バルト三国リトアニアの首都ヴィリニュスの名所と観光のポイントはコレ!
日本のはるか西側、ヨーロッパとも北欧とも東欧とも言われているバルト海に面したバルト三国。そのバルト三国の中の1国であるリトアニアの首都ヴィリニュスには、バロック様式の中世の建物が並ぶ旧市街があります。
静かな空気の中、それまで滞在していたリトアニア第二の都市カウナスから首都ヴィリニュスに入りました。
今日は、リトアニアの首都ヴィリニュスの旧市街の名所と、観光するポイントをご紹介します!
Contents
- 0.1 ヴィリニュスの街は迷路のよう
- 0.2 ヴィリニュスの聖ニコラス教会
- 0.3 ヴィリニュスのリトアニア・フランシスコ教会
- 0.4 ヴィリニュスの聖キャサリン教会
- 0.5 ヴィリニュスのラドゥヴィラ家の館
- 0.6 ヴィリニュスのランドマーク的存在の大聖堂
- 1 リトアニア大公宮殿(王宮)
ヴィリニュスの街は迷路のよう
リトアニアの首都ヴィリニュスの市内に入ったのは現地時間で朝9時のこと。朝9時ではホテルにはチェック・インはできません。でもスーツケースを持ったまま観光は出来ませんから、ホテルで荷物だけ預かってもらいに。
ホテル受付の、長身スマートなブロンド美人に「チェック・インはできませんけど、お荷物はお預かりしますよ」と言われ、無事荷物を預け、一路一人市内観光へ。
カウナスでご一緒した皆さんから「カウナスは碁盤の目のようにわかりやすい街だけど、ヴィリニュスは迷路みたいな街だよ」と伺っていた通り、地図を見ただけでも目が回りそう。
絶対に迷子にならんぞ!道を見失わないぞ!と私がとった方法は、自分が歩いている道を地図上に記していくこと。そして、訪問した先に番号を振っていく。これ、オススメですよ。初めての場所へ行く時には役立ちます!
まるで親に捨てられ、お菓子の家のお婆さんに食われそうになるあの兄妹のように。もし途中で道を見失ったら、その前に訪れたところまで戻る!とにかく、やみくもには歩かないぞ!これがヴィリニュス観光のポイントです!
ヴィリニュスの聖ニコラス教会
ヴィリニュスの街は、結構人少ない印象。でも、第二の都市カウナスよりも確かに観光人が多い。カウナス同様、石畳で歩きにくいの。リトアニアを訪れるなら、足元を考えた靴を選ぶことをオススメします。
さてヴィリニュスで最初に訪れたのが、ホテルに程近い聖ニコラス教会。これは門前から。
聖ニコラス教会は、14世紀半ばに建てられたリトアニアでも最も古い教会の1つ。少し敷地の中に入ってみます。
すると、とても静かで厳かな感じに包まれました。
教会の周りを一巡して門を出たところから見た街の感じです。
次に行ったのは、この道(建物の右手前の道)をまっすぐ行ったところにあった
フランシスコ教会。
ヴィリニュスのリトアニア・フランシスコ教会
とても、とても古いですね。
ヴィリニュスのリトアニア・フランシスコ教会の住所はこちら。
Traku g. 7-9, Vilnius 01132, Lithuania
リトアニア・フランシスコ教会は、旧市街の西部のトゥラク通り沿いにあります。
ヴィリニュスの聖キャサリン教会
ヴィリニュスの聖キャサリン教会はヴィリアヌス通り沿いにあり、淡いピンクの壁面がなんとも幻想的。おとぎの世界にいるようです。
聖キャサリン教会の住所はこちら。
30 Vilniaus Gatve, Vilnius, Lithuania
ヴィリニュスのラドゥヴィラ家の館
聖キャサリン教会から、ラドゥヴィラ家の館に向かって歩きますと
ちょっと見にくいですが、二階の各窓に、いろんな演奏家の肖像画?イベントのポスター?が見える館が。そこから少し歩いたところにあった謎の「ラドゥヴィラ家の館」がありました。
ラドゥヴィラ家の館はラジヴィウ邸とも言います(発音の違いのよう)。17世紀の富豪ラドゥヴィラ家の邸宅で、ラドゥヴィラ家の収集品や肖像を中心に展示しています。
なんか、怖いです。何か出そう・・・(汗)
ラドゥヴィラ家の館の住所と営業時間はこちら
ラドゥヴィラ家の館の住所はこちら。
Vilniaus 22, Vilnius
営業時間は、平日は11時〜18時、日曜日は12時〜17時。
月曜と祝日は休館。
入場料は1.73ユーロ(約206.5円)、学生は0.87ユーロ(約103.8円)
※ 2019年10月の情報ですので、変更がある事をご了承くださいね。
ヴィリニュスのランドマーク的存在の大聖堂
さぁ、ヴィリニュス一の観光地、大聖堂が近づいてきましたよ。
見事な彫刻の数々。はぁ・・・やっぱり、ヨーロッパだなぁ・・・としばしうっとり。彫刻の一部に近づいてみます。
次に入り口手前の天井も見てくださいね!
大聖堂の建物正面の右側へ移動してみますと、その後方に王宮があります。
この大聖堂の横の広場では、チャリティ・バザーのようなものが行なわれていました。主催していたのは身障者の方々のよう。そういえばヴィリニュスでは(香港でもそうですが)、身障者の方々が割りと自然に社会に溶け込んでいるように感じました。
多分にリトアニア各地から集まったであろう、そういった施設の?あるいはボランティア団体の方々が、気持ちを込めた手作りの品々(それもリトアニアの工芸品)を展示・販売していました。
大聖堂の住所はこちら。
Katedros a. 1, Vilnius
リトアニア大公宮殿(王宮)
さて、ヴィリニュスの大聖堂の裏側には、リトアニア大公宮殿(王宮)がありますよ。
こちらは王宮の外にあった像。
王宮を外から見てみます。
リトアニア大公宮殿の住所と営業時間はこちら
住所は→ Katedros a. 4。
営業時間は平日10時〜18時、木曜10時〜20時、日曜10時〜16時。
月曜日と一部の祝日が休業。
入場料:2.9ユーロ(約346円)
ヴィリニュスの登山電車(ケーブルカー)でゲディミナス城を訪れよう!
王宮の裏の坂道をずっと昇って、ゲディミナス城の前にある工芸博物館や考古学博物館の建物を通り抜け中に入ってみました。すると、カウナスの高台教会の前にあったような小さな(短い)登山電車(ケーブルカー)が。
私も乗ってみましたよ。同乗したのは、どうやらリトアニアのどこかに在住の家族。6才位の可愛い少女にいろいろ説明する父母という親子のひと時が微笑ましかったです。
さぁ、昇った電車から降りてみました。眼の前にゲディミナス城を臨む。こちらはゲディミナス大公がヴィリニュス遷都の際に築いた城です。
ゲディミナス城!なんて、可愛いのでしょう!中に入ることができました(もちろん、有料)。小さそうに見えるお城ですが、中の階段はめっちゃハードでした。シヌかと思った永遠に続きそうな螺旋階段を登って屋上から街を見てみました。
わ〜お!心が洗われます。たっぷりと深呼吸しましょ。
さて、手前をもっと近づいて見てみました。それは、さっき見た王宮(リトアニア大公宮殿)の内部です。
ちょっと覗き見した気分(笑)。
ゲディミナス城の住所はこちら
Arsenalo g. 5, Vilnius, Lithuania
ゲディミナス城は、城壁の一部と塔しか残っていませんが、展望台からはヴィリニュスの景色が一望出来るのが最高にステキな場所です。
ゲディミナス城を訪れるためのケーブルカーの詳細はこちら
ゲディミナス城を訪れるためのケーブルカー(登山電車)の住所はこちら。
Arsenalo 5, VIlnius Lietuva
営業時間は10時〜19時、ただし冬は10時〜17時。
休業日は無し。
乗車賃は片道1ユーロ(約119円)、学生は0.6ユーロ(約71.6円)。※ 2019年10月情報。
さて、ここにきて足が動かなくなりました。腹も、シニソー!と訴えています。朝ご飯、食べられなかったし、とにかく足は前日まで訪れていたリトアニア第二の都市カウナス観光で既に疲れ切っておりました。
この後、ここにあった考古学博物館内を見学してから、外のベンチにしばらく座って休憩、ガイドブックを見て、どこか美味しく休めるところはないか?と。
さて、しばしベンチで休憩しながらランチを頂くお店の検討をつけ、ふらふらと歩き始めました。また先程の大聖堂へ戻る道です。ケディミナス城を一周することになります。
【動画】大聖堂の正午の鐘
大聖堂のあたりをデジカメで撮っていたら、正午の鐘が鳴り始めましたよ。
大聖堂の鐘を聴くと、あぁ、ヨーロッパに来たんだなぁと感じます。
ヴィリニュスで食べたランチ
さて、お目当てのパブへランチに行きました。実はですね、余談ですが「お米」に飢えていたのですよ。今まで海外旅行でこんな現象に遭ったことはなかったんですけども、歳ですかね(汗)。
パンは美味しいんですよ。だけど、いい加減、おコメが食いたいんじゃーっ!もしやして、カレーとかないかしらん?カレーライスじゃなくてもいいの、ライスがなくてもしょうがないものね。
でも、カレーとかカレー味の料理だったら、少しは落ち着けるのでは?と思ったんですね。まぁ、その店にカレー味の何かがあるかは、わからなかったんですけど。その店に決めた原因は、ビールでございました(笑)。ビールをその店で醸造してるっていう謳い文句に誘われて♪
お店に入ってみると、ちょっとオシャレなレストラン風。そこで私はビールを注文。「ハーフですか?」と聞かれ、いやいや、デカイのください!って言ったらこれまたイケメンのウエイターさん、目がさらにデカクなっていました。
いやしかし、リトアニアやフィンランドの男性はイケメンぞろいですよ。目の保養ね♪
それで、メニューの中に一つだけ「カレー」の文字を発見したので、これじゃっ!とオーダー。カレー味のチキン・ステーキです。そして出て来たのがこちら。
あ、あのっ・・・なんか、カレーの色が超薄いんですけど?と思いながらも恐る恐る食す・・・カレーの味がしないっ(涙)。あぁ、多分、カレー粉に大量のサワークリームを入れていますね。うえーん(泣)
でもまぁ、カレー味だと思わなければ、チキンは美味いしビールも美味い。さて、おなかを満たし、足も休めたのでまた観光致しましょう。
ヴィリニュスの旧市庁舎
このヴィリニュスの旧市庁舎の前でも何かイベントが行なわれていました。ヨーロッパは旧市街や旧市庁舎が残されているところが多くありますが。どこも美しいなぁと感じます。
ヴィリニュスの聖カジミエル教会
ヴィリニュスの旧市庁舎のすぐ近くにあったのが聖カジミエル教会。
中に入ってみると、丁度パイプ・オルガンの演奏会中でした。
あ、パイプ・オルガンは私の頭上にあったので、そのものはこの動画では見えません。
聖カジミエル教会の住所は、Didzioji 34, Vilnius。
1604年にイエスズ会によって建てられた教会です。
聖カジミエル教会近くにある国立交響楽団の建物
この聖カジミエル教会の右斜め前方に、国立交響楽団の建物がありました。クーラーがないからか、窓を開け放って練習しているのが聴こえてきます。それが、何故かピアノでした。
しばし立ち止まって聴き入ってしまいました。
ヴィリニュスの聖霊教会
国立交響楽団の建物から円形城砦へ向っている途中にあったのが聖霊教会。
ロシア正教の中心的な教会です。
住所は、ushros Vartu g. 10, Vilnius。
聖霊教会近くの円形城砦
そしてこの聖霊教会の後方には円形城砦が。
実はもう、国立交響楽団の建物のあたりでまた足が動かなくなり、ダメー!ホテルに帰るーっ!って思ったのですが、いやしかしリトアニアまでやってきて、二度と来ることはないかもしれないのですから、遺跡の写真くらい撮らずにいてどうする?と悪魔と天使が頭の中で(笑)。でも、踏ん張って行きましたよ。
発掘中です。
城砦の外側から見るとこんな感じ。
なんか、気持ちが清々しくなりました。
ようやく、ここまで来た!いやしかし、ココからまだまだ歩かねばならない。はぁ。最後の見所へ向けて!頑張りましたよっ!
ヴィリニュス旧市街の聖三位一体教会
聖三位一体教会、想像以上にすごかったです!つたない写真と文章でどこまで伝わるかわかりませんが。
神秘的です。
聖三位一体教会の住所は、Ausros Vartu 7, Vilnius。
旧市街の聖テレサ教会
そしてこの左前方には「聖テレサ教会」が見えます。
夜明けの門
この聖テレサ教会の右奥が「夜明けの門」です。城壁と同時に作られた5つの城門のうち現存する唯一の門で、門の上に礼拝堂が作られていますよ。
二階にはマリア様がいらして、大勢の観光客?地元の方?が。少しアップで。
夜明けの門を通り抜けてみました。門の内側そのものは殺風景。外から見るとこうです。
夜明けの門の住所は、Aušros Vartų g. 12, Vilnius。
内側から見たのと随分雰囲気が違いますね。この両側、少し城壁が残っていました。(それがその先は円形城砦につながり、昔むかしはここをお城の入り口とし、城壁に囲まれた大きな城だったのでしょう=今の旧市街)
あ~それにしても、普段はめっちゃ出不精な私がよく歩いた!偉いぞ私!あとはホテルに帰るだけ。
ヴィリニュスのオールセイント教会
帰り道にまた一つ教会が。オールセイント教会。とは言え、間近に寄って見る気力は既にナシでした。
オールセイント教会の住所はこちら、Rudninku g. 20/1, LT-01135,Vilnius,。
是非あなたに余力があったら、いえ、ちゃんと計画して訪れてみてくださいね。
ヴィリニュスで気をつけたらいいポイント
この近くにコンビニがあるはずで、そこでまたお酒の買出しをして帰ろうと思っていたのに(なぜかガイドブックに一軒だけコンビニの記載が!)、そのコンビニが、あるはずの場所にないっ!ま、もうしょうがないか。
ホテルの冷蔵庫に入ってるだろう、ホテルのじゃちょっと高いだろうけども、リタス(リトアニアのお金)も残ってるし使わないといかんし、いっか。と、とぼとぼホテルに戻りました。
この日のホテルは客室が20しかないこじんまりとしたところ。部屋に案内されると、小さっ!ま、寝るだけだからいいんだけどさ。と、汗臭い服を脱ぎ捨てベッドにごろ~んとなって部屋の中を見回すと!ぎゃーおう!
冷蔵庫がっ!ないっ!うっそー!私の水分はっ!?しかもっ!ワイヤレスでネット使い放題のはずだったのにっ!部屋まで電波が届いていないっ!うっそ~・・・もう外に買いに行く気力はなし。
たまたま、カウナスで買ったビール1缶とワイン1本とミネラル・ウォーター1本、それからパンが一個あったので、これでしのぐか、と。
と私事で長くなりましたが、
ヴィリニュスで気をつけたらいいポイントは、食料の買い出しが出来るお店の場所と営業時間を事前に調べたりホテルの人に聞くなどして、おさえておくこと!
そして、ホテルに冷蔵庫があるかどうかやWi-Fiの使い勝手など、ホテル側の情報だけではなく利用者の声なども調べておくことをオススメします!
リトアニアの首都ヴィリニュスの名所と観光のポイントはコレ!のまとめ
- ヴィリニュスには旧市街があるので名所は多い!
- ヴィリニュスの街は迷路のように複雑なので、地図必須で自分がどこを歩いているのか把握しておくのがコツ!
- ヴィリニュスにはたくさんの教会があるので、時間に制限があるなら見たい所と場所をおさえて時間に余裕のあるスケジュールを立てよう!
- 食料が調達出来る場所やホテルの内情も事前に調べておくべし!
リトアニアはフィンランド経由で行きやすいので、是非訪れてあなたの目で見て肌で感じてみてくださいね!