シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”3つの練習ポイント

音の長さが変わる=リズムが変わるとね、ちょっとだけ頭が混乱しちゃうんです。

例えば16分音符の動きから8分音符になったり、16分音符から8分3連符になった時、1拍の長さが変わりやすいの。なんででしょうね?体内リズムが狂っちゃうのかな?

だからね、そのリズムを矯正しようと意識すると、まるで急ブレーキをかけたように遅くなってしまう事、ありませんか?自覚はないのにレッスンで先生に指摘された事はないかしら?

スラーの付き方も、正しく読み取って演奏に反映させると、何だか間延びしたり停滞感が出ることも。

そして休符も難しいよね。え?なんでここに休符?なんて思うこと、ありませんか?思ったらラッキー!その意味を考えるチャンスです!

シューマン「夢のもつれ」練習ポイント
シューマン「夢のもつれ」練習ポイント

というわけで今日は、シューマンの「幻想小曲集」Op.7から第7曲”夢のもつれ”を題材に、おさえておきたい3つの練習ポイントをお話します。他の曲でも活かせますよ〜。

リズムが変わる時やrit.は急ブレーキではない

シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から
シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から

シューマンの「夢のもつれ」、始めのセクションから。問題はこの画像の右手部分にあり。

それまで16分音符で流れてきた後に、8分音符の動きになっていますよね。
しかも、「rit.」付き。

このように、音価が短い音符(16分音符)から長い音符(8分音符)に変わった時は要注意!
それはね、あなたの中で、しっかりと拍が取れない事が多いからです。
急ブレーキをかけたみたいになっちゃうの。

ここなら、右手は「ド→ド#→レ」が半音の動きになっていますよね。
半音で動くのは、とても大事にしたい所ですよ。半音の動きはちょっと特別ですから。何ていうのかな?不安を感じさせる動き。
その動き、音程の変わりようを、じっくり聴いて欲しい所です。
ちょっと大事にしてみましょうね。もうちょっと意識をかたむけてあげましょう。

そして半音での「ド→ド#→レ」という動きの次は、「レ→ラ」と音程が離れます。
音程が離れる場合は、「レ」から「ラ」への距離感を味わってみましょうね。

それができたら、急ブレーキにはならずに済みますよ。
16分音符から8分音符へとリズムが変わる時、そしてrit.の時は、急に遅くなるのではなく、なだらかに自然とね。

もう一つね、左手の内声を味わえたら大丈夫!
右手の「ド#」と左手内声の「ミ」のところね。

とにかくね、音の動きを味わっちゃうんです。美味しいものを食べた時の「う〜ん!美味しい!」っていう感覚に似ていますよ。
「う〜ん!いい音!いい響き!」ってね♬

急ブレーキをかけてしまうとね、この小さな「クレッシェンド&デクレッシェンド」と「rit.」も、とても難しくなってしまいます。

ちょっと気を付けたいこと。それはリズムが変わる時の音・響き・距離感の味わい方。

フレーズは8小節でとらえるのがポイント

シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から
シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から

シューマン「夢のもつれ」の中間部です。はじめの動的なセクションとは逆で、静的な響きのセクション。でもね、大きな動きはあるんですよ。

スラーが2小節単位で付いているのも4小節単位で付いているのも、それはアーティキュレーション(細かな処理の仕方)のコト。
それとは別に、「フレーズ」は8小節単位でとらえると流れがとっても良くなります。

スラーが2小節で付いているからといって、フレーズは2小節で終わるわけではありません。

だから、それぞれの8小節目は呼吸=息を吐く、
そして次に始まるフレーズのために息を吸う、
と考えると、流れは自然になるのです。

  • 全てを同じに弾かない
  • 全てを同じにとらえない

どうとらえたらいいのか?どう弾いたらいいのかわからなかったら、声を出して歌ってみましょうね。

つまり、上の画像の右手の和音の上の音で説明します。スラーの付き方で言うと

「レレシレ」「レレシレ」「シドレミファソシラ」となっていますよね。これを、

「レレシレレレシレシドレミファソシラ」までを一つとしてとらえ、一呼吸で歌う・弾いてみるのです。
するとね、流れが良くなりますよ。
推進力も出てきて、音がどこに向かっていくのか、わかりやすくなるのでオススメ!

フレーズは8小節単位でとらえよう!

休符は呼吸のタイミング

シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から
シューマン「幻想小曲集」”夢のもつれ”から

さぁ、シューマン「夢のもつれ」もそろそろ終わり。

画像はフォルテできたフレーズから、4分休符をはさんでメゾ・フォルテに強弱の指示が変わります。

画像2小節目の4分休符は、突然音量を落とすために必要な間(タイミング)。

  • だから、息を吸って!
  • ちゃんと息を吸って!

ここで息を吸わないと、タイミングが早くなっちゃうんだよ。

息を吸う時にはね、その次に響く音を想像してみましょう。
和音のバランスを聴いてね。

休符は、そこで「呼吸」をしなさい、という事。そこに必要なタイミングがあるから。

今日のピアノ動画*シューマン「幻想小曲集」から”夢のもつれ”

ティブレイクは、お題のシューマン作曲「幻想小曲集」Op.12から第7曲”夢のもつれ”をお送りします。

現実に、もつれちゃってまーす💦

まとめ

  • リズムが変わる時やrit.の時は、急に遅くせずなだらかに自然と
  • スラーが2小節単位でもフレーズは8小節でとらえるとわかりやすくなる
  • 休符は、ちゃんと息を吸いなさいよ!というタイミングだ

他の曲でも活かせるポイントです。ぜひあなたの練習に取り入れてみてね。

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