スラーを一息で弾く意味と8分の6拍子の拍感を理解する3つのポイント

スラーは、音符の上や下に弧線が付いているもの。

スラーが付いている間の音は、切れないように「つなげて」弾きましょう、と習うでしょう。
これは、言い換えると「レガートで弾く」ということです。

でもね、ピアノでスラー・レガートで弾くのは、意外と難しいことなの。
あなたは気づいているかしら?

歌だったら、一息で歌うところ。
悲しいかな、ピアノは呼吸を止めていても、指を動かしていれば音は出ます。

でも、それでは一息のスラーにはならないの。

8分の6拍子も同じ事。こちらは拍子・拍感をどう理解するか?が重要です。
でもね、拍感を理解した上で、どう呼吸を使うのか?

それ次第であなたの演奏は、もっと生き生きしたものになりますよ。

1スラーは一息の呼吸がポイント

リスト「コンソレーション第3番」から
リスト「コンソレーション第3番」から

こちらはリスト作曲の「コンソレーション第3番」です。

この曲は右手と左手が「2対3」のリズムなので、合わせる事に意識が置かれがちでしょうか。
もし、合わせる事が大変ではなくなったら、是非、スラーの付き方に注目してみましょう。

スラー1つで、一息ですよ。
だけどね、合わせる拍を意識したままでいると、スラー(レガート)で弾いているつもりでも、4つに分割されてしまいます。「ファファ」のように。

はいっ!4拍子で数えてますよ!わかりますか?って宣伝してるみたいに。

美しいメロディ・美しい音を想像して、その音を聴き続けながら、歌っていきましょう。
美しいメロディを集中して聴いていたら、左手の動きも、良い塩梅になりますよ。

ぜひ、意識してみてね。

一息に弾きたかったら呼吸を意識するのがポイント

ブルクミュラー「タランテラ」から
ブルクミュラー「タランテラ」から

子供たちに人気があるこの曲は、ブルクミュラーさんの「タランテラ」。

8分の6拍子の画像の2小節は、もう一度繰り返されます。
ここは少なくとも2、小節で一息として弾きたいもの。
(できれば4小節で一息ね。)

気を付けないと、スラー1つずつでガックンガックンする演奏になってしまいます。
「れみふぁっ」「ふぁそらっ」「らそふぁっ」「ふぁみれっ」・・・

こんなフレーズをキレイに弾くポイントは、スラーの終わりの音(8分音符3音目)でジャンプしない事。
=同じ音の指替えでジャンプしない。
ただ指を横へずらすだけでいいんです。

右手で言えば、「れみふぁ」の「ふぁ」は「3」の指で弾きますね。
その時にはもう、次に「ふぁ」を弾く「1」の指をそばに寄り添わせておくこと。
そうしてバトンを渡すだけです。

クレッシェンドでは「息を吸っていく」。
デクレッシェンドで「息を吐いていく」。
これで一息ですよ。

一息で弾くために気を付けること

  1. 指替えでジャンプしない
  2. 指替えは準備しておいてバトンを渡す
  3. クレッシェンドで息を吸っていき、
    デクレッシェンドで息を吐いていく

さぁ、やってみてね。

8分の6拍子の拍感とは?

ブルクミュラー「帰り道」から
ブルクミュラー「帰り道」から

先程のブルクミュラー「タランテラ」も8分の6拍子でしたが、こちらブルクミュラー「帰り道」も8分の6拍子です。

8分の6拍子は、「8分音符を1拍として1小節に6拍」数えます。
と、「拍子記号」の最初のお勉強で習うでしょう。

ただし、拍感は6拍子ではありません。2拍子ですよ。
6拍、数えないでね。

8分音符三つ=付点4分音符一つを1拍、と感じて、1小節は2拍子で感じていきます。

理解の仕方や その具合は人それぞれ。
しかし、これはそれぞれの生徒さん達が理解できるまで、体感出来るまで、教える側はアプローチし続ける必要があります。

8分の3拍子や8分の6拍子で理解出来ずにいると、
16分の9拍子や16分の12拍子、2分の2拍子でさえ、拍感を正しく理解出来ません。

すると、拍感がもやもやした、わかりにくい演奏になってしまいます。

「推進力」を出すにも、拍感の理解は必要なこと。

大事なので、もう一度言いますよ。

拍子の理解は、必要不可欠です。

1音1音で縦割りになってしまう弾き方も、拍子や拍感を理解するだけで、解消できますよ。

ピアノ動画*リスト「コンソレーション第3番」

ティブレイクは、リスト作曲の「コンソレーション(コンソラシヨン/慰め)」第3番を。

美しい作品で、多くのピアノ弾きから愛されている一曲だと思います。
でも、美しく弾くのは、いつも課題ですね。

まとめ

  • 1つのスラーは、一息(一呼吸)で弾くのがポイント
  • 一息に弾きたかったら、実際にどんな呼吸をしているのか?どう呼吸したらいいのか?を意識しよう
  • 8分の6拍子の拍感は2拍子だ!

ピアノは、呼吸を意識しなくても、指が動けば音は出ますよね。
だからこそ、呼吸することを意識して欲しいです。

あなたが呼吸をする事で、あなたの指が紡ぎ出す音に命が宿る。
生命力や躍動感・推進力が生まれるんですよ。

呼吸に無頓着でいると、体に不要な力がどんどんたまっちゃいますよ!

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

 
 

 

 

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