ピアノをラクに弾くための体の使い方2つのポイント教えます!

2020年8月12日

ピアノを弾くのは、たくさんの喜びに楽しさがありますよね。ピアノを弾けるってなんて幸せなんだろう。

多分、ピアノを弾く場合に限らないのでしょうね。
例えばスポーツでも、自分の体を使わないといけないのですから、うまく使えないと体を痛めます。

ピアノだって、無理して弾いているつもりはなくても、どこかに負担がかかっているかもしれません。

ピアノを弾いているうちに、腕がだる重くなったり手首が痛んだりという自覚症状がなくても、ピアノ練習をすると体が疲れるなら、やはりどこかに負担がかかっているのでしょう。

というわけで、今日は少しでも体に負担をかけず、ラクにピアノを弾くための体の使い方2つのポイントをお伝えしちゃいます。

ピアノを弾く時の腕の動きは内側から外側へ

ショパン「黒鍵のエチュード」から

ショパン「黒鍵のエチュード」Op.10-5を例にお話します。上の楽譜画像、左手の跳躍が問題点。

ここで音楽的に大事にしたいのは、どこだと思いますか?

それはね、拍頭にある左手低音のライン「C」→「D♭」→「C」。でもね、それを「感じ過ぎる」とどうなるかしら?

拍頭を感じすぎてピアノを弾くと、低音の音を「弾きに行って」しまうんです。
ん?ピアノを弾きに行ってしまうとすると、何か問題なのかしら?

それはね、拍頭の低音を弾きに行ってしまうとね、打鍵でドスンと落ちちゃうの。
あっち行ってこっち行って、あっち行って、ひぃひぃ・・・疲れちゃう...

拍頭を感じ過ぎて、弾きに行ってしまうことで疲れちゃうなら、ちょっと捉え方を変えてみよう!

ピアノはとらえ方を変えるだけでグンと弾きやすくなる!

普通は「1,2」と数えるように、拍頭から次の拍へ・もしくは拍頭から後拍へととらえようとするでしょうか。
しかしここはあえて、後拍(裏拍)の和音から拍頭の低音へ行くんだ〜い!と、とらえてみる。
さぁ、やってみましょう。

ただしね、後拍の和音に「重き・重さ」を置くのではありませんよ。
後拍の和音に重き・重さを乗せちゃうと、重いよね、本当に。
拍が裏返ってしまうしね。

これは、「動きのとらえ方」の問題です。
後拍の和音から次の拍頭の単音へ、行く。

つまり。体の内側から外側へ、という動きです。
ラクですよ〜♪是非やってみてね。

ピアノを弾く時の腕の回転も逆を試してみよう

ショパン「エオリアンハープ」より

次は、ショパンのエチュード「エオリアンハープ」Op.25-1から見ていきましょう。

右手も左手も延々、本当に延々と続くアルペジオでできている曲です。
同じ形の動きで、和音が変わっていくだけ。
「だけ」って一言で終わっては何ですよね。
そこまでは単純じゃないもの。

さて、ピアノでこんなアルペジオのフレーズは、腕の回転を使って弾くのがポイント!

腕を回転させると、非常にラクですよ。
だけど回転の仕方も、右回りや左回りがあるように、捉え方一つで動きは真逆になりますよ。

ピアノで音を取って行く時(弾いて行く時)、あなたの手は、こんな風になっていませんか?

つまり、手全体を必死に広げて、鍵盤をはうように弾きに行く。
下から右へ、そして右から上へ回して左へという動きをしようとする。

では、その動きを逆にしでみたら、どうでしょうか?

1音目を打鍵する時、これは左手なので「5」の指で打鍵しますね。
その5の指打鍵の時に、手を落とさないようにしてみましょう。
手を落とすのとは逆に、指先で「立つ」ように、手を(腕を)上げます。
上げて、手を(手の甲を)鍵盤の向こう側へやるように、右側へ。

そうやって、「ラ ミ ラ ド」まで弾いていきます。
「弾く」と言うよりは、「なぞって行く」くらいの感覚で。

そして「どらみ」で降りてくる時は、下から回していきます。
ただし、鍵盤にしがみつくのではなく、脇の下を広げ、内ヒジから外側へ腕を広げながら、弾いていく。という、腕の回転です。

どうかな?と、生徒さんに体感してもらったら、「あれ?あれれ?どうしてあんなに弾きにくかったんだっけ?」と思うくらい、弾きやすくなったそう。
翌日、ご自宅で復習してみても、良い感じだったそうで、とても嬉しいです♪

これも、文章では果たしてどのように腕を使うのか、正しく伝わるとは思っていません。
だから、ご参考までにね。

ピアノは肩甲骨から広げる事を意識すると弾きやすくなる

ドビュッシー「子供の領分」から”ゴリウォーグのケークウォーク”より

最後はドビュッシーのピアノ組曲「子供の領分」から、”ゴリウォーグのケークウォーク”を例にあげますね。

赤●を付けた所が問題点。
第1拍から第2拍へ行く時に、どちらもフォルテシモでアクセントだから!と思うと、一生懸命頑張ってエイヤー!って弾きに行ってしまいます。

一生懸命になってピアノを弾くと、身体中ガチガチになってしまうの。
鍵盤への執着度も、ものすごい事になってしまいますよ。
決して腕で弾こう!と思わないでね。
肩甲骨を意識してみましょ。

あなたの背中に二つの肩甲骨があります。
その肩甲骨の内側から外側に向かって開く。それを強くイメージしてみて。

肩甲骨を内側から広げる感覚がわかるかしら?
背中に羽が生えていると思ってもいいですよ。
その羽を羽ばたかせるように。
その感覚で、打鍵してみましょう。

もう肩から二の腕から肘も手首も、全て要らない力は抜けていて、まさに羽根状態。
すると、弾みのある、いい音が出ますよ。

第1拍の打鍵から動きを改めないでそのまま、第2拍を打鍵しに(腕のあらゆる部分の内側から)行く。
第2拍を打鍵したら、そのまま肘が上がって抜けていく・・・くらいの感覚でいいんです。

それは、動作が大げさなのではないの。
無駄な動きをすることなく無駄な力を使うことなく、全ての打鍵を一つの動きで出来れば、自然と腕はそのように動きますよ。

背中の羽根、肩甲骨をゆるゆるとね♪

今日のピアノ動画*ドビュッシー「子供の領分」から”ゴリウォーグのケークウォーク”

ティブレイクは、ドビュッシー様の「子供の領分」から第6曲”ゴリウォーグのケークウォーク”をお送りします。

こちらは2018年9月に開催したピアノ・リサイタルから。
2018年はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー様の没後100年の記念年。
そのため、このリサイタルではドビュッシー様の作品だけを取り上げて、思いっきりドビュッシーの世界を味わいました。

ピアノをラクに弾くための体の使い方2つのポイントのまとめ

  • ポイントその1:内側から外側への動きを意識すること!
  • ポイントその2:肩甲骨から体を広げることを意識すること!

ピアノを弾くには、たくさんのことに気をつけなければなりません。
音の動き・手の動きなど楽譜に書かれていることだけでも大変なこと。
でも、やっぱり疲れ知らずでラクに弾けたらもっといいよね。

ラクに体を使ってピアノを弾くポイントは2つだけ。
是非、あなたもこの2つのポイントを意識して、体をラクにピアノを楽しみましょう!

エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。

スポンサーリンク

心と体を楽にしてピアノを弾くヒントを月曜の朝、メールでお届け!

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,067人の購読者に加わりましょう