オクターブが届かなくてもジャンプしないで横へ移動してみよう!
  • ピアノを楽に弾くために手を広げるには、無理に広げず、内側から広がる事をイメージしながら
  • 長いアルペジオ・フレーズを効果的に弾くには、下降して上昇する時に一度音量を下げると良い

どんなことでも捉え方一つ、視点をちょっと変えるだけでうんと良くなります。景色すら変わって見える事も。ピアノは苦しい思いだけで弾くんじゃなくて、心から楽しんで、そう、心も楽しんで弾きましょうね。

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