運指の決め方を考えるだけでピアノは弾きやすくなる!パガニーニ・エチュード6で解説!
ピアノを弾くのって、好きな曲と向き合っている時は楽しいですよね。
でも、何だか弾きにくいパッセージやフレーズがあると、もやもやしてしまいます。
ちょっとイラっとするかも?(笑)

こんな単音フレーズから突然!和音に変わるなんて、どういう事?
弾きにくいですっ!と生徒さんは言いますよ。
あなたもそう感じるフレーズに出会うこと、ありませんか?
今日はそんな、ちょっと弾きにくいフレーズの運指(指づかい)の決め方について考えてみますよ。
Contents
ピアノを弾きにくいのは運指/指づかいが原因かもしれない?

画像の下の段(左手が弾く段)ですが、赤い矢印を入れている所が問題の場所です。
生徒さんのレッスンでの事。
ん?ここでなぜか「不自然な間」があいてしまう….まるでそこに休符があるかのような「間」が。
どうしてだろう?と、生徒さんがピアノを弾く所を角度を変えたりしてガン見。
挙動不審な先生です(笑)。
でもね、「弾きにくい」とか「ピアノを弾いていると体がつらくなる」などと言うのは、必ずどこかに原因があるの。
だから、その原因を突き止めれば解決する糸口は見つかります!
突破口が見える感じね。
だから、「あら〜、それ変ね」と言っていても前へは進めない・何にもならないので、とにかく追求する事を忘れてはいけません。
それが先生の役割。
レッスンに行くのはクリニックに行くのと似ている?
ピアノ学習者さんがピアノの先生のところへレッスンを受けに行くのは、具合が悪い人がクリニックや病院へ行く「患者さんとお医者さん」の関係に似ているかもしれません。
きっと何か悪いところがあるから具合が悪い・調子が悪い。
だから病院へ行くでしょ。
原因を突き止めてもらってお薬を出してもらったり、場合によっては手術してもらって治す方へ向かっていきますよね。
ピアノの学習者さんが先生のところへレッスンを受けに行くのは、「この1週間(あるいはこの1ヶ月など)、わたし、こんなに頑張ってきて、こんなに弾けるようになりましたー!」と嬉々としてレッスンに行く事もあるでしょう。
もしかしたら褒めてもらいたくて?認めてもらいたい気持ちもあるかも?
でも多くは「弾きにくい」事を解消する何かが欲しかったり、「わからない何か」を教えてもらいたくてレッスンに行くのではないでしょうか?
「それじゃダメよね」「音汚いわねー」「もっとキレイに!」「もっと歌って!」と口で言うだけなら、誰だって出来るかもしれませんよ。
先生も千差万別。あなたが先生なら、あなたに出来ることをすれば良いのです。
あなたのカラーを知ってそれを最大限に活かすようにすれば良いんじゃないかなぁ?
あれ?脱線してますね。
ピアノを弾きにくい原因を探る
話を元に戻しましょう。
生徒さんが弾いている様子をあちこちから見ると、彼女が弾きにくいと訴える原因がわかりましたよ。
あら~、それは運指/指づかいだわ~。

さて、この画像の左手です。
「らしら」「れみれ」と単音フレーズを弾いた後に「ド#とラ」の和音を弾かなければなりません。
このポジション移動に、時間がかかります。
だって、「れみれ」を「212」の指で弾いているんだもの。
弾きにくいなら指づかいを変える事を考えて実践してみよう!
さぁ、ちょっと運指/指づかいを変えてみましょうか。
同じところをね、「213」もしくは「214」にしてあげるだけで、パッとポジション移動出来るようになりますよ。
だけど、運指/指づかいを変えるのってなかなかね…
すっかり、それまでの運指/指づかいに慣れちゃっているから…
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
その後の生徒さん!出来るようにしてきましたよっ!いいぞいいぞ~~!
やっぱり運指/指づかい変えるの大変だわ!とあきらめる前に、少し集中してやってみましょう。
それでも出来ない場合は、その運指/指づかいはあなたには「合っていない」のですから、他の方法を考えてみる余地があります。
ピアノは運指/指づかいを考えるだけでグンと弾きやすくなる!のまとめ
- あなたがピアノを弾きにくいと感じる時、その原因は運指/指づかいにあるかもしれない!?
- ピアノのレッスンに行くのはクリニックや病院に行くのと同じだとしたら?
- ピアノを弾きにくい原因を探ろう!
あなたがピアノを弾いている時に「ん?なんか弾きにくいよ?」と感じたら、是非とも運指/指づかいをもう一度考えてみましょ♪
🌟こちらの記事もオススメ🌟
- リスト「愛の夢」を美しく弾くための13の練習ポイント教えます
- リスト「泉のほとりで」を美しく弾く12の練習ポイント
- リスト「森のざわめき」の練習法・仕上げのポイント教えます!
- リスト「パガニーニ大練習曲第6番」で考えるピアノで表現するための効果的な楽譜の読み方
- リスト「超絶技巧練習曲」第10番ヘ短調を練習する7つのポイント
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません