1年の終わりの日にシューマン作曲「大晦日」はいかが?

いろんな事があった2020年、そして2021年。

日本のみならず、世界中の人達の生活・日常を一変させてしまった「コロナ・ウィルス」。
コロナが収まるめどもなく、拡大の一途をたどって2020年を終え2021年を迎えました。

2021年は、1年延期されたオリンピック・パラリンピックの開催に翻弄される中、感染者数は桁違いのうなぎ登りとなり、人々の感覚は次第に麻痺していったかのようにも思います。

それでもワクチン接種が進むと驚くほど沈静化。これで収束へ向かう?と僅かな期待をよそに、またオミクロン株の登場により、じわじわと感染者数が増えつつあります。

年末の東京タワー
年末の、ある日の東京タワー

このコロナ禍、私も多くの皆様同様に、仕事が激減した時期がありました。
予定していた発表会が、緊急事態宣言で、ホールの自粛で中止になったこと2回。

でも、振り返ってみれば、私の場合はオンライン・レッスンをすることは1回もなく、1日のレッスン数を制限しての対面レッスンと動画レッスンで対応できました。

また、私も、そして私に関わりのある生徒さんやそのご家族に至るみなさんが、誰一人感染すること無く、今年を乗り切り、新年を迎えようとしている今、まさに奇跡だ!私達はなんて幸せなんだ!と思わざるを得ません。

そんな1年の終わりに、敬愛するドイツの作曲家、ロベルト・シューマン様の「大晦日」を聴いてみませんか?

ドイツを代表する作曲家シューマン

1年お疲れ様!
1年お疲れ様!

ドイツを代表する作曲家と言っていいでしょう。

いや、ドイツには、バロック時代を代表するヨハン・セバスティアン・バッハ様(1685-1750)に、古典派を代表するルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン様(1770-1827)が。

そして続くドイツのロマン派を代表する作曲家、その御方こそが、ロベルト・アレクサンダー・シューマン様(1810-1856)なのです。

ドイツの作曲家ロベルト・シューマン
ドイツの作曲家ロベルト・シューマン

こちらの画像のお方こそが、シューマン様ですよ。
代表作はいっぱいありますけども、万人が知っている超ド級の有名曲ならば、「トロイメライ」でしょう。

シューマンの有名曲と言えば「トロイメライ」

えぇ、わたくしが西洋音楽の中で、生まれて初めて聴いてドハマリしたのもこの「トロイメライ」でございました。

へ?シューマン?イマイチぴんと来ないわ〜、という方でも、「トロイメライ」ならご存知ではないかしら。

「トロイメライ」は、シューマンの「子供の情景」に収録されています。

この映像は、2013年9月に訪れた気仙沼でのチャリティ・コンサートでのもの。

気仙沼市民会館に集まった、仮設住宅におられた皆様方が、少しでも穏やかなひとときを過ごせたら、という思いで弾きました。

さて、話を戻しましょう。

シューマン作曲の「大晦日」とは

シューマン様が作ったピアノ曲に「子供のためのアルバム(ユーゲント・アルバム)」という曲集があります。

この「子供のためのアルバム」作品68は、43の曲で成っているのですが、この曲集に「大晦日」という作品が。

「子供のためのアルバム」は、第1部が「小さな子供のために」とし、18曲収録、第2部は「大きな子供のために」として25曲収録されています。
これで全43曲ですが、出版後に追加されたWoO.16が4曲、WoO.30が13曲あります。

「大晦日」は、「大きな子供のために」の最終曲として収録されている作品なんですよ。

ピアノ動画*シューマン「大晦日」

というわけで2020年最後の動画は、シューマン様の「子供のためのアルバム」から第43曲”大晦日”をお送りします。

ぜひ、あなたも弾いてみてくださいね。

本年も、お付き合いくださり、ありがとうございました。

新しい年も、あなたが自由にピアノを楽しめますよう、お祈りしております。
どうぞ良いお年をお迎えくださいね。

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