休符は休憩じゃない。休符も音楽だ!

休符は音符と同じように、その長さの種類はいっぱいあります。
全休符・2分休符・4分休符・8分休符・16分休符、他にもいろいろ。
休符は「お休み」だけど、「休憩」というわけではありません。

例えば、同じ8分休符でも前後の流れを見て考えると、「8分休符ならなんでも同じ」というわけではない事に気づくでしょう。

今日はいい機会なので、「休符」をどう捉えるか?考えてみませんか?

休符は「休み」じゃないよ

休符は「休み」じゃない。次へ繋ぐ音楽だ!

ブルクミュラー「やさしい花」から
ブルクミュラー「やさしい花」から

画像の左手を見てみましょう。
リズムは「タンウンタンウン」=4分音符と4分休符が交互になっていますね。
特に難しいリズムじゃありません。こんなシンプルなリズムは、気をつけたい事がありますよ。

「休符は休み」と言いますが、本当にそうなのかしら?

手拍子でリズムを取るのとは、違うよね。
だって、これは音楽なのだから。

もちろん、リズムも音楽です。
リズムを打っているだけでも、音楽になるのが最高よね。
(まぁ、だからリズムの練習にならないようにねっていう話ですが)

4分音符の音が、離鍵と共に宙を舞って行った音の響きを聴く。
そして次の4分音符に繋げるのが、休符の役割だと考えてみて?

休符も、その「時」を聴いてね。あなたが打鍵していない間の音の振動を。その行方を。

休符だけの小節で始まる意味を考える

リスト「メフィスト・ワルツ第1番」から
リスト「メフィスト・ワルツ第1番」から

上の画像のように、休符だけの小節から始まる曲もありますよ。
ちょっと不思議ですよね。なぜ、最初の小節全部が休符になっているのでしょう?
その休符の詳説も、作曲家さんにとっては「大事」で「必要」なものだったんですよね。

では、その休符の小節には、どんな意味があるんだろう?
あなたは、どう思うかしら?休符の小節に、何を感じますか?

もしかしたら、弾き始めるために必要な「呼吸を整える間」かもしれません。
もしかしたら、発音する前に何かが近づいてくるのを「感じる時間」かも。

あなた自身で、いっぱい感じてみて下さいね。

休符だけの小節で終わる意味を考えよう

なぜ休符だけの小節で終わるんだろう?
なぜ休符だけの小節で終わるんだろう?

さぁ、休符だけの小節で始まった一つ前のものと、逆パターンですよ。
こちらは、画像に写っている初めの小節は、「4分音符一つと4分休符が二つ」。
これで終わってもいいのに、どうして更に1小節、休符だけの小節があるのかしら?
考えてみましょうか?

離鍵しても、その音の響きの全てが、一瞬で消え去るわけじゃないですよね。
実際に響きが消えてしまっても、まだそこに「余韻」を感じる事は出来ないかしら?

目に見えないものがありますが、音は目には見えません。
音は耳で聴く事は出来るけれど、聴こえなくなる時もあります。
それでも、そこにはまだその響きの「エネルギー」が残っている。
それが、音の「余韻」。

その音の余韻を最後まで聴き届けるように、見届けるように、最後まで味わってみたいですね。
ぜひ、味わってください。

バレリーナが舞うように休符を味わってみよう

リスト「ハンガリアン・ラプソディ」第2番から
リスト「ハンガリアン・ラプソディ」第2番から

この画像のような(赤丸で囲んだ)8分休符は、どのように捉えたらいいでしょうか?
あなたは何を感じるかしら?
「そこに休符があるから、切っておこ」?
深く考えなくても、装飾音を弾いて次の音の打鍵に向かったら、「切れてたわ」?

例えば、こんな風にイメージしてみたらどうかしら?
休符は「音が舞っている時間」

それはまるで、バレリーナが宙を舞っている時のようではないかしら?
ぜひ、想像してみてね。
そして、想像しながら休符を味わってあげると、もっと音が生きてきますよ。
そう、音が動き出して音楽になっていく瞬間です。

さぁ、バレリーナが舞うように、あなたも休符を味わってみよう!

今日のピアノ動画*ギロック「森の伝説」

ティブレイクは、ギロック作曲の「森の伝説」をお送りします。

ギロックの作品はどれも、背景を想像したくなるワクワクがいっぱい詰まっているような気がします。

まとめ

  • 休符は休憩するわけじゃない。打鍵していない「間」を聴こう
  • 休符だけの小節で始まる意味を考える。必要な事は何か?
  • 休符だけの小節で終わるのは、響きが消える最後まで聴き届けるため
  • 音符と音符の間の休符は、バレリーナが舞っている時間だと想像してみよう

音符も大事だけど、休符にも作曲家の意志があってそこに有るという事を意識するようにしましょう。

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