毎年、生きていれば誰にも等しく訪れる「誕生日」。でも亡くなった方でも、大事な人・大好きな人の誕生日はいつの年も気になる1日だと思います。

6月8日は私にとってとても大事な日。

6月8日は、私が敬愛する作曲家シューマン様の誕生日であり、最愛の息子の誕生日でもあるのです。というわけで、今日はシューマン様についてもう少し知ってみましょう。

シューマンとは?

好きな人は知っているでしょうけれど、よく知らない方のために簡単にシューマンについて。ざっくりとね。

ロベルト・アレクサンダー・シューマン(1810-1856)は、ドイツの作曲家。

1810年生まれには、他にも超有名な作曲家のショパンがいます。ショパンはポーランド生まれ。他にも1年前に生まれたのがメンデルスゾーン、1年後生まれにリストがいるの。花のロマン派4人組です。(いや、4人組なんて言わないと思いますが、ロマン派音楽を代表する4人の作曲家である事に変わりないでしょう。)

ロマン派を代表する4人の作曲家の中で、1番人気が薄そう。なんと言ってもピアノの詩人ショパンや、貴婦人方を熱狂させたリストには人気はかないません。(注:ロマン派の作曲家は他にもいますよ)

悲しいけれど実際に私の経験上、シューマンを弾いても「よく知らないから」とポカンとされる事実に多し。逆にシューマン好きさんがおられると、喜ばれます♡おっと脱線(汗)。

シューマンはね、思い込みが激しくて熱しやすい人。そしてファンタジーいっぱいの空想家。

「アベッグ変奏曲」で、シューマンにはまった

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私がシューマン作品に出会ったのは、小1の時。自分の部屋が与えられ、私の枕元には一つのオルゴールが置かれました。そのオルゴールの音色が、私にとっての子守唄だったの。

そのオルゴールの曲が、シューマン「子供の情景」第7曲の”トロイメライ”でした。多分、それからしばらくの間、その美しい曲がシューマンという作曲家の作品であることを、知らなかったと思います。

そしてまた時を経て、ちゃんとシューマンの作品を学んだ第1号が、この「アベッグ変奏曲」。ちゃんとしたタイトルは、『アベッグ(ABEGG)の名による変奏曲』。1830年、シューマンが20歳の時の作品です。しかも、作品1。

この曲の出版を控えていた時に、シューマンは母に宛ててこんな手紙を送っています。

私の心の大空は、今や希望と予感に満ちています。

海を前にしたヴェネツィアの大聖堂のように、高い誇りを持って、私は広い世界に結ばれて行きます。

この最初の一雫が、広大な大気に霧と散る一滴が、もしかすると、傷ついた心にたどり着き、その痛みを和らげ、傷を治すかもしれません。
そう思うことは、何と心の安らぐ美しい考えではありませんか!

※ 引用元は、こちら(144ページ目)。

曲名にあるように、「アベッグ(ABEGG)変奏曲」は「ABEGG」を音に当てはめて作られています。つまり、「ABEGG」=「ラシミソソ」を主題として作られているの。

この曲は「伯爵令嬢パウリーネ・フォン・アベッグ」に献呈されていますが、この令嬢も架空の人物。シューマンは、架空の人物や状況を作るというか、想像(創造)するのが好きだったよう。

人の名前をフレーズに取り入れる事も、よくあります。そんなものを見つけると、小さく文字通り「小躍り^^;」します。へへへ。

さて、そんな「アベッグ変奏曲」は、”主題”と”3つの変奏”と、”カンタービレ”と、”幻想曲風のフィナーレ”から成っています。大好きだからか?シューマン作品の中でもステージに上げる機会は、多い一曲だと思います。

今日のピアノ動画*シューマン「アベッグ変奏曲」

ティブレイクは話の流れでシューマン様の「アベッグ変奏曲」を。

これは2016年に発生した熊本地震のためのチャリティ・リサイタルで演奏したもの。2016年8月28日、東京渋谷のラトリエさんにて。ピアノはシゲルカワイでした。

ありがとうございました。

6月8日はロベルト・シューマンの誕生日。あなたも少し、シューマンに触れてみませんか?

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