【ピアノ奏法】広がる手は作るもの!手が小さくてもあきらめなくていい!
ピアノを弾いていてお悩みはいろいろあれど、「手が小さいの」とか「手が広がらないの」というお声はよく届きます。
私も手は小さい方ですからね(体は大きいのですが、体の大きさに比べると手足はビックリ!な小ささですの。
あ、私のことはどうでも良いですよね(汗)。ごめんなさい。
小さな手だからと、嘆かないで!
逆にね、手が大きくたって広がらない手を持つ人もいるんですよ。
でもね、広がらない手だからと言って嘆かないでください。
大丈夫!これからだって、あなたの手が小さくても広がらない手であっても、広がるようにすることはできるんですよ!
今日はそんなお話を致します。
広がる手は作るもの!

画像上の段=右手の「ソシミレシソ」から、1オクターブ上の「ソ」への開きは、スラー付き。まだオクターブが届かない小さな手で、ピアノでこれを繋げて弾くのは、厳しいことです。
でもね、届かないから、ジャンプして弾いたらいいじゃない って言うのはどうでしょ?
「広がる手」は、作るもの。手が小さいからと、諦めないで。
歳を重ねれば体は大きくなっても、手は必ずしも大きくなるわけじゃない。
どんなに体が小さな子でも手が小さくても、広がる手を持っていれば/広がる手を作れば、オクターブは届くようになります。
そのためにも、「届かないから→ジャンプする」という方法は、手放しましょう。
広がる手の作り方
う〜〜〜ん!と、体を伸ばすストレッチをするように、「てのひら」を内側から広げる。
この時の注意点は、手が反らないようにするコト。そうしたら、多分、7度くらいは広がるでしょ。
7度が届いたらオクターブ(8度)は、隣だもの。
ちょっと先が見えそうになってきましたよ。
さて手をう〜〜〜ん!と広げた後は、隣の鍵盤にスライドするだけ。
横滑りね。そう、これがポイントです。
決して、ジャンプしないこと。
こうやって、ストレッチするように「てのひら」を広げる事。
そして、音階やアルペジオなどでの指またぎや指くぐりで、キュッとて指を窄める。
そんな動きを、意識してやるようにしてみましょう。
するとね、次第に必要な筋肉は育っていき、ピアノをラクに弾くために必要な広がる手は作られていきますよ。
諦めないで、投げ出さないで(ジャンプするという単純なところへ行かないで)、頑張りましょ。
今日のピアノ動画*バッハ「平均律第2巻第7番」
ティブレイク、今日はヨハン・ゼバスティアン・バッハ様の「平均律クラヴィーア曲集第2巻第7番」BWV876をお送りします。
バッハの平均律クラヴィーア曲集は、プレリュードとフーガがセットになっていますが、今日はプレリュードだけお送りしました。
ピアノをラクに弾くための広がる手は作るもの!手が小さくても嘆かなくていい!のまとめ
- ピアノをラクに弾くために広がる手を作るには、安易にジャンプしないこと
- 広がる手を作るために、無理に手を広げないこと
- てのひらの内側からストレッチするように広げるのがコツ
- 広げても届かない音へはジャンプしたり無理に広げず、横へスライドしよう!
ピアノは「頑張って弾く」んじゃなくて、「意識する、ということを頑張る」んだよ。
いつも、ありがとうございます♪
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