ラヴェル「クープランの墓」”トッカータ”を弾くための練習ポイント

2021年1月21日

ピアノを弾くのは本当に楽しいこと。
ピアノを弾ける時間は、幸せ以外の何者でもありませんよね。

それでも、譜読みをしていく過程や、曲を仕上げていく時、そして暗譜を詰めている時や本番前などは、心臓がいくつあっても足りないくらい、アップアップな状態になるのではないでしょうか?

ピアノを弾くことだけに必死になって終わらないよう、譜読みをする時から表現・音楽を創るところまでをやってしまう練習が出来ると効率的ですよ。

今日は、ラヴェル作曲の「クープランの墓」から”トッカータ”を題材に、譜読みから創り上げるところまでを一緒にやってしまう「練習のポイント」をお話します!

譜読みの時に、どこに向かうのかを読む

ラヴェル「クープランの墓」トッカータから
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 7〜9小節目

この画像のクレッシェンドは、右手部分に鉛筆で書き入れたように、画像の3小節目の、初めの音に向かって行きます。

それを、弾く前からわかって、呼吸を整えて弾きたいですね。
そうしないと、「あれ?目的地ってどこだっけ?」に、なってしまいます。

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 11〜12小節目

1枚目の画像と、同じようなものですが、こちらでは、この次の音に向かって行ってる!という「意識」が欠けやすいトコロですよ。

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 21小節目

ここへ向かって行くのだ!という意識が欠けやすいのは、何故だと思いますか?
画像から気付く事はあるかしら?

答えを言ってしまうとね、ここは段違いになるんですよ、目的地の小節が!
だから、先読みしていないと、下の段に移って初めて気付くと言う。
あーやっちまったなー!になりやすいんですよね、段が変わったりページが変わるところって。

ピアノに限った事ではありませんが、音楽は常に「先へ先へ」と読んでいかねばなりません。
「今の音」だけを読んでいたら、音楽にならないからです。

それは文章もそうですよね。文字が読めるようになったばかりの人が、一字ずつ読んでいる様子を思い起こしてみて下さい。

文字を読めるようになった子供が、本に書かれている文字を一字一字、指しながら読んでいく。
その姿はとても微笑ましいですよね。

でも、全体を通して何を言おうとしているのかは、ちょっとわかりにくいかもしれません。
音楽も、同じことです。

何が言いたいんだろう?どこに向かって行くのだろう?
おお!クレッシェンドじゃないかー!わー!ここ、目的地だったのー?と、目的地の音を打鍵した時に気づくのでは、遅過ぎます。

だから、最初に譜読みをする時から「どこへ向かっていくのか」を理解するよう、意識してみましょうね。
「譜読みする」とは、そういうコトです。

音拾いと「譜読み」は、ちょっと違います。
音だけ拾って、指に馴染ませて、弾けてる気にならないように気をつけましょうか。

右手だけで二声ある時は、歌い方に気をつける

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 57小節目

右手は音符の上にも下にも「棒」が付いている音があるの、わかるでしょうか。

音符の上にも下にも棒が付いているということは、その音は「一人の歌」ではなく、「二人いる」=「二声」ということです。

きっと始まりはね、「ドーーシ ドーーシ」が歌なんだ♪ って、わかって聴いて歌っているでしょう。
でもね、続く(画像2小節目の)「ラソ」からが曖昧になりがち。

ここは「ラソファシ」ではなく、ラソファ~ですよ。
「ラソファ~」の「ファ~」の響きの最後まで弾くあなたが聴き続けるのがポイントです!

きちんと最後の「ファ〜」まで聴こうとすると、「ファ~」打鍵の指は、それはそれは大事に、その音を慈しむように鍵盤に触れられるますよ(打鍵できますよ)。

二声の歌い方のポイント

二声の歌い方のポイント、それは、

それぞれの音の終わりまでを、愛する人の声を聴くように聴き続けるコト。

あなたの大事な人を思い浮かべてみてね。大事な人のお話を、最後までちゃんと聴いてあげましょ♬

間合いを作るのは「呼吸」

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 62〜63小節目

画像の下の段、中央あたりに「sostenuto」と書かれている所に注目してね。

「ピアニシモ」になって、クレッシェンドしていくその時、音域が下がります。
それって、どんな感じかしら?何を想像できるでしょう?

  • 隠れるような感じ
  • 隠れたところから、少しずつ、のぞくような感じ
  • 突然「ひゅっ!」と立ち位置が低くなるから慌てて身を隠す、小さくなる?

それなら、「呼吸」なしでここを弾くのは難しいでしょう。

あなたが突然、誰かに見つからないように身をかがめて小さくなる/隠れる時って、どんな呼吸をしているかしら?
それを思い起こして、再現してみましょう。その時の呼吸を。

その呼吸が、ココに相応しい「間合い」を作ります。
それは、決して大げさな「間」ではありません。
「タイミング」です。

そして次のこんなところも。

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 69〜70小節目

「Tempo I」に入る所。ここに向けて、息を吸っていきますよ。

肩が上がる吸い方ではなく、お腹、もしくは背中の下の方に息を入れていくような感覚です。

適度の「間合い」を作ると、弾きやすく、そして聴きやすくなりますよ。
その適度の「間合い」を作れるのは、そこに相応しい「呼吸」です。

和音アルペジオは、指使いを考えるのがポイント

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 70小節目

画像の右手の動きを見てみましょう。
どうやって取ったらいいのか、わからないっ!と言う感じで、和音一つずつ取って高速移動のような感じで弾いていませんか?

  • はじめの「ソレ」の和音は「25」の指で
  • 次の「レミ」は「1」で取る
  • そして「レミ」を「1」で弾きながら、「25」の指をオクターブ下の「ソレ」に、またいで持っていく

お試しあれ!さぁ、どうでしょ?スムーズに弾けるかしら?

こんな弾き方を一度経験すれば、あとは言われなくても、あなた自身で考えられるようになるでしょう。

だから、妙な指使いをしていたり、弾きにくそうに見える時、聴こえて来る音がデコボコしている時は、「指使いチェック」を再考しましょうね。

和音アルペジオのフレーズは、指使い次第で弾きやすくなりますよ♪

指くぐりで気をつけるべき事を知っておこう

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 74〜75小節目

この画像で言うと、右手の16分音符の3~4音目が、指くぐりで気をつけるポイント。

1音目の和音と2音目の単音は、セットで掴めるように指(手)は1ポジションで用意できるでしょう。
つまり、1音目の和音「ファラレ」を「235」の指で弾く。
その時、「1」の指は次に弾く「ド」に用意しておくのです。
届かなくてもね、広げておく。

そして3音目を弾くために「2」の指が「1」の指を「またぎ」ます。
そこまでは良いのですが、その後、また元のポジションに戻らなければなりません。

「1」の指で弾く「ド」へ、無意識のうちに「急いで戻らなきゃ!」と、「1」の指の打鍵が、わずかに速くなってしまう危険があります。
特にそこを速く弾いているつもりはないから、自分では気づきにくいのですね。

でも、このような「指くぐり」は、打鍵が速くなりがちなのです。
だから、全ての16分音符を「1234」「・・・・」とか「タカタカ」とか工夫して「聴き届ける」という意識を強く持ってみましょう。

細かい動きの中で、メロディを浮き立たせる方法

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 102小節目〜

両手交互に、16分音符を弾いていくフレーズ。

その16分音符の中に、「棒」が上下に付いている音がありますよね。
画像の下段(左手で弾くところ)にあります。鉛筆で丸を書き入れている音ね。
それらの音を繋ぐと、メロディになります。

「はい、わかってます」と、あなたは心の中でつぶやいたかも、しれません。
うん、そうね、わかってるよね。

では、あなたが思っているように、そのメロディは、聴いている人がわかるように伝わっているかしら?

このような細かい動きの中にメロディがあるフレーズを、キレイに聴かせるように弾くための練習法です。

まず、音符の「棒」が上下に付いているメロディを成す音たちだけを、弾いていきましょう。
「えー?それだけ?」と言う前に、やってみましょ。
そうすることで、大事なメロディの在り方がはっきりと理解出来ますよ。

もちろん、ただ音を並べるだけじゃありません。

それぞれの「音」と「音」が、どんな「空間」を伝って繋がって行こうとしているのか?それを感じて、聴いてね。

音数が多い中にある、シンプルなメロディは、その音の数に惑わされて、埋もれてしまいやすいのです。
シンプルなメロディこそ、その「音の間」(空間)を聴いてね。

すると、16分音符群を弾いていく中でも、メロディをどのように弾いていったらいいかが見えてきますよ。

このようなフレーズに出会ったら、是非お試し下さいね。

欲しい響きにこだわりを持つ

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 120〜122小節目

この場合、16分音符の動きの中に4分音符と2分音符が入っています。

画像1小節目は下段の第1拍「ド#」→上段の第2拍「シ#」→2小節目下段の2分音符「ド#ー」、
これがメロディ。
そして2小節目の2分音符「ド#ー」でこのメロディは終わり、次が始まります。

そのために、画像2小節目の下降する16分音符群は

「しゅるしゅると消えていきたい」と、ある生徒さんは言いました。

だよね?じゃあ、どうしたらいいだろう?メロディも終わりに向けてデクレッシェンドです。
でもね、終わりの「ド#ー」は2分音符なのよ。それまでの4分音符の倍の長さでしょ。

伸ばす音はすごく気を付けないといけません。
何故なら、音はすぐに減衰してしまうから。
どんなにデクレッシェンドだと言っても、その音の響きは「聴いていたい」の。

その音の響きの中で、下降する16分音符群をしゅるしゅると消えゆくように弾きたいならば?

その2分音符は打鍵する直前にその音の響きを「想像する!」ことですよ。
そして、心持ち音量大きめで打鍵してみましょう。言い換えれば、テヌート気味に、大事に。
まるで水面に落ちた水滴の波紋が広がっていくようにね。

その中で、その響きに包まれるように16分音符を続ける。
2分音符の音がクリアに響いていなければ、16分音符群を消えるように、というのは難しいことです。

クレッシェンドはピアノ(p)から

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 129小節目〜

この画像中、気を付けたいポイントは3つ。

  • 歌の終わりの音の処理
  • クレッシェンドのかけ方
  • 長く伸ばす音の扱い

では、それぞれ詳しくお話しましょう。

歌の終わりの音の処理

もう一度、画像を出します。

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 129小節目〜

画像では2小節目の右手の第1音です。ヘ音記号で「ミ#」(8分音符)。

音価は8分音符ですが、打鍵して終わりにしたくない。
この音の響きが残る中、続く音の上昇がわき上がってくる。

だから、その音を大事に聴き続けましょう。

クレッシェンドのかけ方

そしてその上昇していく二小節には「クレッシェンド」があります。
クレッシェンドは、その指示がある所はまだ強くないということ。

クレッシェンドの始まりは、たとえそこがフォルテであっても、一度「ピアノ」に落としてから、ということを忘れないでね。

だから、画像の2小節目はまだ大きくしないでモヤモヤと。

画像3小節目でクレッシェンドをかけていくと、その向かいどころである4小節目の第1音に「向かっていく」効果が大きく表れますよ。

長く伸ばす音の扱い

もう一度画像を。

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 129小節目〜

画像4小節目からのソプラノには、長く伸ばす音が出てきます。
その音の打鍵は非常に気をつけてあげたいですね。

長い音のその次の音を打鍵するまで、その音の響きがなければ繋がりがなくなってしまいます。
ではどうしたらいいのか?

それは、あなたがその音を聴かねばならない。
聴き続けなければなりません。

もう一つ言うと、その音を打鍵する前に、「この響き!」という欲しい音を脳の中で鳴らしてみるのがポイント。
つまり「強くイメージする」ということ。

「pre-listen」と、よく師匠に言われたものです。

あなたが想像できない音、あなたが聴き続けられない音は、聴いてくれる人には伝わりようがないのです。

さぁ、もっと自分が出す音にこだわってみましょう。

2小節×3つのパターンは、変化を感じるのがポイント

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 145小節目〜

このように、同じ音の動きが2小節ずつで変化していくパターン。

変化はしているけれど、同じ音域で少しずつ音の動き方が変わっていく。
きっちり2小節ずつで変わります。

これらを、光の点滅でイメージしてごらん。色の違いとか、光る場所の違いとかでもいいですね。
この音の動きに合わせた光の点滅をイメージしてみる。(レッスンでは実際に、点滅している様子を見せてます)

変化は変化。うんと敏感になって、いろんなものを感じとっちゃおう!
すると、音に動きが出てきますよ。
情景まで見えて来る!情景が見えてくるほどに感じたりイメージしてみましょう。

音の動きの変化に敏感になろう!

演奏に落ち着きがなくなるパターンを知っておこう

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 151小節目〜

16分音符や32分音符などの、速い動きが続くと、時に「急いている」感じを受けることがあります。

「何で?何で速くなっちゃうんだろう?」って、あなた自身が弾いている時に感じた経験はありませんか?

速い音符だけれど、まだインテンポでは弾けない、という段階でも、何故か速くなってしまったりするんですよ。

さて、それは拍の終わりにあります。
大抵は、無意識のうちに第1拍を重視して弾いているでしょう。
「次の拍」のポジションにパッと移動せねば!という無意識の行動です。
そして、各小節の終わりの拍は急いてしまうのです。

急いてしまう理由のもう一つは、その終わりの拍のそれぞれの音を、きちんと聴ききれていないから。
だから音名で歌ってみるといいですよ。

確かに「次の第1拍に向かって行く」というのは正しいこと。
よくないのは、そこに呼吸がないからです。
もしくは呼吸が「足りない」から。

そんな時は、小節の終わりの拍で息を吸ってみて。
身体が広がって(開いて)大きく次へ向かって行くようにね。

クレッシェンドのピークは、耳を研ぎ澄ませよう!

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 167〜168小節目

この画像のように駆け上がっていくクレッシェンドの果てに、その頂点があります。
欲しいのは、右手トップの「ミーー」の澄んだ響き。

駆け上がっていくのと同じペースでその「ミーー」を弾いてしまうと、何が何だかよくわからなくなっちゃう。
透明感を出すのは難しい。

その美しい透明感ある音を出してわかってもらうためには、どうしたらいいのか?
それはね、その音の打鍵の一瞬前に、あなたが耳を研ぎ澄ませてその音を「想像」するコトです。
もう何度もこの記事で書いていますが、どんな音を弾くにも重要なことですから、実践してね。

強く、その音を「想像」して、うっとりしちゃうのがポイント。忘れないでね。
一度、弾く前に音を想像するのが出来るようになれば、しめたもの!いつだって、どんな曲でだって、出来るようになりますよ。

音の波形を素直に感じるのが表現を豊かにするポイント

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 173小節目〜

和音で似たような動きが続いていて、弾く(音を掴む)事だけで終わってしまっては、もったいないです。

そこまで指が回るようになったら、今度は音がどのように動いているのか?音の波形を見て感じ取っていきましょう。
音の波の動きの通りに
抑揚を付けたらいいんです。

音が飛ぶ時は、慌てないで。空間を広くとってね。

音のしっぽまで聴き届けると、音楽に動きが出てくる!

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 193小節目〜

ソプラノのライン、「レーーミ|ドシラー」でスラーは切れて、少し移動して「ソーーラ|ファーミド・・・」と続きます。

この「少し移動して」というのがクセモノ。
「移動しなきゃ!」って無意識のうちに思っちゃうのね。
困ったものです。

だけどね、そんなに遠くへいくわけじゃないんだよね。
(遠くへいくとしても、という話をするわけですが)

いくらフレーズの切れ目とはいえ、「レーーミ|ドシラー」の「ラー」は、4分音符。
それ、カットしちゃダメなのよ。ペダルとかの問題でもないの。(実際にはペダルで音を残すとしても!)

弾くあなた自身がその「ラー」の「しっぽ」というか「オシリ」まで聴いてあげないといけないの。
なんでかというと、あなたが聴いていない音はね、聴いてる人には絶対に伝わらないから。

逆に言えば、あなたは伝えようとしていないからだよね。
ただ必死になって音を出しているだけ。
あなたが出す音を聴き続けていないということは、あなたの意識はその音にはないということ。
だから、その音の行方にふさわしい打鍵をしてないってことなんです。

音のしっぽまで聴くってね、すっごく難しいの。
できるようになるまで、当に理解できるようになるまではね。
でも、やって!聴いて!聴き続けて!

あなたなら出来るから。
あなたは意識すればできるってことを、私は知っているからね。

低音でのフォルテ・フォルテシモはガンバらなくていい!

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 227小節目〜

低音でのフォルテやフォルテシモを頑張って弾かなくていいというのは、フォルテは腕の重みを鍵盤に乗せるだけで出るからです。
低音は高音よりも響きやすいし、音量が出やすいのだから尚のこと。

だから、低音フォルテやフォルテシモは、頑張らなくていい。ただ腕の重みを乗せてあげることを意識すればいいんだよ。

打鍵する時の動作のポイント

ラヴェル「クープランの墓」トッカータ
ラヴェル「クープランの墓」トッカータ 最終小節

ピアノを弾く上で、導入者とかプロとか関係なく、ココだけは気をつける・意識するべきコトがあります。

それは、「音の方向性」。

あなたはその音を、どっちの方角へどんな風に飛ばしたいの?
どんな風に響かせたいの?ということです。

  • 音をふわっと持ち上げたいのか、
  • 空中に勢い良く飛ばしたいのか(向こうの方まで飛ばしたいのか)?
  • 水がポチャンと落ちるようにしたいのか、
  • スーパーボールの動きのように?
  • ヨーヨーの動き?
  • ブーメランが行って戻ってくる感じ?それとも、直球で飛ばしたい?落としたい?
  • どっちの方角へ?

それをイメージできたら、その方角へどのように飛ばしたいか?という「その動き」をすればいい。
それだけでいいの。

画像の例で言えば、最後の音・右手で弾く装飾音は、次に左手で弾く低音に「掛かって」います。
だから、打鍵と同時に右手は左側、低音側へやる。
左手は打鍵と同時に下後方へ取ってしまう。

あなたはココを、柔らかい響きで終えたいの?ってことを、考えたらいい。
自分自身で考えて考えて出たイメージなら、それを再現するだけですよ。
そうすればね、もしそれがちょっと違っていたとしても、音に説得力が出るから「わかって」もらえるよ。
まずはそこからね。

 

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