ピアノの表現力を上げる!ユニゾンで歌う方法

2020年1月7日

ユニゾンとは、「斉唱・斉奏」のこと。
ユニゾンとは「同じ高さ、もしくはオクターブ違いの音程で同じ旋律を奏でること」を意味します。

ユニゾンな動きのワンちゃんズ
ユニゾンな動きのワンちゃんズ

ピアノの作品の中にも、ユニゾンはいろんなフレーズに登場します。
曲の冒頭がユニゾンで始まることもありますよね。
例えばショパンの「バラード第1番」。

そんなユニゾンを弾く時、何か気を付けたら良い事があるのでしょうか?
何を意識すると良いのか?
ピアノで音楽的にユニゾンで歌う方法を考えてみませんか?

ユニゾンとは何か?

ピアノで演奏するユニゾンの場合では、右手と左手で違う高さ(音域)で同じメロディを演奏するフレーズが時々ありますね。
1オクターブ違いの事が多いかと思いますが、これがユニゾン。

ユニゾンなら音とり(譜読み)はラクですね。しかし、弾くのは結構頭を使います。
それは、ただ音を出せば良いというものではないから。

ユニゾンをどう弾くか?は、和音の中の一音を出す弾き方や音を聴くことに通じます。

ユニゾンの弾き方の基本は、高い音(となる方)と低い音(となる方)を常に同じバランスでは弾かない、という所に意識を置いて考えてみましょう。

バランスのとり方をいろいろ工夫してみましょうね。

では「ピアノでのユニゾンの弾き方(歌い方)」はどうしたらいい?

ピアノでのユニゾンの弾き方は、ユニゾンのフレーズのあり方や高さ・フレーズの長さ・展開の仕方によって、いろいろ考えられます。

もし、ユニゾン・フレーズの出だしが低音域で、次第に高音域へ上がって行くと仮定しましょう。
そんな時は、弾き始めは低音側(左手)の音を高音側(右手)の音よりも、「もっと意識して聴きながら」弾いてみたらどうかしら?
そして、ユニゾン・フレーズが上昇していくに従って、聴く音・出す音を高音側(右手)の方へ変えて行く。

これは一つの提案ですが、ちょっとした、ステレオ効果を感じられるでしょう。
是非、お試しください。

「こうやって弾く」と決めておく必要はありません。
でもね、「こんなバランスで弾くパターン」を自分の中に持っていないと(バランスのとり方の引き出しがないと)、咄嗟にやるのは難しいです。

幾つもの「あなたのパターン」を持っておくことで、臨機応変にその時に感じる空気に委ねて表現していく事が出来るようになりますよ。

ピアノでユニゾン・フレーズが繰り返される場合の表現方法

 ピアノでユニゾンのフレーズが繰り返される場合、あなたは何か感じたり意識したりするでしょうか?
それとも「同じ事の繰り返し♪ラッキー♡」と思うでしょうか?

ここでは「ピアノでユニゾン・フレーズが繰り返される場合」についてお話します。

ピアノでユニゾン・フレーズが繰り返される場合はどうしたら良い表現が出来るのだろう?
リピート記号があって繰り返す場合も、同じフレーズが繰り返し出てくる場合でも、やはりバランスを変えて弾いてみましょう。

もしあなたが、ユニゾンの1回目で高音側が浮き出ることを意識して弾くなら、2回目は低音側に意識を持っていく・3回目が出て来たら高音と低音のバランスを同じにしてみる、などの変化を持たせる方法があります。
これは一例ですよ。

表現上の気持ちの問題もありますね。
もし「明るい気持ち」なら、高音側を意識して出しましょう。
「少し暗い・陰りのある音」を出したいなら、低音側を意識しましょう。
「厚みを出したければ」双方のバランスを同じにして出していきましょう。

その変化のさせ方に決まりはありません。
それはあなたが感じることを表せば良いのです。
ただ、はじめは「そうは言われても...」結局同じになってしまうなら、一応1回めはこうで2回目は...と決めておくのも良いですね。

慣れてきたら(あなたの中に幾つか変化の引き出しを持てたら)、
その時その時に感じるままに変化させて弾く=即興性を持たせられたら、もっと面白く、生きた音楽になるでしょう。

ピアノでの音のバランスをどうするかののポイント

バランスの中で音量を「出す」には、指圧奏法があります。

※ 決して強く押し込む、という意味ではありません。意識の上での奏法です。
 「指圧奏法」という奏法が一般にあるかどうかはわかりません。
 筆者が勝手に「指圧奏法」と呼んでいるだけです。

あなたが出したい音を打鍵する指は「より深く、打鍵の瞬間に鍵盤の奥底まで入り込んで行く」ことを強くイメージ・意識してみましょう。

意識するだけではなく、耳を使ってね。
耳で、自分が出している音をよーっく!聴きましょう。
何かが変わって聴こえていますか?
自分で自分の音の変化を認識できなければ、聴いてくださる方には伝えることはできません。

気持ちは大事ですけれど、気持ちだけでは音は変化しないのです。
耳ですよ、耳! 私たちは、町中に出れば否応なく聴こえてくるBGM的雑音に、耳が慣れすぎているのでしょう。
「聴いている」と思い込んでいます。

でも、実はただ右から左へ垂れ流しである事が多い。
情報過多ではありますが、意識の仕方の問題で解決できます。
自分の音を常に意識して聴き続けるのは、かなり難しいこと。
でも、やりましょう。やってみましょう。
1曲1時間もかかる曲を弾いているわけじゃありません。

ピアノを弾くには、目と耳と指先と脳をフルに活用しなければなりませんね。
まずは1音から。1音に集中できたら2音の繋がりへ。3音へと増やしていけば良いでしょう。

ピアノでユニゾン、片手でオクターブが続くフレーズの歌い方

次は「オクターブの場合」。片手でオクターブでのフレーズが続く場合の歌い方についてです。

右手でも左手でも、このケースはよく出てくるでしょう。

オクターブは大抵「1と5の指か1と4の指」で弾きますね。

右手も左手も、1の指(親指)の音を響かせて弾くのは、そんなに難しい事ではないかもしれません。
問題は5の指の音を響かせる弾き方です。

まず。5の指の音を出そう!出そう!浮き立たせよう!と意識して弾いてみる。
もしもあなたがそれまで、何も意識しないでオクターブ・フレーズを弾いていたとしたら「5の指の音を出そう!」と意識するだけで、自分が弾けていない・音が出せていないという事に気づくでしょう。
(*片手のみで音を出してみましょうね。)

さあて、ではどうしましょう?
どうしたら5の指の音が綺麗に浮き出るでしょうか?どうしたらいいんだろう?

こうかな?こうかな?と、やってみますよね。
でもちょっと待って!

今、あなたの意識は「5の指にだけ」いっていますよね?
そうして躍起になって打鍵しているうちに手首や肩がこわばってきているでしょう。

ここで感じてほしいの1の指(親指)の存在を忘れる」という事です。

オクターブですから、1の指もあわせて打鍵しますよね。
5の指よりも短くて太い1の指は、な~んにも考えないで打鍵すると、ただ音がドスン!と出てしまいます。

今までのオクターブの弾き方では、5の指の事以外はな~んにも考えないで打鍵していたので、5の指の音を浮き出そうとしていても、1の指の音が5の指の音を遮る様に出てしまったのです。

逆に言えば、指が細い分5の指は1の指に比べて不利です。
しかも3の指のように、手の中心にはないですから余計に打鍵のコントロールが難しいです。

「1の指(親指)は、打鍵していない」と思うくらいで、1と5の指の音の出方のバランスは丁度良くなりますよ。

ピアノでオクターブの5の指を浮き立たせる打鍵法

ピアノの鍵盤は、しっかりと底に落ちるまで打鍵しなくても、途中までの打鍵でも発音されます。
だから1の指と5の指の両方が、同じバランスで同じだけ鍵盤を落とす必要はないのです。

  • 親指の存在を忘れる。
  • 親指の音を聴かないようにする。
  • 小指の音だけを聴く様にする。
  • 親指の付け根の力を抜く!
  • 手首の先には親指はくっついていない!と強く思い込む。
  • そこまで意識できたら、最後の確認作業は、あなたの「耳で聴く!」ことです♪

ささ、今あなたが弾いている曲の中に、片手でオクターブ・フレーズを弾くところはありませんか?
ぜひ試してみてくださいね〜!

今日のピアノ動画*シューマン「子供の情景」第4曲"おねだり"

ティブレイクは、シューマン様の「子供の情景」から第4曲の”おねだり”です。

あなたは何をおねだりする?(ふふふ)

ピアノでユニゾンの歌う方法のポイントは、バランスの取り方にある!まとめ

  • ユニゾンは高い音か低い音のどちらを感じるかでバランスが変わる
  • ユニゾンの歌い方はバランスのあり方をあなたがどう感じるかで変わる

あなたがピアノに向かう時、音に触れる時、音を紡ぐ時、是非いっぱい!感じることを忘れないでね。
あなたが感じることが、あなたの音を・音楽を作ります。

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

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