ピアノはどう弾きたいかで弾き方は変わる!あなたはどう弾きたいの?
ピアノの弾き方と言っても、いろいろな弾き方があります。
ピアノの奏法は1つではありません。
でもね、「いろいろな弾き方がある」事を教えてくれる先生は、街のピアノ教室にはなかなかいないんじゃないかしら。
あなたがこの記事を読んでいるのは、「ピアノの弾き方」や「奏法」に試行錯誤していたり、悩んでいるからではないでしょうか?

文章だけで真っ直ぐに伝えられるとは思いません。
それでも何かあなたの練習のヒントになればいいなと思って「ピアノの弾き方」のヒントをお話しますね。
まず、あなたがどう弾きたいか?で弾き方はいかようにも変えられるし、変わりますよ。
Contents
さらっと弾きたいのか?ねっとり弾きたいのか?
随分極端な例かもしれませんが、あなたはそのフレーズを
- ピアノで「さらっと」弾きたいのか?
- それとも「ねっとりねちっこく引っ張って」弾きたいのでしょうか?
極端な違いのようですが、この2つの違う感覚を表すのに、同じ弾き方をしては伝わらないと思いませんか?
上の画像ような右手の三度の和音ですが、それぞれの音にテヌートが付いています。
そして、スラーも。こんなフレーズを、あなたならどう弾きたいでしょうか?
さらっと?うん、そこにテヌートがなければ、それも良いかもしれません。
しかしそこにはテヌートがありますよね。
テヌートがあることを考えると「それぞれの音をたっぷり歌いたい」?
そんな場合は、指の腹・鍵盤に実際に触れる指の腹を軸にするようにして、腕そのものを回転させながら弾いてみましょう。
(1音1回転)

すぐ後に出てくるこちらのフレーズは、先の画像によく似ていますが今度は「ピアニシモ」。
1枚目の画像の時よりも、鍵盤に対しての指の角度を「やや上げる感じ」、腕の回転も「やや小さめ」にしてみましょう。
すると1枚目の画像の時の弾き方と、出てくる音に何か違いを感じられるでしょうか?ぜひ、感じてみて下さいね。
左手にも神経を注いでみよう!
そしてこのフレーズでは、左手に非常に神経を注がなければなりません。
いやもしかしたら、あなたの神経は左手だけに注がれていたかもしれませんね。
右手は3度和音の音階で動きはシンプルです。
だからか、動きが多くて弾きにくさを感じられるかも知れない左手に、気が取られていたでしょうか。
さて、左手の指づかいは固定してみましょうね。
行き当たりばったりでいろんな指で弾かないように。
もちろんアクシデントが起きた時も慌てずイレギュラーな指づかいでも弾けるというのは良いことですよ。
でもね、普段はなるべく固定しておきましょう。
なぜなら、指づかいは音楽を創ります。
そして指づかいで無駄な動きも省けますよ。
その上でこの左手のフレーズは、1音ずつねっちりとは弾かずにするすると鍵盤の上を滑るように。
つまり、頑張らない。
1音1音の打鍵に固執しないことがポイントですよ。
魚が水面を跳ねるようなイメージがあるなら

例えばこんな画像のところ。駆け上がっていきますよ!そして

フォルテになってアクセントが付いて、また降りて行きます。
この最高音などは、魚が水面でピチッと跳ねているような感じがしませんか?
その時、陽の光が反射するような。
ぜひ、それをイメージしてみましょう。
その魚が飛び跳ねるイメージが出来たなら、鍵盤を打鍵するあなたの腕・手・指は魚の動きを再現すると思ってみるとどうかしら?
あなたの手の動きは、その魚の動きと同じだと思って!
さぁ、試してみて下さいね。
今日のピアノ動画*ラフマニノフ「楽興の時」第4番
ティブレイクは、ラフマニノフ様の「楽興の時」第4番をお送りします。
どう弾きたいのか?を、とことん考えるという事を、繰り返し教わっていた頃の演奏でした。
ピアノはどう弾きたいのかで弾き方は変わる!のまとめ
- ピアノ奏法・弾き方は1つじゃない
- あなたがどう弾きたいか?で弾き方はいくらでも変えられる
- 弾き方はどう弾きたいかという感情や動作のイメージを再現することができる
- とにかく今までと違う事をやってみる。イメージはあなたを助ける!
まずあなたが感じることが大事です。
いつも同じ事をお話しているようですが、とっても重要な事ですよ。
私達は感じることや考えることが出来るのですから、うんと感じていっぱい考えて出来る限りトライしてみましょう!
やらなければ何も開けない。やってもうまくいかないこともあります。
だけど、それだってやってみなければ「ダメ」かどうかはわからないでしょ?
まず、やってみよう!レッツ・トライ!
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
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