【ピアノ奏法】音階ユニゾンで気をつける2つのポイント

2021年1月22日

音階とは書いて字の如く、音の階段。

隣り合う音を上がったり下がったりする動きを「音階」と言います。
音階を弾くのは簡単なようでも、その音階を音楽的に弾くのは簡単な事ではありません。

と言っても、曲はそもそも「音階」と「アルペジオ」と「和音」の組み合わせで作られています。

そんな音階も、オクターブの動きだったり両手で同じように弾くユニゾン(平行奏)だと、途端に弾きにくく感じたりしませんか?

今日は、そんな音階ユニゾンのフレーズで気をつけるポイントを教えちゃいます!

ピアノを弾くのが窮屈だと、音も窮屈になっちゃう!

あなたはピアノを弾く時に、両手が近すぎたり重なっていたり交差する時に、弾きにくさを感じたことはありませんか?

ラヴェル「プレリュード」から
ラヴェル「プレリュード」から

この曲の場合(上の画像)、左手で弾く音は右手で弾くオクターブの「上の音と下の音の間」にあります。
これがまぁ、何とも弾きにくいのですよ。

どうして弾きにくいかというとね、楽譜に書かれているその通り「正しい音価で鍵盤を押さえておく」と思うから、大変なことになっちゃうの。

この曲ではね、左手の和音は打鍵したら「ほわん」と腕を上へ抜いてね。
左手が、右手の奥(で上)に位置するカタチにしてみましょう。

その音が響いていく様を聴きたい。
その音が響いていくさまを聴いて欲しい。
だから、ちゃんとその響きを飛ばそう。

響きが飛ぶように弾いてみましょう。

音数が少ない曲は、表現すること・美しさを追求することは、とっても難しいもの。
でもね、あなたが自分からそれを欲するようになったら最高!素晴らしいことです。

あとは、耳で聴いて。しっかりと聴いてね。
決して不用意に(何となく)弾かないのがポイントです。

ちゃんとあなたが音を聴いてあげれば、欲しい音は出てくるし、窮屈だと感じることもなくなりますよ。

オクターブ・ユニゾンをラクに弾くには、打鍵と同時に腕を上へ抜くこと。
そしてあなたが弾く音の響きををしっかり聴くのがポイントです。

レッスンでの生徒の使用楽譜はこちらです。
ラヴェル「プレリュード」イ短調。

ピアノでの音階ユニゾン(平行奏)で気を付けたいこと

ブルクミュラー「進歩」から
ブルクミュラー「進歩」から

両手で一緒に同じ動きで弾くユニゾン(平行奏)は、弾きにくいと感じるものの一つ。
それはきっと、右手と左手で指の使い方が違うからでしょうね。
なんだか合わないと感じているうちに、ずれてしまいます。

ほら、こんな曲にも出てきますよね。

ショパン「バラード第1番」から
ショパン「バラード第1番」から

こんな両手ユニゾンの音階フレーズ、あなたはウキーっ!ってなりませんか?

一つ上の画像の曲は、両手で三度平行奏の1オクターブの音階です。
見事に左手が遅れをとり、ずれて音が抜け...と当時レッスンしていた小2ちゃんは、必死だったの。
小2ちゃんが必死だった原因は、「一生懸命弾こう!」という気持ちが強かったからなの。

すぐ上のショパン「バラード第1番」のこの音階ユニゾンも、今までこの曲のレッスンをしてきたほとんどの生徒さんたちが、最後の最後まで頭を悩ませていたフレーズの一つでした。

「え~?なんで~?一生懸命弾いたら、どうしていけないの~?」とまでは言われませんでしたが(笑)。

あなたが一生懸命だからね、手首にものすごい力が入ってしまうのよ。
それで手首が落ち気味になります。
ピアノを弾く時に手首が落ちると、腕の重さで手首や指にブロックをかけてしまうので、コントロールが出来なくなりやすいの。

手首を少し上げて、力が入らないように上から・・・と、生徒さんの左手に手を添えて、肩にも力が入らないよう羽交い締めのような状態でやっておりましたら、感覚をわかってもらえました。

そうしたら!生徒さんもわかったのが嬉しかったようで、その場で何度も繰り返して練習を続けていましたよ。
そしてね、びっくりするくらい、手首に力が入らなくなりました。

両手ユニゾンの音階フレーズをキレイにラクに弾くポイントは、一生懸命弾くのをやめること。
そして少し手首を上げて弾いてみてね。

ピアノ動画*ラヴェル「プレリュード」

ティブレイクは、ラヴェル作曲「プレリュード」。

この曲は、パリ音楽院のコンクールの初見用の課題として1913年に作曲されました。

あなたもぜひ、初見で弾いてみてはいかがでしょうか?

ピアノを弾く時の窮屈感と音階ユニゾンで気を付けるべき事のまとめ

  • オクターブ・ユニゾンをラクに弾くには、打鍵と同時に腕を上へ抜いて、音の響きををしっかり聴くのがポイント
  • 両手ユニゾンの音階フレーズをキレイにラクに弾くポイントは、一生懸命弾くのをやめて少し手首を上げて弾くこと

何事にも通じるのですが(ピアノのどんなフレーズを弾く時も、またピアノ以外の事柄でも通じますが)、肝は「頑張りすぎない」事です。

頑張るという言葉はとっても素敵な響きがするかもしれません。
でもね、頑張るっていうのは、力が入ってしまうってこと。

もっとあなた自身を、体を開放してあげましょう!
そうしたら、音も伸びやかに響いていきますよ!

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

スポンサーリンク

心と体を楽にしてピアノを弾くヒントを月曜の朝、メールでお届け!

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,069人の購読者に加わりましょう