響きを聴く?響きで合わせるとは?ピアノ演奏に推進力を出す方法
あなたは自分が出すピアノの音の響きを、聴くことが出来ているでしょうか?聴くことに意識を置いたことはありますか?
自分が出す音は、聴いているのが当たり前のようだけど、意外と聴けていないもの。どうしてって?
それはね、弾くことに一生懸命になってしまうからです。あら、いきなり答えを言っちゃいましたね。なんちゃって(笑)。

今日は、ピアノを弾きながら響きを聴き、響きで合わせるにはどうしたらいいか?響きを聴くってどうやるの?なんていうことや、あなたの演奏に推進力を持たせる方法についてお話ししますね。
Contents
響きで聴く・響きで弾く・響きで合わせる

ピアノを弾く時、画像のような右手の和音と左手の動きは、別物ではありません。ただ、このフレーズのリズムはこうだからと、その拍に和音を置くだけにしないこと。
想像してみて。左手の動きの音の響きと、右手の和音の響きを合わせるとどうなるか?想像してみて。左手と右手の響きが合わさることを。
- ぜひ、響きで音を聴く事を意識してみて
- ぜひ、響きを想像して弾く事を、意識してみて
- ぜひ、響きで合わせる事を、意識してみてね
響きで聴く、響きで弾く、響きで合わせる。それを意識してみましょう。
あなたがピアノを弾く時に、とても大切で、とても素敵で、そしてあなたの音楽を助ける大事なことですよ。忘れないでね。
ピアノで推進力を出す弾き方
あなたは、8分の6拍子が2拍子ではなく6拍子に聞こえてしまったり、4分の2拍子の曲が8分の4拍子に聞こえてしまった経験はありませんか?

あなたの演奏が、違う拍子に聴こえてしまう原因は一つではありません。でもその原因に「全ての音をしっかり(はっきり)弾こうとする」事にあります。
画像の8分の6拍子は、2拍子で捉えて演奏するのが基本。でも、うっかりすると6拍子になってしまったり、3拍子にすらなってしまうことが。
基本は2拍子ですが、こんなフレーズは「1小節を1拍」くらいの感覚で丁度良いですよ。
拍のとらえ方・感じ方の問題ですが、頭でわかっていても音に現れない場合があります。なぜ、理解しているのにそれが音に現れないのでしょうか?
その理由はね、全ての音の打鍵の仕方が同じになっているからです。同じ打鍵をしているなら、同じ音の出方をするのは不思議ではありません。そう思いませんか?全てが同じ拍に聞こえるのも頷ける事。
じゃあどうしたらいいか?→ 打鍵の仕方を変えればいいのです。至ってシンプル。
問題は「どう変えるか?」です。しかし、それは試行錯誤やってみるもの・自分で感じて体験するものです。それこそが、自分のモノとしてチカラとして身につくのですから。
文章だけで伝わらなったら、ごめんなさい。レッスンの記録のシェアなので、ご参考までに。
今日のピアノ動画*メンデルスゾーン「ファンタジー」第1楽章
ティブレイクは、メンデルスゾーン様の「ファンタジー(スコットランド・ソナタ)」Op.28の第1楽章をお送りします。
メンデルスゾーンの音楽は、シリアスなものから心が穏やかになる小品など様々。ぜひあなたも弾いてみてね。
響きで聴き響きで合わせてピアノ演奏に推進力を出す方法
- 次の拍へ向かって行くように弾く事
- 次の拍へと音の響きが向かって行くのを聴き届けるようにするのがポイント
これが、「拍を多く感じさせない弾き方」で「ピアノで推進力を出す弾き方」ですよ。ぜひ試してみてね!
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