壁を作らず、もっとラクに生きるために楽しむ5つのポイント
昨日ね、久しぶりにちょっと嬉しいことがありました。
Twitterでつぶやいたのですが…
今日の収穫。
30代の頃、必死に練習したのに手の内に入ってこなかった曲に、
およそ20年ぶりに向き合ってみたら、壁がすっかりなくなっていた事。こういう事があるから、人生やめられないよね、
まだ頑張れるって思える。— 荒井千裕 ピアニスト/心と体をラクに使ってピアノを弾く方法を発信するピアノ講師 (@ChihiroARAI) January 30, 2021
あなたもこんな風に感じたことはありませんか?
30代だった頃は、どんな曲にもガムシャラになっていて、毎日6時間くらい練習していました。
弾いて弾いて、弾いて弾いて弾いて弾いて、ようやく弾けるようになるという感じ。
あの頃は、「やれば出来る!やれば出来るようになる時が来る!」と思っていたのですが、どんなに頑張っても弾けない曲もあって、どうしようもない自分の力量の壁に何度もぶつかったのでした。
今思うと、考え方や意識の置き方・とらえ方が今と比べるととても狭い世界だったので、そりゃ、どんなに練習したって弾けるようにならないのはある意味当たり前だったなぁと。
40代の頃も結構「弾く時間」を主にしていました。
それでも30代とは違う事が出てきます。
それは、徐々に来る体力の低下・視力の低下(老眼)。
これは予想出来た事。
つまり、次第に弾きたいという気持ちだけでは弾けなくなる、技術を要する曲が出てくるだろうなと。
でも、予想出来なかったこともあるんです。
それはね、自分の意識・好奇心の矛先が変わるということ。
これは人によって違うと思うので、「へぇ」くらいに読み流してもらえれば。
私の場合の変化については、これは年齢を重ねたからなのか、東日本大震災があったことの影響が強いのか、もしくはその両方が相まったのか、よくわかりません。
でも、明らかに30代で好んでいた音が多くて激しかったり華やかな曲・意志の強い曲に、興味がなくなりました。
だからね、必要以上に自分で自分を苦しめることはないの。
壁はあなた自身で作っているかもしれません。
あなたが今「壁」だと感じている事を乗り越える・「壁」を壁でなくしてしまう、もっとラクに生きるためのヒントをお伝えします。
Contents
99%の努力を「楽しむ」に変えちゃおう!

「99%の努力と1%のひらめき」とは、エジソンの言葉として有名です。
1%のひらめきがあれば、99%の努力は報われるの?
このエジソンの有名な言葉は、要するに「99%の努力がなければ、何事をも成し遂げられない」と解釈され、「努力」という言葉が一人歩きしたもの。
もちろん、全く努力せずに何かが出来る!などと思うのは、危険です。
だけどね、「努力」を美化しすぎるのも、どんなもんでしょう?
ちょっとニュアンスが違うんじゃないかしら?と思う事があります。それはね、
「努力」する事は、「辛い事」「大変な事」「厳しい事」だというと結びつけて思い込んでしまう事。
あ、私がポワンと感じた事を書いているだけなので、イヤな感じを持たせてしまったら、ごめんなさい。
あまり深く受け止めないで流して下さいね。
あのね、私の提案です。
99%の「努力」を、「楽しむ」に変えたらどうかしら?
99%楽しむ!
99%の遊び心を持って、努力を楽しんじゃったら、1%のキラキラの「ひらめき」が降ってくるよ!
今のステージで力を出し切れば、次に繋がる!

今の自分を超えたい、今の器を大きくしたい、今いる所から、飛躍したい、もっと、もっと上へ!と思うのは、人として当然の「向上欲」です。
決して「わがまま」でも「無い物ねだり」でも、「欲しがりん坊」でもありません。
「当然」のことです。人には「欲」があるのですから。
「欲」には、いろんなものがありますが、ここでは「向上したい欲」についてお話しますね。
私自身、何度か経験があるので、確信しているいるオススメごとです。
「もっと上へ」「もっと高いステージで」と、上の世界に自分が行く事を望むなら、
「今いるこのステージでのやるべき事」を、精一杯、出来る事は全て全力でやる事です。
今いるステージを全力で夢中になれると、次のステージへは「あっ!」と言う間に繋がりますよ。
一生懸命やってるのに!ずっとずっと頑張っているのに!
次のステージが見えないような気がするなら、
それはもしかしたら、「方法」が違っているのかもしれません。
あるいは、目指す方向が違っているのかも。
肩に力が入りすぎているのかも、しれませんよ。
本当に無我夢中になっている時は、「私こんなに頑張ってるのに!」とは思わないのです。
そんなことにすら気づかないほど、夢中に、全集中しているもの。
でもね、「無我夢中になる」というのは、意識して出来る事ではないなぁとも思います。
ともかく、あなたがもっと上のステージへ行きたいなら、今あなたの目の前にある事に全集中してみましょう!
人生は宝箱
人生は、まるで目の前に宝箱が置かれているよう。
その宝箱に気づかない時も、あります。
今までは、気づかなかった事の方が、多かったのかもしれません。
宝箱を、開けるも自由、開けないのも自由。
その宝箱が、大きいと感じるか、小さいと感じるのか?
それはあなた次第です。
宝箱を開けた時に目に付くものは何なのか?
手に取るものは、何なのか?
宝箱の中にあるもの全てを手に取るのだろうか?
それとも何を手に取ろうかと吟味するのか?
きっとみんな、「わたしだけの宝箱」を持っているもの。ピアノにおいても、同じコトですよ。
限界の壁は自分で作っていた
何かをするのに(本当はしたいのに)、「出来ない、私には出来ない」とつい思ってしまう事はありませんか?
「だって」と並べられる理由は多分、一つじゃないでしょう。
- 歳が・・・
- 体力が・・・
- 時間が・・・
- お金が・・・
確かに歳を重ねていけば、実際に出来なくなっていく事はあります。
体だって、勝手に膝が傷んだり階段が辛くなったり、夜更かし出来なくなったり視力が衰えてきたり。
そして嗜好が変わることも。機械じゃないのだから、嗜好が変わるのはおかしな事じゃありません。
それとは別に。
- だって一般的にはそれ、無理じゃない?
- だって、この歳でそれやったら恥ずかしくない?
とかって、「人様からそう思われたらイヤだ」という、あなたの気持ちの問題です。
大事なのは、「わたしはどう思うのか?」って事じゃないでしょうか?
私も以前は、「一般的には」「普通はこうだから」と、無意識のうちに話していました。
これはつまり、無意識のうちに自分で壁をいっぱい作っていたんだという事です。
この考え方をやめたら、毎日が面白くなってきましたよ。
せめて、「歳のせい」で壁をいっぱい作るのはやめましょうか。
今を味わい楽しみ尽くす!

今を味わい、楽しみ尽くそう!
人生は、ただ一つの事をどうとらえるか?
どちらの方から見てみるか?
いかにフィルターをかけないか?
これらの違いで、その後が変わってくるのだろうと思います。
どちらが良い悪いと決めつける事は、出来ません。
だってそれが良いか悪いかは、それを受け止める人によって、全く変わってきますから。
だから、周りの目や常識と思われる事に縛られるな!
あなたが、何をどう感じるか?
それを大事にして、味わい尽くして楽しんで欲しいと 思っています。
今日のピアノ動画*シューベルト「即興曲」Op.142-3
ティブレイクは、シューベルトさまの「即興曲」Op.142-3”主題と変奏”をお送りします。
この記事を書いた1月31日は、シューベルト様の誕生日(1797−1828)。
あなたも何かシューベルト作品を弾いてみませんか?
壁を作らず、もっとラクに生きるために楽しむポイントまとめ
- 99%努力していたその努力を「楽しむ」に変えちゃおう!
- 今目の前のことに全集中すれば、次のステージへ行けちゃう!
- 人生は宝箱のよう。目の前の宝箱を開けちゃおう!
- 限界の壁は実は自分で作っているだけだ!
- 今を味わって楽しみ尽くすことこそが、ラクに生きる最大のポイント!
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
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