ピアノで弾くアルペジオは親指が!オクターブの動きはエキスパンダーがポイント!

2019年12月26日

ピアノでアルペジオを弾くと、うまく弾けない事が多くありませんか?

アルペジオだけではありません。
オクターブの動きもなんて弾きにくいのでしょうか。
そんな弾きにくいアルペジオやオクターブでの動きも、どうして弾きにくいのか原因がわかれば対処出来るんじゃないかしら?

今日はそんな事に注目して、あなたもアルペジオやオクターブも今よりもっとラクに弾けるようにしちゃいましょう!

ピアノで弾きにくいアルペジオを弾きやすくする5つのポイント

リスト「愛の夢」第3番から

ピアノで弾きにくいアルペジオの、弾きにくさを失くすためにするコトは以下の5つ

  1. 慌てないコト
  2. メロディにアルペジオを合わせるのではなく、アルペジオにメロディを合わせてみる
  3. アルペジオの各音価を、全て同じに弾こうなどと思わないコト
  4. 音と音の「間」は、「時間をとっていい」と自分に許可するコト
  5. 親指の、指先に目をつける

補足しますね。

1,慌てないコト

もうそのままズバリです(笑)。アルペジオに限らず、弾きにくいフレーズがやってくると「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と勝手に舞い上がりがち。
落ち着いて!大丈夫だよ自分!と言い聞かせてね。息を止めないで。
大きく呼吸をしながら弾くよう意識してみましょう。

2,メロディにアルペジオを合わせようと思わない

メロディ第1主義というところだけにフォーカスすると、「アルペジオを大事に弾く」ために、いろいろ改善するところへ目・耳を向けるコトは、ほぼ永遠に出来ません。

だから、メロディにアルペジオを合わせようという考えを捨てましょう!

3,アルペジオの各音価を、全て同じに弾こうなどと思わない

実際は全て同じ8分音符ですよね。でもね、全て同じ長さ(速さ)にしなければ!と思うと、実際のところ大変で、ちゃんと弾ききれない音ほど音価は短くなるもの。

機械が演奏するのではありません。あなたがピアノで表現するのです。
あなたの息遣いや思いのニュアンスに、素直になりましょう。

4,音と音の間は時間をとっていい

これは一つ前の「各音価を全て同じに弾こうなどと思わない」に共通します。
同じ音価の音だから、同じ長さで弾かなければいけないという事はないんですよ。
そりゃね、理屈では同じなんですけどね。
でももう一回言います。あなたは機械じゃないの。

5,親指の指先に注目してみよう

親指の打鍵は、本当に指先の1点でしているだろうか?

多くの人は、「私はそうしている」と思っていても、実際は親指の側面で弾いています。
つまり、親指が寝ちゃっているということ。
この問題は、他の指で打鍵している時と、手の甲の高さが変わってしまう事にあります。
親指で打鍵する時、手の甲(どころか、手全体)が、がくんと落ちる。

だから、その音が飛び出る。
だから、その音の質が変わってしまう。
だから、リズムを保てない。
だから、弾きにくくなる。

親指での打鍵は、親指そのものを動かすのは手首から。
いえ、もっと言えば肘を服も腕全体で。
親指だけに注目してほしくないから、その先にある手首を意識してみる。
親指は短いけれど、親指は手首から生えていると感じることが出来たら、奏法やら打鍵の意識など変わってくるでしょう。

しかし手首だけを意識していると、腕が固まってしまうかもしれません。
指先から肩まで、もっと言うと天使の羽が生えている肩甲骨までは、ワンピースである事を忘れないで。

ピアノでアルペジオを弾く時の親指の意識

親指を動かすのは、というか、親指が生えているのは、指先から二つ目の関節のところではありません。

この画像の通り、親指の指先から二つ目の関節ではなく(×印の所ではなく)、手首のところ(○印のところ)を意識して動かしてみましょう。

第2関節から動かすと、こうなります。

しかし、親指の第3関節(手首の関節)を意識して動かすと、こうなりますよ。

このように、手首の関節を意識して親指を動かす=打鍵できるようになれば、親指で打鍵するたびに、手がガクンと落ちる、余計な上下運動はなくなります。
様々な事が解消されます。是非、意識してみて下さいね。
※ 意識するんですよ。無理に動かすんじゃないですよ。
※ 文章と静止画像だけで全てを伝えるのは、無理がある事をご理解ください。

ピアノでオクターブの動きは、エキスパンダーをイメージするのがポイント!

ショパン「ノクターン第2番」から

こんなオクターブの動き。ピアノで「オクターブをつかむのがギリギリだから」としても、1音ずつポンポンと跳ねて行くと、クライマックスの緊張感が損なわれてしまいます。

それにね、オクターブがギリギリでも、跳ねなくても弾けますよ。
意識をこっちに持って行きましょ。

まるで画像のエキスパンダーを使うみたいに、音と音は引っ張り合うことをイメージしてみてね。
今あなたがピアノで鳴らした音は、次の音が鳴るギリギリまで聴き続けてみましょう。

今あなたが鳴らした音は、その音の響きのエネルギーが次の音が鳴る瞬間まで、次の音に向かって行っているのです。
その緊張感を感じてみましょう。

音と音の間の緊張感。それは、弾く手の中で感じるのは「てのひらの中心のくぼみ」。
てのひらの中心からエネルギーが発せられます。
(「氣」が出るのと、同じですよ。ドラゴンボールの元気玉も同じね。)

もう一つ使う(意識する)のは、「脳」。
「脳の中で、音の響きを感じ続ける」コト。

緊張感のある響きを、弾く(打鍵する)前から聴く(想像する)。
そして、実際に聴き続ける。
てのひらも、脳も、音の響きも、拡張し続けます。

もし「あれ?何だっけ?」と、もやもやしたら、このエキスパンダーを思い出してみてね。

今日のピアノ動画*ショパン「ノクターン」第2番

ティブレイクは、ショパン様の「ノクターン」第2番です。

こちらは2016年8月に開催しました「荒井千裕リサイタル」から。
このリサイタルの収益は、熊本地震義援金としてお送りしました。
熊本の復興のためにたくさんの方にご来場・ご協力頂けましたことに、心から感謝申し上げます。

ピアノで弾くアルペジオは親指が!オクターブの動きはエキスパンダーがポイント!のまとめ

  • ピアノで弾きにくいアルペジオを弾きやすくするには5つのポイントがある!
  • ピアノでアルペジオを弾く時は、親指への意識の持ち方に気をつけてみよう
  • ピアノでオクターブの動きを弾くには、脳もてのひらも、エキスパンダーの広がりを意識するのがポイント

もっと言っちゃうとね、背中ね、肩甲骨もエキスパンダーのように広がりを意識できるとうんとラクになりますよ。

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

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